雨漏り
雨漏り(あまもり)は、雨が意図しない場所から建築物などの内部へ侵入すること。雨漏りは建物だけでなく乗り物類やテント類でも起きる。
建築物の場合
[編集]原因
[編集]雨漏りの原因は、水の存在(滞留)、水路(みずみち)の存在、水を動かす重力などの力の作用とされ、防水工事では水の存在(滞留)をなくすか、水路を塞ぐ方法がとられる[1]。
屋根の種類では、入母屋などに比べて陸屋根のほうが雨漏りのリスクは高くなる[2]。一方で勾配の特に大きい屋根でも軒の出が小さい構造となり、外壁開口部が大きくなって雨漏りのリスクが高くなるという調査がある[2]。また天窓や屋根付属物(頂側窓やドーマ窓)のある住宅でも雨漏りのリスクは高くなる[2]。このほか屋根では、軒の出が小さく雨の遮蔽効果が低い場合や、けらばの出が大きく風の影響が大きい場合(屋根端部の変形やふき材のずれが生じる可能性がある場合)も雨漏りのリスクは高くなる[2]。
外壁の種類では、モルタル塗り(湿式)の外壁において、施工不良のほか、経年による寒暖の繰り返しや強い日射などによってひび割れ、目地シーリングの破断や剥離などを生じることがあり雨水浸入のリスクが高くなるという調査がある[2]。
資格
[編集]乗り物の雨漏り
[編集]雨漏りは、自動車でも発生する。たとえばルーフキャリアを設置する際に屋根への施工に不備があったり、経年による錆で自動車の屋根(ルーフ)に微小な穴があく、ルーフと側面の継ぎ目に(ほとんど見えない)錆による穴があく、そのほか外から見えにくいトランク蓋まわりの水はけ用の溝に錆で穴があく、防水用ゴムパッキン(窓ガラスやドアやトランクの蓋の周囲にある)が劣化しひび割れる、などといったことが原因である。
中古車の売買においては買い手側が購入前の時点でこの問題に気付きにくいということもある。新車であっても設計不良や工場出荷時の検査不備によって雨漏りする自動車が市場に流通し、購入者らがメーカーを相手取り集団訴訟を起こした事例もある[6][7][8]。
鉄道車両においても経年劣化等により雨漏りが発生することがある。そうした場合は別の車両に入れ替えるといった措置が取られることがある[9]。
脚注
[編集]- 1 2 3 「防水」改修読本 東海防水改修工事協同組合 2026年2月22日閲覧。
- 1 2 3 4 5 事例から学ぶ住宅トラブルとその実態 一般財団法人住宅保証支援機構 2026年2月22日閲覧。
- 1 2 3 4 5 新築木造戸建住宅における雨漏り 事例と防止のためのポイント 公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センター 2026年2月22日閲覧。
- ↑ NPO法人雨漏り診断士協会 2026年2月22日閲覧。
- ↑ 一般社団法人雨漏り鑑定士協会 2026年2月22日閲覧。
- ↑ “前代未聞だった現代自の欠陥新型車 雨漏り、燃費水増し…お粗末なクルマづくり - SankeiBiz”. 産経新聞 (2013年11月11日). 2016年11月6日閲覧。
- ↑ “購入後に雨漏りを発見してしまったら!? - カーセンサー”. リクルート (2008年12月9日). 2016年11月6日閲覧。
- ↑ “中古車に雨漏りがあった場合のクレームは受け付けてくれる? - Goo-net”. プロトコーポレーション (2015年5月21日). 2016年11月6日閲覧。
- ↑ “国鉄時代から使用の気動車が雨漏り…出発遅れる 老朽化が原因か JR北海道”. 産経新聞 (2016年8月16日). 2016年11月6日閲覧。