難波洋三

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難波 洋三(なんば ようぞう、1955年 - )は、日本考古学者奈良文化財研究所埋蔵文化財センター長。

来歴[編集]

兵庫県姫路市出身。京都大学工学部を終了後、同大文学部へ編入。京都大学大学院博士課程修了(考古学専攻)。現在は、奈良文化財研究所に勤務。

主に弥生時代銅鐸を中心とする考古学的研究に携わる。また、近世土器、ガンダーラ仏教時代の土器の研究についても、堅実で独創的な成果をあげ、注目を浴びている。第20回濱田青陵賞受賞。

主な論文[編集]

  • 「銅鐸」『弥生文化の研究』第6巻、雄山閣出版、1986年
  • 「同笵銅鐸の展開」『シルクロード学研究叢書』3、シルクロード学研究センター、2000年
  • 「近畿式・三遠式銅鐸の成立」『歴博国際シンポジウム2006 古代アジアの青銅器文化と社会発表要旨集』、国立歴史民俗博物館、2006年
  • 「市坂の土器作り」『京都大学構内遺跡調査研究年報 1986年度』、京都大学埋蔵文化財調査研究センター、1989年
  • 「楽茶碗の成立とホウラク」『人環フォーラム』第12号、京都大学大学院 人間・環境学研究科、2002年

脚注[編集]