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隆平永宝(隆平永寳、りゅうへいえいほう)は、796年(延暦15年)に、日本で鋳造、発行された銭貨である。皇朝十二銭のひとつ。
直径24~25mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いている。銭文(貨幣に記された文字)は、時計回りに回読で隆平永寳と表記されている。裏は無紋である。量目(重量)3g程度の青銅鋳造貨である。
4年間の猶予期間の後、旧銭を廃止するとして発行され、隆平永宝1枚に対し旧銭10枚の交換比率が設定された。しかし、旧銭の廃止計画は808年(大同3年)に中止した。