隅田川橋梁 (東武伊勢崎線)

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東京都墨田区(隅田川東岸)から。(2005年8月)

隅田川橋梁(すみだがわきょうりょう)は、隅田川に架かる鉄道橋で、東武鉄道伊勢崎線(東武スカイツリーライン)を通している。

形式は中路カンチレバーワーレントラス、鋼材重量910(重量トン)、橋長166mの鉄道橋梁である。橋の西岸は浅草エリア(東京都台東区)の花川戸であり、花川戸鉄道橋(はなかわどてつどうきょう)という別名もある。

橋の概要[編集]

この橋は、東武浅草駅まで延長するために、隅田川に架けた。隅田川河畔の景観に配慮するためと車窓からの隅田川の眺めを考慮して、高いトラス橋にせず、架線柱に曲線のデザインが取り入れられた。また、計画の際には隅田公園を通る路線が計画されていたが、隅田公園の景観を損なわないよう公園を避けるようにルートの設定がなされた。なお1931年から1943年まで、橋のすぐ東側に隅田公園駅が設けられていた。

デザイン性の高さを物語る逸話として、太平洋戦争後間もなく、進駐軍から設計図の提出を求められたという。

なお、浅草駅入線に際する運転の制約上、この橋梁付近での制限速度は15km/hとなるほか、両渡り線が設置されている。橋梁上に分岐器は設置されないのが通例であるが、浅草駅寄りの高架区間に設置するスペースがなく、やむを得ず設置されているものである。

列車がゆっくりとこの鉄橋を渡る風景は非常に穏やかで、鉄橋の造りも相まって、現在は浅草の情緒を引き立てる役ともなっている。2018年には観光・行楽客向けに夜のライトアップが始められた。西岸からは東京スカイツリーと一体の光景が眺められる[1]

諸元[編集]

  • 構造形式 複線中路カンチレバーワーレントラス(3径間)
  • 橋長 166m
  • 幅員 不明
  • 着工 昭和2年
  • 竣工 昭和6年5月25日
  • 施工主体 東武鉄道
  • 橋梁設計 田中豊
  • 橋桁製作 横河橋梁製作所

隣の橋[編集]

(上流) - 桜橋 - 言問橋 - 隅田川橋梁 - 吾妻橋 - 駒形橋 - (下流)

脚注・出典[編集]

  1. ^ 浅草⌒ツリー きらめく166メートル「隅田川橋梁」ライトアップ東京新聞』朝刊2018年5月5日(都心面)2018年12月19日閲覧。

外部リンク[編集]

座標: 北緯35度42分43秒 東経139度48分04秒 / 北緯35.71194度 東経139.80111度 / 35.71194; 139.80111