陽朔県

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中華人民共和国 広西自治区 陽朔県
相公山から望む漓江とカルスト地形
相公山から望む漓江カルスト地形
広西チワン族自治区中の陽朔県の位置
広西チワン族自治区中の陽朔県の位置
中心座標 北緯24度47分 東経110度30分 / 北緯24.783度 東経110.500度 / 24.783; 110.500
簡体字 阳朔
繁体字 陽朔
拼音 Yángshuò
カタカナ転写 ヤンシュオ
チワン語
国家 中華人民共和国の旗 中華人民共和国
自治区 広西
地級市 桂林
行政級別
政府所在地 陽朔鎮
面積
総面積 1,428 km²
人口
総人口(2004) 31 万人
人口密度 210.1 人/km²
経済
電話番号 773
郵便番号 541900
ナンバープレート 桂C
行政区画代碼 450321
公式ウェブサイト http://www.yangshuo.gov.cn/

陽朔県(ようさく-けん)は、中国広西チワン族自治区桂林市に位置するである。漓江西岸に位置し、秀麗な景観があり、呉邁の詩『桂林山水』に「陽朔堪称甲桂林」とうたわれている。桂林盆地の南東端部に位置する[1]

陽朔県には「中国旅遊名県」の名誉がある。改革開放以来の対外開放の観光都市の第1陣として、陽朔はその美しく独特の風景により多くの観光客を呼び、観光業はすでに陽朔経済の支柱産業となった。

カルスト地形に属する自然景観は独特であり、桂林山水の精華が集まっている。比較的に名所とされる場所は洋人街である西街、映画「劉三姐」の撮影が行われた大榕樹景区、月亮山、龍潭、ここ数年新しく開発された世外桃源風景区、胡蝶泉風景区など、その観光業の多彩さは道中の地元の農民をも驚き楽しませる。

映画監督の張芸謀指揮による大規模な山水を背景にした野外ショー「印象劉三姐」には近年多くの観光客が訪れている。山水を舞台とした中国初の野外ショーで、何度も改善を行いながら上演されている。すでに陽朔観光の一つの名物にもなっている。

また陽朔には、漓江と碧蓮峰の下の摩崖石刻、徐悲鴻の旧居、孫中山の北伐講演の場所などいくつか人文景観もある。

歴史[編集]

111年元鼎6年)、前漢は荊州零陵郡に始安県を設置、陽朔を管轄した。後漢になると始安侯国に改められている。

三国時代になると265年甘露元年)に陽朔地区に尚安県熙平県を設置、荊州始安郡の管轄とした。西晋泰始年間(265年 - 274年)、尚安県が廃止となり管轄地域は熙平県に編入され始安郡の所轄とされた。

南朝梁代(502年 - 556年)、熙平県は始安県に編入されたが、隋朝が成立すると590年開皇10年)に始安県の県治が熙平より現在の陽朔鎮に移転、県衙が羊角山麓に設けられ、「羊角」と「陽朔」が同音であることより県名とされここに陽朔県が成立した。

621年武徳4年)、唐朝は陽朔県の一部に新たに帰義県(県治は白沙鎮旧県村)を設置したが、627年貞観元年)には廃され陽朔県に統合され、現在まで沿襲されている。

行政区画[編集]

区分 名称
6 陽朔 白沙 福利 興坪 葡萄 高田
3 金宝 普益 楊堤

姉妹都市[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 『コンサイス地名辞典 外国編』、三省堂、1977年7月、P1082。

外部リンク[編集]

陽朔県政府所在地である陽朔鎮
中国地名の変遷
建置 590年
使用状況 陽朔県
前漢 始安県
後漢 始安国
三国 尚安県 / 熙平県
西晋 熙平県
東晋十六国 熙平県
南北朝 始安県
陽朔県
陽朔県 / 帰義県
五代 陽朔県
北宋/ 陽朔県
南宋/ 陽朔県
陽朔県
陽朔県
陽朔県
中華民国 陽朔県
現代 陽朔県