陳樹菊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チェン・シューチュー

陳樹菊
生誕 台湾雲林県
国籍 中華民国の旗 中華民国
職業 八百屋慈善家
テンプレートを表示
陳樹菊
各種表記
繁体字 陳樹菊
簡体字 陳樹菊
拼音 Chén Shùjú(普通話
Tân Sū-kiok(台湾語
ラテン字 Chen Shu-chu
テンプレートを表示

陳樹菊(チェン・シューチュー、1951年 - )は、台湾慈善家

経歴[編集]

生い立ち[編集]

1951年、台湾雲林県西螺鎮で生まれる。 7歳の時、家族で台東県に移り住む。台東県台東鎮仁愛国民小学卒業。 その後、母親と死別し、7人家族を養うために学校を中退し、台東中央市場にある父親の八百屋で働き始めた。

慈善活動への経緯[編集]

1969年、弟が重い病気にかかり、治療は1年以上続いたため、生活は苦しくる。その後、地元の小学校の教師が募金活動を開始したが、間もなくして亡くなる。 家族へのこのような親切な行為を経験して、将来、貧しい人たちに役立つことを何かしよう決心する。

慈善活動[編集]

個人財産の寄付[編集]

2005年母校に図書館を建設するために450万台湾ドル(約1千8百万円)、地元の孤児院に100万台湾ドル(約4百万円円)などを寄付した。 質素な生活とわずかな収入にもかかわらず、さまざまな理念に対して1,000万台湾ドル(約4,000万円)近くの額を寄付することができた。その内訳は、子供の基金に 32,000万台湾ドル(約128,000万円)、さらにこの孤児院の3人の子供たちを経済的に支えている。その活動により、2010年にタイムの「100人のヒーローたち」に選ばれ、フォーブズ・アジア誌の「48人の慈善活動の英雄」の一人にも選ばれた。現在、教育、食育と健康管理で貧困者を援助する基金の設立を計画している。

脚注[編集]