阿佐谷
阿佐谷(あさがや)は、東京都杉並区の地名である。阿佐ヶ谷・阿佐ケ谷とも表記する。現行行政地名としては阿佐谷北(あさがやきた)一丁目から六丁目、および阿佐谷南(あさがやみなみ)一丁目から三丁目が存在する(いずれも住居表示実施済み区域)。
目次
地理[編集]
中心部の阿佐ケ谷駅を境に阿佐谷北・阿佐谷南の2区域に区分され、江戸時代の阿佐ヶ谷村の範囲とほぼ一致する。街のシンボルとなっているケヤキ並木(中杉通り)が南北に通る。北部は阿佐谷北一丁目から六丁目で日大二高通りと早稲田通りが北限になっている。南側は阿佐谷南一丁目から三丁目で杉並区役所があり、青梅街道が南限で街道沿いには南阿佐ケ谷駅がある。
関東大震災のあった大正時代あたりから山の手の郊外住宅地として人口が増加し、現在では駅周辺以外は住宅地が密集している。河北総合病院、世尊院、阿佐ヶ谷神明宮(旧・天祖神社)、日本基督教団阿佐ヶ谷教会など趣のある場所が多く、また書店・古書店も多い。
夏には南口の大型商店街「阿佐谷パールセンター」において阿佐谷七夕まつりが開催される。また阿佐谷にはジャズ喫茶やライブハウスなどが多くあることから、毎年10月に阿佐ケ谷駅を中心としてジャズミュージシャンが街中で演奏するという「阿佐谷ジャズストリート」が開催されている。
地域内の町名[編集]
阿佐谷北[編集]
地域北部。一丁目から六丁目まである。 北口にも歴史のある商店街「阿佐谷商和会」をはじめ商店街にて各イベントを行っている。
北西部は杉並区下井草・本天沼に接する。北部は中野区白鷺に接する。北東部は中野区大和町に接し、東部は杉並区高円寺北に接する。南部はJR線の線路を境に杉並区阿佐谷南に接し、西部は杉並区天沼に接する。地域内を中杉通りが縦貫している。阿佐ケ谷駅の北側にあたり、駅周辺に商店なとが広がる他は住宅地になっている。
阿佐谷南[編集]
地域南部。一丁目から三丁目まである。
北部はJR線の線路を境に阿佐谷北と高円寺北に接する。東部は高円寺南に接する。南部から西部は青梅街道を杉並区境に梅里・成田東・荻窪 にそれぞれ接する。当地域には北側にある阿佐ヶ谷駅と南側の青梅街道下にある南阿佐ケ谷駅があり、駅周辺に商店なとが広がる他は住宅地になっている。杉並区役所も阿佐谷南に所在する。
歴史[編集]
阿佐谷の地名は伝統的には「阿佐ヶ谷」と表記され、この表記は駅名等に現在も使用されているが、行政地名の表記は1965年(昭和40年)の住居表示実施に際し「阿佐谷」に統一されている。
地名の由来は桃園川の浅い谷地であったことに由来するとされ、中世には阿佐ヶ谷氏と呼ばれる一族が支配した阿佐ヶ谷村であった。1889年には甲武鉄道が敷設され、1922年に阿佐ケ谷駅が建設される。また、1921年には西武軌道により新宿から荻窪までの青梅街道上に路面電車が敷かれ(後の都電杉並線)、阿佐谷にも停留所が設けられる。当電車は現在の丸ノ内線に機能をゆずり、1963年に廃止されている。
大正時代の関東大震災後から昭和にかけて都心や下町から井伏鱒二をはじめ、与謝野晶子、太宰治、青柳瑞穂、伊馬春部、三好達治、火野葦平、徳川夢声など文人が住み、阿佐ケ谷文士村と言われた(荻窪・高円寺も含む)。
都市計画で知られた高山英華も幼少期から亡くなるまで阿佐ヶ谷に暮らした[1]。
そのほか、阿佐ヶ谷に住んでいたことが確認されている人物に、横光利一、川端康成(馬橋)、安成二郎、額田六福、小森三好、上林暁、桜井浜江、森本忠、永松定、岸田国士、浜野修などがいる。
施設・行事[編集]
施設[編集]
- 阿佐ヶ谷神明宮
- 阿佐谷すずらん通り
- 阿佐谷図書館
- 阿佐谷パールセンター
- 河北総合病院
- 須賀神社
- 杉並区役所
- 杉並警察署
- 杉並消防署
- 杉並区立産業商工会館
- 世尊院
- 馬橋稲荷神社
- タイタン (芸能プロダクション)
- 阿佐ヶ谷アニメストリート
行事[編集]
学校[編集]
- 杉並区立第一小学校
- 杉並区立第九小学校
- 杉並区立第六小学校
- 杉並区立阿佐ヶ谷中学校
- 私立杉並学院中学校・高等学校(旧・菊華中学校・高等学校)
交通[編集]
- 鉄道
- 道路
- 路線バス
阿佐谷を舞台にした作品[編集]
- テレビ
- 『ママはアイドル』
- 『青春オーロラ・スピン スワンの涙』
- 『ひとつ屋根の下』
- 『ひとつ屋根の下2』
- 『はぐれ刑事純情派ファイナル』(2005年、テレビ朝日)第4話
- 『危険なアネキ』第8話
- 『セクシーボイスアンドロボ』
- 『匿名探偵』
- 『働きマン』 - ドラマ版で主役の松方弘子の住まいが阿佐ヶ谷
- 映画
- 漫画
- 小説
- アニメーション
- 『アクエリオンロゴス』 - (劇中では「阿佐ヶ谷」表記)阿佐ヶ谷アニメストリート内にあるカフェスタイルのイベントショップ「SHIROBACO」が主な舞台。阿佐ヶ谷の街並みも劇中頻繁に登場する。
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ^ 東秀紀『東京の都市計画家 高山英華』鹿島出版会
外部リンク[編集]
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