阿久根西目中継局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

阿久根西目中継局(あくねにしめちゅうけいきょく)は、鹿児島県阿久根市西目の馬見塚にある、テレビ放送の中継局である。

民放はTBS系列南日本放送(MBC)とフジテレビ系列鹿児島テレビ放送(KTS)は見ることができるものの、テレビ朝日系列鹿児島放送(KKB)と日本テレビ系列鹿児島読売テレビ(KYT)は、割り当てられているチャンネルがないためアナログ放送では映らなかった。

ただし、阿久根中継局の電波を受信してKKBとKYTが見られる地域があり、阿久根中継局が入りにくい地域でも熊本県水俣中継局あるいは牛深中継局の電波を受信して見ることができるため、水俣中継局にもアンテナを向けて、テレビ朝日系列は熊本朝日放送(KAB)で、日本テレビ系列は熊本県民テレビ(KKT)を通じて見ることになるが、アナログでは設置されなかったKKBとKYTもデジタル完全移行後、デジタル新局として当地に中継局が設置されることになった。

放送設備[編集]

地上デジタルテレビジョン放送送信設備[編集]

ID 放送局名 物理
チャンネル
空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
開局日
1 MBC
南日本放送
31 300mW 720mW[1] 鹿児島県 1,354世帯 2008年11月28日
2 NHK
鹿児島教育
30 700mW[2] 全国
3 NHK
鹿児島総合
32 740mW[3] 鹿児島県
4 KYT
鹿児島讀賣テレビ
17 770mW[4] 2011年12月1日
5 KKB
鹿児島放送
23 750mW[5]
8 KTS
鹿児島テレビ放送
29 720mW[6] 2008年11月28日
  • 主な受信地域:鹿児島県阿久根市西目地区
  • NHK・MBC・KTS 2008年11月7日予備免許交付。同年11月17日から11月27日まで試験放送。
  • KKB・KYT 2011年10月7日予備免許交付。同年10月24日から11月30日まで試験放送。
  • KKBとKYTはもともと阿久根中継局のアナログ放送に割り当てられていたチャンネルである。

地上アナログテレビジョン放送送信設備[編集]

チャンネル 放送局名 空中線
電力
ERP 放送対象地域 放送区域
内世帯数
45 KTS
鹿児島テレビ放送
映像3W
/音声750mW
映像8.7W
/音声2.2W
鹿児島県 不明
51 NHK
鹿児島総合
53 MBC
南日本放送
55 NHK
鹿児島教育
全国
  • 主な受信地域:鹿児島県阿久根市西目地区
  • 2011年平成23年)7月24日の停波をもって、全局廃局となった。
  • KKBとKYTにはチャンネルが割り当てられていなかった。

注釈[編集]