闘いの挽歌

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闘いの挽歌
ジャンル 横スクロールアクション
ハックアンドスラッシュ
対応機種 アーケード
開発元 カプコン第2企画室
発売元 日本 カプコン
アメリカ合衆国 ロムスター
ヨーロッパ カプコン
デザイナー 西山隆志
プログラマー 江川陽一
音楽 森安也子
人数 1 - 2人(交互プレイ)
メディア 業務用基板
(768.50キロバイト
稼働時期 INT 1986041986年4月
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
デバイス 8方向レバー
2ボタン
CPU Z80 (@ 6 MHz)
サウンド Z80 (@ 4 MHz)×2
YM2203 (@ 1.5 MHz)×2
MSM5205 (@ 384 kHz)
ディスプレイ ラスタースキャン
横モニター
256×240ピクセル
60.00Hz
パレット1024色
テンプレートを表示

闘いの挽歌』(たたかいのばんか、英題:Trojan)はカプコン1986年4月に稼働開始したアーケード用アクションゲーム

同年12月24日にはファミリーコンピュータ版が発売され、2006年3月2日にPlayStation 2で発売されたカプコン クラシックス コレクションに収録されている。また、ファミリーコンピュータ版は、2016年8月31日よりWii Uバーチャルコンソールにて配信が開始されている。

概要[編集]

サイドビュー形式のアクションゲーム。プレイヤーキャラクターと敵キャラクター達は当時としてはかなり大型で見栄えのするグラフィックが用いられている。それとは対照的にゲーム内容は非常にシンプルかつストイックであり、ステージにはギミック的な要素はほとんど存在せず、プレイヤーを脅かす要因はもっぱら敵キャラクターからの攻撃である。

主人公の攻撃方法は剣だけで、防御は盾で行う。ただし、丸まり攻撃やマジックボールを盾で受けると素手になる。

NAMCO x CAPCOM』(2005年)のシルフィーの通常技に本作の名前のものがある。ゲーム誌『ゲーメスト』の通販コーナー、『まるゲ[1]屋』の吉崎観音四コマ漫画にて、このゲームの主人公がカプコンゲームの初代の「リュウ」である事が判明している[2]

ゲーム内容[編集]

8方向レバーと2つのボタンを使って、主人公「リュウ」を操作する。2つのボタンの効果は武器を持っているときは「剣を振る」と「盾で防御」だが、素手になると「パンチ」と「キック」に変更される。

全6ステージの2周構成で、合計12ステージ。画面の左右から迫ってくる敵を倒して進む。各ステージの最後にいるボスを倒せばクリア。

プレイヤーの体力ゲージは攻撃を受けると減っていく。体力回復にはステージクリアか、時々登場する回復アイテム(翼の生えたハート)を取るしかない。体力が全て無くなるか、タイムオーバーで1ミスとなる。3ミスでゲームオーバー。ただし、コンティニューすると一定のポイントからゲームが再開する。

設定[編集]

ストーリー[編集]

核戦争が終局を迎えた世紀末、剣王が率いる悪の軍団によって支配され続けている世界があった。この世界の人々は悪の軍団の横暴なやり方に怯えながらの生活をすごしていた。すべての武術を習得している君は、剣王の力に怯えている人たちの依頼を受け、この世界に再び平和を呼び戻すべく悪の軍団に立ち向かう[3]

ステージ構成[編集]

STAGE 1:FIRST MISSION
  • 廃墟の街の中を進むステージ。
STAGE 2:THE CRAGGY CLIFF
  • 岩山を背景に進むステージ。
STAGE 3:HIDING PLACE 1
  • ビルの内部をエレベーターに乗って進むステージ。
STAGE 4:HIDING PLACE 2
  • 建物内部を進むステージ。
STAGE 5:HIDING PLACE 3
  • 建物内部をマンホールの穴から下へと進むステージ。
STAGE 6:THE FINAL BATTLE
  • 古めかしい宮殿のような場所を進むステージ。

キャラクター[編集]

リュウ
  • 主人公。
マムシ
アイアンアーム
アルマジロン
ゴブリン
マッスラー
トロージャン
剣王アキレス

他機種版[編集]

No. タイトル 発売日 対応機種 開発元 発売元 メディア 型式 売上本数
1 日本 闘いの挽歌
アメリカ合衆国 Trojan
ヨーロッパ Trojan

日本 198612241986年12月24日
アメリカ合衆国 1987021987年2月
ヨーロッパ 198903231989年3月23日
ファミリーコンピュータ カプコン第2企画室 カプコン 1メガビットロムカセット[4] 日本 CAP-TA
アメリカ合衆国 NES-TJ
ヨーロッパ NES-TJ-EEC
-
2 Trojan
アメリカ合衆国 1986年
PC/AT互換機 カプコン カプコン フロッピーディスク - -
3 カプコン クラシックス コレクション
アメリカ合衆国 200509272005年9月27日
ヨーロッパ 200511182005年11月18日
日本 200603022006年3月2日
Xbox
PlayStation 2
カプコン カプコン DVD-ROM PS2:アメリカ合衆国 SLUS-21316
ヨーロッパ SLES-53661
日本 SLPM-66317
-
アーケード版の移植、Xbox版は日本未発売
4 カプコン クラシックス コレクション
日本 200609072006年9月7日
PlayStation Portable カプコン カプコン UMD ULJM-05104 -
アーケード版の移植
5 カプコン アーケード キャビネット
日本 201302192013年2月19日
ヨーロッパ 201302202013年2月20日
PlayStation 3
(PlayStation Network)
Xbox 360
(Xbox Live Aracade)
カプコン カプコン ダウンロード PS2:日本 NPJB-00210
-
アーケード版の移植
6 Capcom Arcade Cabinet: Game Pack 3
アメリカ合衆国 201305192013年5月19日
PlayStation 3
(PlayStation Network)
Xbox 360
(Xbox Live Aracade)
カプコン カプコン ダウンロード - -
アーケード版の移植
7 Capcom Arcade Cabinet: All-In-One Pack
アメリカ合衆国 201305212013年5月21日
PlayStation 3
(PlayStation Network)
Xbox 360
(Xbox Live Aracade)
カプコン カプコン ダウンロード - -
アーケード版の移植
8 闘いの挽歌
日本 201608312016年8月31日
Wii U
バーチャルコンソール
カプコン カプコン ダウンロード - -
ファミリーコンピュータ版の移植
ファミリーコンピュータ版
  • 業務用にはいない敵キャラクターが登場する。
  • 回復アイテム以外のパワーアップアイテムが追加されている。
  • 2周目はなく、6ステージ終了でエンディング。
  • VSモードが追加されている。
PlayStation 2版
  • ジャンプボタンを含む3ボタンでの操作になる。

スタッフ[編集]

アーケード版
  • ゲーム・デザイン:西山隆志
  • プログラマー:江川陽一
  • 音楽:森安也子
ファミリーコンピュータ版
  • 音楽:森安也子
  • 音楽プログラマー:坂口由洋

評価[編集]

評価
レビュー結果
媒体 結果
AllGame 4/5stars(NES)[5]
ファミ通 28/40点(FC)[6]
ファミリーコンピュータMagazine 19.68/30点(FC)[4]
アーケード版

1998年にそれまで発売されていたアーケードゲーム全てを対象に行われたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では「秀作ゲーム」として選定され、「操作系は、レバーでジャンプを行い、2つのボタンは剣を振るものと、盾を構えるものがあった。当時、ボタンでガードというアイデアは初めての試みだった」、「それほど派手ではなく、かつゲームの難易度が半端じゃなく高いので、やらなかった人が多いが、ハマった人はこれほどハマったゲームはないといっていいほど熱いゲームだ」と紹介されている[7]

ファミリーコンピュータ版
  • ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では、6・7・8・7の合計28点(満40点)となっている[6][8]。レビュアーの意見としては、「暗くてジメジメした世界が展開されている」、「難しくて進めなかった『魔界村』の5倍くらいは面白い」などと評されている[6]
項目 キャラクタ 音楽 操作性 熱中度 お買得度 オリジナリティ 総合
得点 3.57 3.28 3.22 3.51 3.01 3.09 19.68

脚注[編集]

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  1. ^ 正確には○の中に「ゲ」の文字が入っている。
  2. ^ 2代目は必殺無頼拳、3代目がストリートファイターシリーズ、4代目以降はブレスオブファイアシリーズ。
  3. ^ 業務用販促チラシより。
  4. ^ a b c 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」、『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店1991年5月10日、 76頁。
  5. ^ Trojan for NES (1986) - Moby Games”. Blue Flame Labs. 2017年4月16日閲覧。
  6. ^ a b c ファミコン通信』第1・2巻、アスキー1987年1月9日
  7. ^ 「ザ・ベストゲーム」、『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、 145頁、 ISBN 9784881994290
  8. ^ 闘いの挽歌 まとめ [ファミコン]/ ファミ通.com” (日本語). KADOKAWA CORPORATION. 2017年4月16日閲覧。

外部リンク[編集]