闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜

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闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜
ジャンル 少年漫画
漫画
作者 加地君也
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2003年18号 - 35号
巻数 全2巻
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闇神コウ〜暗闇にドッキリ!〜』(やみかみコウ くらやみにドッキリ)は、加地君也による日本漫画作品。

あらすじ[編集]

高校生の少年・コウは、鬼に襲われていた幼馴染の茜を助けようとして命を落とし、幽霊となる。そこへ芦屋路蔭と名乗る呪術師の少女が現れ、自分の闇神になれば生き返らせると取引を持ちかける。茜を助けるためにコウはやむなく取引に応じる。路蔭の闇神となったコウは、鬼を百匹倒せば人間に戻れると言われ、四神御霊会を駆使しながら鬼と戦うことになる。

作中の用語[編集]

闇神[編集]

「骸錬師(がいれんし)」という鬼退治を専門とする者が、骸錬術(がいれんじゅつ)と呼ばれる術を用いて死者の魂を闇神にする。闇神となった死者の頭蓋骨は闇神と繋がっており、頭蓋骨への衝撃が闇神にも伝わるようになっている。闇神は、四神御霊会で呼び出した四神を用いて鬼を退治する。

四神御霊会(しじんごりょうえ)[編集]

四神と呼ばれる式神を呼び出し、武器として用いる。なお、一般的な四神の司る五行思想とは異なる属性で構成されている。

白虎(びゃっこ)
地を司る四神。名前の通り白い虎として顕現する。四神御霊会の際は右腕が虎の頭部のようになる。打撃を強化する傾向にあり強烈な破壊力を有する。喧嘩殺法を得意とするコウと相性のいい四神であり、使用率が高い。
玄武(げんぶ)
火を司る四神。亀とそれに巻きつく足のない竜の姿で権限する。四神御霊会の際は弓となり、唯一遠距離からの攻撃を可能とする。あまり相性は良くないのか、使用されることは少ない。
青龍(せいりゅう)
水を司る四神。名前の通り竜の姿で顕現する。四神御霊会の際は剣となる。切断能力を持つほか、武器としては接近戦に利用出来ることからか、白虎に次いでその使用率は高い。また、水を司るが強化の際に火の式神をとりこんでも能力の低下などは見られなかった。
朱雀(すざく)
風を司る四神。鳥の姿で顕現する。四神の中でもっとも凶暴で、使役できたのは伝説の闇神のみと言われている。四神御霊会の際は空間に呪印を張り巡らせ、その空間内を思い通りに操ることができるようになる(コウ曰く「こいつの腹の中」)。事実上、その空間内でのあらゆる現象を支配しているに等しいため、結界内部であれば無敵に近い。

骸錬師(がいれんし)[編集]

闇神や骸錬術を用いて鬼退治を専門としている者を骸錬師と呼ぶ。陰陽師の一派であったが、千年前に闇神が暴走する事件を起こし、陰陽師から独立した。

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人が怨念を抱いたため魂が変化した生物。その姿は、一親等以内の血縁者、もしくは恨みを向けられている者、霊力が強いものにしか見えない。大半は怨念の赴くままに衝動的な行動をし、怨念の対象がいなくなってからは、無差別に殺戮や破壊を繰り返す。いわゆる悪霊に近い存在であるが、生前の姿や恨みの種類に影響された異形になる。また、一部の電磁波の影響も受ける模様。稀に生きたまま鬼になるケースがあり、その場合は高い知能を持つ。

純粋な死者の魂を用いた闇神や自己の魂から生み出される式神も鬼の一種ではあるが、その出自が異なるため鬼のように欲求や怨念のままに行動することはない(他者の魂を用いた闇神には暴走の可能性がある)。

本作品の後半は鬼の断末魔が「ぐおに!?」であることが多いが、元々「ぐお!?」だったのがアシスタントに「ぐおに」と読まれた事から、作者が気に入って使い続けたと単行本2巻で語られている。

登場人物[編集]

広瀬鋼(ひろせ コウ)
本作品の主人公。通称「コウ」。曲がったことが嫌いな正義感の強い性格をしている。喧嘩っ早い性格などを含めてもごく普通の高校生だったが、幼馴染の茜を助けるために命を落とし、路蔭の術によって闇神として生き返る。以後は路蔭に核である頭蓋骨を握られ奴隷のように扱われる。実は闇神として優れた才能を持っており、それが後半での切り札となる。序盤は四神なしでは苦戦を強いられることが多かったが、後半では徐々に四神抜きでも戦闘力を持っていることを見せるようになる。
芦屋路蔭(あしや ろいん)
骸錬師の少女。金の亡者で性格も口も悪いが、学校では優等生を演じている。鬼に殺されたコウを闇神にして奴隷のように扱う。「路蔭」は仕事上の名前で、本名は芦屋聖子(あしろや せいこ)。優れた術者でありコウ抜きでも高い戦闘力を発揮するほか、頭脳担当でもあり作戦を考案するなどリーダーとしての素質も十分有している(やや強引ではあるが)。最終回ではコウに対して好意を抱いていたかのようなことを口にしている。
榊原茜(さかきばら あかね)
コウの幼馴染で、鬼に襲われているところを路蔭とコウに助けられる。礼儀正しく明るい性格の持ち主。のちに「北辰巫女(ほくしんのみこ)」と呼ばれる、千年に一度現われる特別な存在であることが判明する。
月御門醒明(つきみかど せいめい)
美形の陰陽師で、今の心霊ブームの立役者。闇神を危険視している。陰陽師としても高い能力を持ち、十二神将(式神=自己の魂から生み出す鬼)を使役する。クールな性格であるがやや排他的で敵と認識したものには容赦がない感情的な面も。しかし、CDを出しているほか妙な陰陽道本を出版しているなど、性格にそぐわぬ仕事も数多くこなしている。なお、彼の行使する十二神将は原典通り一部四神と重なる名前の式神も存在するが、こちらの個体は名前の字が異なる。

単行本[編集]

  1. 彼の命は突然に…!! ISBN 4-0887-3511-0 / ISBN 978-4-0887-3511-5
  2. 今 其処にある魂 ISBN 4-0887-3545-5 / ISBN 978-4-0887-3545-0