長谷部健
長谷部 健 はせべ けん | |
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![]() 内閣府地方創生推進室より公表された肖像 | |
生年月日 | 1972年3月28日(50歳) |
出生地 |
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出身校 | 専修大学商学部 |
前職 |
特定非営利活動法人グリーンバード理事長 渋谷区議会議員 |
現職 | 東京都渋谷区長 |
所属政党 | 無所属 |
称号 | 商学士 |
配偶者 | 佐分千恵(元テレビ朝日アナウンサー) |
公式サイト | 渋谷区長の長谷部健(ハセベケン)公式サイト |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2015年4月27日 - 現職 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2003年5月1日 - 2015年 |
長谷部 健(はせべ けん、1972年(昭和47年)3月28日[1] - )は、日本の政治家。東京都渋谷区長(2期)。元渋谷区議会議員(3期)。
来歴[編集]
東京都渋谷区神宮前生まれ。原宿おひさまの会、渋谷区立神宮前小学校、渋谷区立原宿中学校(現・渋谷区立原宿外苑中学校)、佼成学園高等学校、専修大学商学部卒業[3]。大学卒業後、博報堂に入社した[4]。当時の上司には、クリエイターの箭内道彦がいた[5]。
2003年1月、清掃活動等を行う特定非営利活動法人グリーンバードを設立し、理事長に就任。同年4月、渋谷区議会議員選挙(第15回統一地方選挙)に無所属で出馬し、初当選した。以後、2015年まで3期12年間、渋谷区議を務めた[4]。区議在任中は会派「無所属クラブ」に所属し、渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例(渋谷区パートナーシップ条例)の提案等を行った。
2015年、渋谷区議を辞職し、渋谷区長選挙(第18回統一地方選挙)への出馬を表明した。引退を表明した桑原敏武区長の推薦を受ける以外は、政党の推薦や支持を受けずに無所属で立候補し[6][7]、民主・維新・社民・生活4党の推薦及び日本共産党の支援を受けた元東京都議会議員の矢部一や、東京都議会議員を辞職して出馬した自民・公明両党の推薦を受ける村上英子らを破り、当選した[8][9]。2019年、2選。
2020年6月、第39回ベスト・ファーザー イエローリボン賞 政治・経済部門[10] 並びに第12回ベスト・ネクタイスト[11] に選出。 2023年1月4日、今年4月23日に行われる渋谷区長選挙に3選に向けて出馬することを表明した。
政策[編集]
渋谷区長就任の挨拶で「多様性を尊重し認め合うダイバーシティがキーワードです」と述べ、就任後に渋谷区基本構想等審議会を設置した。2016年11月、従来の基本構想『創意あふれる生活文化都市 渋谷-自然と文化とやすらぎのまち-』から『ちがいを ちからに 変える街。渋谷区』へ改定、渋谷区長として『成熟した国際都市』の実現を推進する。
2015年4月、「渋谷区男女平等と多様性を尊重する社会を推進する条例」を施行、渋谷区として「パートナーシップ証明書」発行も注目され、電話相談などの直接支援や理解を促進する啓発などを行う。
2017年2月に師岡康子・香山リカ・五野井郁夫と講演を開き、渋谷区では男女や性的少数者などや在日韓国・朝鮮人などの民族少数者などを尊重する社会を実現するための条例を制定して、渋谷区で多文化共生を推進することを表明した[12][13]。
地域の商業動向に加えて寛容な政策から、ハロウィンや年越しカウントダウンやFIFAワールドカップなどのイベント期間中には、国内外から来街者が渋谷駅周辺に集結し、年々規模が拡大していった。 しかし、イベント中の治安や騒音などの諸問題が悪化したことから、2018年(平成30年)10月31日のハロウィンでは、渋谷区長として店舗等にアルコール瓶の販売自粛を要請し、来街者に節度を守るように呼びかけも行っている[14]。
選挙結果[編集]
2015年[編集]
※当日有権者数:176,703人 最終投票率:41.37%(前回比:1.15pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
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長谷部健 | 43 | 無所属 | 新 | 25,326票 | 36.1% | |
矢部一 | 64 | 無所属 | 新 | 22,812票 | 32.5% | (推薦)民主党、維新の党、社民党、生活の党 (支持)日本共産党 |
村上英子 | 59 | 無所属 | 新 | 21,267票 | 30.3% | (推薦)自由民主党、公明党 |
今城陸人 | 67 | 無所属 | 新 | 728票 | 1.0% |
2019年[編集]
※当日有権者数:184,602人 最終投票率:39,95%(前回比:-1.42pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
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長谷部健 | 47 | 無所属 | 現 | 55,601票 | 75.3% | |
大井かずお | 65 | 無所属 | 新 | 15,067票 | 24.6% |
著書[編集]
- 『シブヤミライ手帖』2005年、木楽舎 ※「ハセベケン」名義
脚注[編集]
- ^ 特別区長会・渋谷区長の紹介
- ^ “テレ朝・佐分アナ、3人目を妊娠「3人も育てられるかな。でも、私も三姉妹」”. J-CASTニュース. (2014年4月10日) 2016年12月31日閲覧。
- ^ “長谷部 健” (日本語). TEDxShibuya. 2020年12月26日閲覧。
- ^ a b プロフィール - 長谷部健(ハセベケン)
- ^ “箭内道彦さん - ソトコト”. www.hasebeken.net. 2020年12月26日閲覧。
- ^ “渋谷区長選 長谷部区議出馬へ”. 東京新聞. (2015年4月30日) 2016年12月31日閲覧。
- ^ “渋谷区がLGBTに優しくホームレスに厳しいのはなぜ? マツコも憤るLGBTの商売利用”. livedoorニュース. (2015年5月16日) 2016年12月31日閲覧。
- ^ “統一地方選:前区議、政党推薦組退ける…東京・渋谷区長選”. 毎日新聞. (2015年4月27日) 2015年6月3日閲覧。
- ^ “新人の長谷部さん「新しい渋谷つくる」 多様性訴え 激戦区長選制す”. 東京新聞. (2015年4月27日) 2015年6月3日閲覧。
- ^ “ベストファーザー発表・授賞式”. 日本ファーザーズ・デイ委員会. 2020年6月13日閲覧。
- ^ “2020年6月12日 「第12回 ベスト・ネクタイスト」 発表!!”. 東京ネクタイ協同組合 (2020年6月12日). 2020年6月13日閲覧。
- ^ “渋谷区男女平等及び多様性を尊重する社会を推進する条例” (日本語). 渋谷区公式サイト. 2022年2月24日閲覧。
- ^ “渋谷区 条例作り含めヘイト対策考えるシンポ 区長も参加”. 毎日新聞. (2017年2月23日) 2017年2月25日閲覧。
- ^ 「ハロウィーンは「節度を持って」 長谷部健渋谷区長が呼び掛け」シブヤ経済新聞、2018年10月23日
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 渋谷区長の長谷部健(ハセベケン)公式サイト
- 長谷部健 (hasebeken.shibuya) - Facebook
- 区長の部屋 | 渋谷区公式サイト
- MOTTAINAI Lab
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