長澤彩

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
長澤 彩
Aya Nagasawa
個人情報
本名 佐藤 彩
さとう あや
生年月日 (1988-06-11) 1988年6月11日(35歳)
国籍 日本の旗 日本
身長 165.3cm
体重 60.6kg
チーム情報
所属 日本競輪学校
期別 106期
分野 トラックレース
役割 選手
プロ所属チーム
2014年 - 2020年
2020年 -
日本競輪選手会愛知支部
日本競輪選手会福岡支部
グランツール最高成績
主要レース勝利

ガールズケイリンコレクション

  • 2017年 5月
  • 2018年 8月アルテミス賞
  • 2019年 8月アルテミス賞
最終更新日
2023年8月1日

長澤 彩(ながさわ あや、1988年6月11日 - )は、日本女子競輪選手岐阜県各務原市出身。日本競輪選手会福岡支部所属(当初は愛知支部所属)。日本競輪学校(当時。以下、競輪学校)第106期生。師匠は武井克敏(75期)。現姓、佐藤[1]

経歴[編集]

岐阜女子商業高等学校時代の2005年第36回全国高等学校バレーボール選抜優勝大会(春の高校バレー)に出場[2]。同校卒業後、中日美容専門学校を経て美容師となった[3]

競輪選手になる前は、美容師として愛知県の美容室で働いていた。その勤務先の美容室の社長の父親が元競輪選手であり、また自転車愛好家だった影響を受け、自身も休日の合間を縫ってロードバイクで遠出するようになった[4]。その後、ガールズケイリンが開始されたことを受け、趣味を生かしてみたいという思いから転職を決意。

競輪学校の入学試験は、最初の受験となった第104回入学試験で適性試験にて受験するも不合格となる。2012年12月20日、技能試験で受験した第106回入学試験に合格[5]。在校競走成績は4位(24勝)[6]

2014年5月3日京都向日町競輪場でデビューし4着。初勝利は同年5月4日の同場。初優勝は同年6月7日の青森競輪場で挙げた。

2017年4月22日松山競輪場で通算100勝を達成。同年5月4日にはガールズケイリンコレクション京王閣ステージで、ガールズケイリンコレクション初優勝[7]。また、私生活では同年2月に同じく競輪選手の佐藤健太と結婚することが報じられ[8]、6月に入籍した。

2018年は、8月16日のガールズケイリンコレクションいわき平ステージ・アルテミス賞レースで優勝[9]

2019年は、8月15日のガールズケイリンコレクション名古屋ステージ・アルテミス賞レースで優勝し、アルテミス賞連覇を果たした[10]

2020年10月16日、第一子を妊娠している事を公表した。また、11月1日付けでデビューより在籍していた愛知支部から福岡支部へ移籍する事も発表し[11]12月2日付けで移籍した[12]。なお、夫である佐藤健太も同時期に福岡支部へ移籍している[13][14]

2021年4月16日、第一子となる長女を出産。レースには復帰予定としたが[15]、子育てに時間を割いていたこともあり復帰が長引いたことで、復帰戦は2022年9月16日からの防府FII(モーニング)となった[16]

2024年1月19日西武園FII(ミッドナイト)で産休明け復帰後初優勝。3年5か月ぶり、通算48回目の優勝となった[17]。「ママさんレーサー」としての優勝は加瀬加奈子に次いで二人目。

主な獲得タイトル[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 広報KEIRIN 第112号(2ページ目参照)” (PDF). JKA (2017年6月30日). 2020年12月3日閲覧。
  2. ^ 第36回春の高校バレーEXPRESS
  3. ^ 【競輪】長沢彩、美容師から転身! - デイリースポーツ 2014年7月11日
  4. ^ 生徒インタビューリポート 長澤彩編
  5. ^ 日本競輪学校第106回生徒入学試験合格者名簿 (PDF)
  6. ^ 競走成績戦法別一覧表(女子第3回生)総合 (PDF)
  7. ^ ガールズケイリンコレクション2017 京王閣ステージ 優勝は長澤彩選手!”. ガールズケイリン情報配信サイト (2017年5月4日). 2017年5月16日閲覧。
  8. ^ “長沢彩ゴールイン A級1班の佐藤健太と結婚”. 日刊スポーツ(nikkansports.com) (日刊スポーツ新聞社). (2017年2月25日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/1783837.html 2017年8月6日閲覧。 
  9. ^ ガールスケイリンコレクション2018 いわき平ステージ アルテミス賞は長澤彩選手が優勝!”. ガールズケイリン情報配信サイト (2018年8月16日). 2019年8月25日閲覧。
  10. ^ ガールズケイリンコレクション2019 名古屋ステージ アルテミス賞レース 優勝は長澤彩選手!”. ガールズケイリン情報配信サイト (2019年8月15日). 2019年8月25日閲覧。
  11. ^ “【ガールズケイリン】長沢彩が福岡移籍!現在妊娠4カ月…出産に伴い、愛知から夫・佐藤健太の出身地へ”. 中日スポーツ (中日新聞社). (2020年10月16日). https://www.chunichi.co.jp/article/137897?rct=raceother 2020年10月16日閲覧。 
  12. ^ 広報KEIRIN 第153号(2ページ目参照)” (PDF). JKA (2020年12月31日). 2021年1月5日閲覧。
  13. ^ 広報KEIRIN 第152号(2ページ目参照)” (PDF). JKA (2020年11月30日). 2020年12月1日閲覧。
  14. ^ “佐藤健太「気持ち新たに」福岡復帰初戦/小倉ミッド”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2020年11月11日). https://www.nikkansports.com/public_race/keirin/mid_cal/news/202011110000846.html 2020年12月3日閲覧。 
  15. ^ “ガールズケイリン長沢彩が第1子の長女出産 あまりの安産に夫もビックリ”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2021年4月16日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202104160000610.html 2021年4月17日閲覧。 
  16. ^ “長沢彩がママになって2年ぶりのバンク復帰 手探り状態で不安も「私は本番タイプなので」/防府  ”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年9月15日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202209150000873.html 2022年9月17日閲覧。 
  17. ^ “【競輪】「久米詩さんをかわせたのはうれしい」前回西武園で優勝の長沢彩が再び上位目指す/松山”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年2月2日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202402020000858.html 2024年2月2日閲覧。 

外部リンク[編集]