長崎バス時津営業所

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時津北部ターミナル(時津営業所四代目社屋)
時津北部ターミナルで始発待ちの車両
時津営業所三代目社屋、移転後は車庫機能のみ残されている

長崎バス時津営業所(ながさきバスとぎつえいぎょうしょ)は長崎県西彼杵郡時津町日並郷字1085番地110にあり、主に時津町内や長与町内の路線を担当する長崎自動車の営業所である。

沿革[編集]

  • 1940年(昭和15年)11月 時津町浦郷新地にあった長彼自動車を買収し、敷地と社屋が長崎バス時津営業所となる[1]
  • 1968年(昭和43年)9月10日 社屋の建て替えが行われる[1][2]
  • 1992年(平成4年)12月9日 社屋が再び建て替えられる[3][1]
  • 2015年(平成27年)4月6日 社屋を十工区(日並郷)に移転し、時津北部ターミナルを併設した営業所となる[4]

概要[編集]

社屋内にバスの待合所を併設した事業所であり、主に大串線乗り継ぎの拠点として運用されている。かつては国道206号国道207号の交差する時津町交差点の側、時津ウォーターフロント公園の前に事業所を構えていたが、2015年春のダイヤ改正で移転が行われ、バスターミナル併設型の事業所となった。四代目となるターミナル併設の営業所は三代目までの社屋を置いていた場所から北西に約3km程度離れており、大型店舗密集地区の片隅に建てられている。ターミナル併設の建屋には事務所と待合所、トイレのみを設け、整備工場は敷地内に別の建屋として設置されている。また、建物と給油設備、洗車機以外の敷地はバスなどの車庫として使用されている。ターミナルは大串線、桜の里ターミナル発着便、一部の通学用路線が経由地として使用するが、日並郷を通るその他の路線は営業所から見て裏通りに位置する旧道を経由する。

瀬戸営業所(西海市)がさいかい交通に移管されたため、現在長崎バスで唯一長崎市外にある営業所となっている。長崎バスの営業所としては中程度の規模となる[5]

現行路線[編集]

上横尾 - 左底 - 西時津 - 溝川 - 長与ニュータウン線[編集]

※は一部の便のみ始発・終点として使用する。

  • 上横尾 - 左底(さそこ) - (ミスターマックス時津店)- 時津(親和銀行前側) - 時津町役場 - (金堀団地→時津七工区→七工区中央→金堀団地) - 西時津 - 溝川※ - 寺の下 - 榎の鼻 - 長与駅東口 - 長与ニュータウン

2006年(平成18年)9月1日運行開始[6]。ベッドタウン同士である長崎市北部の横尾地区と長与町の長与ニュータウンを結ぶ小型バス路線で、日中は1時間に1本の間隔で運行される。データイムの一部便が北東部の時津七工区を経由、平日のみ一部の便がミスターマックス時津店に乗り入れる。発着地の長与ニュータウン内とミスターマックス時津店では行き先に関係なく全便が右回りで運行される。愛称は長与町の名物であるミカンにちなみ「みかんちゃん」或いは「みかんバス」。運行車両にはミカンが描かれている。

横道 - 道の尾 - サニータウン - 長与ニュータウン線[編集]

  • 横道 - 道の尾 - 北陽台高下 - 城の平(西高田線側) - (イオンタウン長与) - 榎の鼻 - まなび野団地 - シーボルト校 - サニータウン - 池原 - 長与ニュータウン

ベッドタウン同士である長崎市北部の葉山地区と長与町の長与ニュータウンを結ぶ小型バス路線で、1時間に1本の間隔で運行される。当初は寺川内発着だったが、平成30年(2018年)4月のダイヤ改正で横道までに短縮された[7]。平日のみイオンタウン長与を経由する。発着地の長与ニュータウン内では、上り下りに関係なく全便が右回りで運行される。愛称は長与町の名物であるミカンにちなみ「みかんちゃん」或いは「みかんバス」。上横尾線と同じ車両で運行される。

溝川線[編集]

溝川バス停で始発待ちの車両

経由番号は時津方面行が1番、中央橋行きが20番である。ただし川平有料道路経由には経由番号が振られない。※は一部の便のみ始発・終点として使用する。

  • 溝川 - 浜田 - 時津※ - 道の尾 - 住吉 - 大橋 - ココウォーク茂里町 - 宝町 - 長崎駅前 - 大波止 - 中央橋
  • 中山ダム - 日並 - 左底 - 時津 - 道の尾 - 住吉 - 大橋 - ココウォーク茂里町 - 宝町 - 長崎駅前 - 大波止 - 中央橋
  • 溝川 - 浜田 - 時津 - 川平有料道路 - 経済学部前 - 市役所前 - 万才町 - 中央橋 - 長崎新地ターミナル
  • 時津→川平有料道路→経済学部前→市役所前→中央橋→長崎新地ターミナル
  • 長崎新地ターミナル→中央橋→大波止→長崎駅前→宝町→ココウォーク茂里町→大橋→住吉→道の尾→時津→浜田
  • 立神→飽の浦→稲佐橋→ロープウェイ前→城栄町→下大橋→住吉→道の尾→時津→浜田
  • 中央橋→大波止→長崎駅前→宝町→ココウォーク茂里町→大橋→住吉→道の尾→時津→時津港
  • 中央橋 - 大波止 - 長崎駅前 - 宝町 - ココウォーク茂里町 - 大橋 - 住吉 - 道の尾 - 時津 - 金堀団地 - 七工区中央

大村湾南岸の都市である時津町周辺と長崎市中心部を結ぶ時津営業所のメイン路線。朝と夕方の一部路線は金堀団地・七工区発着便や新地ターミナル周辺を経由する便など、普段は市内直通便のない地区にも乗り入れている。溝川行きは長崎市と時津町西部を結ぶ主要路線であり、10 - 15分に1本の間隔で運行される。かつては茂木方面発着の長距離路線であったが、2015年春のダイヤ改正で茂木からの直通運行が廃止され、中央橋発着となった[4]。中央橋では終点・始発共に肥後銀行前の停留所を使用している。中央橋行きは出島表門橋経由として運行される。

また、2004年秋のダイヤ改正以後、朝と夕方のみ井手園交差点から川平有料道路へ入り、西山トンネルを経由することで一般道経由よりも短時間で長崎市中心部と時津を結ぶ路線(通称川平バイパス線)が運行されている[8]。経由地の経済学部前(長崎大学片淵キャンパス)と上長崎小学校前(旧:西山郵便局前[9])は長崎県営バスの営業範囲であり、当初はクローズドドアシステムを採用していたが、2013年4月のダイヤ改正より乗降への制限がなくなった[10]

時津 - 長与線[編集]

※は一部の便のみ始発・終点として使用する。

  • 時津 - 浜田 - 溝川 - 寺の下 - 榎の鼻 - 南陽台中央 - シーボルト校 - まなび野団地 - 池原 - 長与駅
  • 大串 - 長崎オランダ村 - 亀岳 - 二股 - 大江橋 - 長浦 - (琴海ニュータウン)- 西海(にしうみ) - バイパス木場崎 - 時津北部ターミナル- 日並 - 左底 - 時津 - 浜田 - 溝川 - 寺の下 - 榎の鼻 - 南陽台中央 - 青葉台団地 - 長与駅西口 - 池原 - 長与ニュータウン
  • 長浦 - 琴海ニュータウン - 西海 - 木場崎 - 日並 - 左底 - 時津※ - 浜田 - 溝川 - 寺の下 - 榎の鼻 - 南陽台中央 - 青葉台団地 - 長与駅西口 - 池原 - 長与ニュータウン
  • 琴海ニュータウン→西海→木場崎→日並→左底→時津→浜田→溝川→寺の下→榎の鼻→長与駅東口→長与ニュータウン

基本的には時津町と長与町を結ぶ路線だが、西海市西彼町まで足をのばす長距離便も存在する。運行本数は少なめで、とくに日祝日は1往復のみの運行と極端に少なくなる。長与ニュータウン内では、上り下りに関係なく右回りで運行される。青葉台団地周辺では昭和町方面側に時津方面行き、長与駅方面側に長与ニュータウン行きが停車する。

内海(うちめ)線[編集]

経由番号は長崎新地発大串・三重方面が1番、長崎新地ターミナル行が20番である。※は一部の便のみ始発・終点として使用する。

外海(三重)方面

  • 長崎新地ターミナル - 大波止 - 長崎駅前 - 宝町 - ココウォーク茂里町 - 大橋 - 住吉 - 道の尾 - 時津 - 左底 - 日並 - 時津北部ターミナル - バイパス木場崎 - 西海 - 琴海ニュータウン - 平尾橋 - 道開 - 京泊 - 桜の里ターミナル
  • 長崎新地ターミナル - 大波止 - 長崎駅前 - 宝町 - ココウォーク茂里町 - 大橋 - 住吉 - 道の尾 - 時津 - 左底 - 日並 - 木場崎 - 西海 - (琴海ニュータウン) - 樫の久保 - 三重 - 石原
  • 石原→三重→桜の里ターミナル→京泊→道開→平尾橋→琴海ニュータウン→西海→木場崎→日並→左底→時津→道の尾→住吉→大橋→ココウォーク茂里町→宝町→長崎駅前→大波止→出島表門橋→長崎新地ターミナル(午前の数便のみ)

西海方面

  • 長崎新地ターミナル - 大波止 - 長崎駅前 - 宝町 - ココウォーク茂里町 - 大橋 - 住吉 - 道の尾 - 時津 - 左底 - バイパス日並 - 時津北部ターミナル (乗継便)
  • 時津北部ターミナル - バイパス木場崎 - 西海 - (琴海ニュータウン) - 長浦 - 大江橋 - 二股 - (バイオパークまたは宮浦) - 亀岳 - (下岳) - 長崎オランダ村 - 大串 (乗継便)
  • 長崎新地ターミナル - 大波止 - 長崎駅前 - 宝町 - ココウォーク茂里町 - 大橋 - 住吉 - 道の尾 - 時津 - 左底 - 日並 - 時津北部ターミナル - バイパス木場崎 - 西海 - (琴海ニュータウン) - 長浦 - 大江橋 - 二股 -(バイオパークまたは宮浦) - 亀岳 - (下岳) - 長崎オランダ村 - 大串
  • 長崎新地ターミナル - 大波止 - 長崎駅前 - 宝町 - ココウォーク茂里町 - 大橋 - 住吉 - 道の尾 - 時津 - 左底 - 日並 - 木場崎 - 西海 - (琴海ニュータウン) - 長浦※ - 大江橋 - 火引の浦※ - 風早 - 亀浦
  • 長与ニュータウン - 池原 - 長与駅西口 - 青葉台団地 - 南陽台中央 - 榎の鼻 - 寺の下 - 溝川 - 浜田 - 時津 - 左底 - 日並 - 時津北部ターミナル - バイパス木場崎 - 西海 - (琴海ニュータウン)- 長浦 - 大江橋 - 二股 - 亀岳 - 長崎オランダ村 - 大串
  • 長与ニュータウン - 池原 ‐ 長与駅西口 ‐ 青葉台団地 ‐ 南陽台中央 ‐ 榎の鼻 ‐ 寺の下 ‐ 溝川 ‐ 浜田 ‐ 時津 ‐ 左底 ‐ 日並 ‐ 木場崎 ‐ 西海 ‐ (琴海ニュータウン)‐ 長浦

時津周辺

  • 中央橋 - 大波止 - 長崎駅前 - 宝町 - ココウォーク茂里町 - 大橋 - 住吉 - 道の尾 - 時津 - 左底 - 日並 - 時津北部ターミナル
  • 長崎新地ターミナル - 中央橋※ - 大波止 - 長崎駅前 - 宝町 - ココウォーク茂里町 - 大橋 - 住吉 - 道の尾 - 時津 - 左底 - 日並 - 木場崎 - 西海 - 琴海ニュータウン
  • 琴海ニュータウン→バイパス木場崎→時津北部ターミナル※→日並→左底→時津→川平有料道路→経済学部前→市役所前→万才町→中央橋→長崎新地ターミナル
  • 時津 - 左底 - 日並 - 木場崎 - 西海 - 琴海ニュータウン - 長浦 - 大江橋 - 火引の浦 - 名串集会所 - 小口港

西彼杵半島の根元にある長与・時津と半島中部の琴海町尾戸や西海市西彼町を結ぶ。西彼杵半島一円はかつて長彼自動車の運行だったが、1940年(昭和15年)11月に長崎バスが路線ごと買収を行い、以後長崎バスの路線となっている[11]。長崎バスの西海経由の路線としては1941年(昭和16年)頃から運行開始[12]。1974年(昭和49年)9月2日より琴海ニュータウン線が運行を開始し[13]、1977年(昭和52年)5月20日より風早まで乗り入れるようになった[14]。2015年度(平成27年度)のダイヤ改正以降、大串線は日中はほとんどが時津北部ターミナル乗り換えとなっており[4]、大串行きや新地ターミナル行きの発車時刻が時津北部ターミナル行きの到着後に設定されている。

時津北部ターミナル乗継便はバイパス日並バス停を経由するが、乗継便以外は基本的にバイパス日並バス停を通らず、旧道の日並バス停を経由して運行される。また、時津北部ターミナル経由の長崎新地ターミナル行きは右側ではなく、行き先欄に「時津北部TM 新地ターミナル」と表示される。大波止経由長崎新地ターミナル行きは出島表門橋経由として運行される。

時津 - 小口港線は長浦 - 小口港間の渡船が1996年に廃止されたのに伴って同年から運行を開始した。琴海町合併後の2005年から自証寺前 - 小口港間が「琴海尾戸線」として長崎市コミュニティバスの一路線となったが[15]、運行形態は従前のまま時津からの直通運転が続けられており、バスも通常路線と同じ大型車が使用されている。

桜の里ターミナル行きと石原行きは時津経由以外に滑石経由等も運行されるため、それぞれ「時津北部 桜の里ターミナル」、「時津経由 石原」という行き先表示を用いて滑石経由等と区別している。

出典[編集]

  1. ^ a b c 75年史, p. 133.
  2. ^ 労組, p. 432.
  3. ^ 75年史, p. 59.
  4. ^ a b c 平成27年度ダイヤ改正について
  5. ^ 2011年(平成23年)10月時点で51台が所属 75年史, p. 133より
  6. ^ 75年史, p. 66.
  7. ^ 平成30年4月ダイヤ改正について”. 長崎自動車. 2018年4月24日閲覧。
  8. ^ 平成16年 秋のダイヤ改正のご案内
  9. ^ 平成26年4月ダイヤ改正について
  10. ^ 平成25年4月ダイヤ改正についてのお知らせ
  11. ^ 75年史, p. 19.
  12. ^ 五十年の歩み, p. 103.
  13. ^ 五十年の歩み, p. 105.
  14. ^ 五十年の歩み, p. 106.
  15. ^ デマンド交通システムの導入 24ページ、31ページ - 長崎市

参考文献[編集]

  • 私鉄総連長崎自動車労働組合 『私鉄の赤腕章 長崎自動車労組40年史』、1996年3月3日
  • 長崎自動車50周年社史編集委員会 『五十年の歩み 長崎自動車』、1986年
  • 長崎自動車75年史編集委員会 『長崎自動車75年史 NAGASAKI BUS GROUP』、2011年12月

座標: 北緯32度51分08秒 東経129度49分29秒 / 北緯32.852167度 東経129.824587度 / 32.852167; 129.824587