鍋島英比古

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鍋島 英比古(なべしま ひでひこ、1895年明治28年)12月25日 - 1944年昭和19年)12月24日)は、大日本帝国陸軍軍人。最終階級は陸軍少将(没後特進)。

経歴[編集]

佐賀県出身、鍋島藩士。陸軍輜重兵学校第30期卒業。1940年(昭和15年)8月1日から輸送指揮官・輜重第22輸送隊長を務め、1943年(昭和18年)4月20日から輸送指揮官・輜重第10輸送隊長を務めた。1944年(昭和19年)12月13日に輸送指揮官・輜重第十連隊長として「乾水丸」が高雄港を出発した。

レイテ島に向かっていると米軍は上陸激戦中で上陸不可能になり、マニラに上陸しルソン島防衛につくためにフィリピン沖の北方洋上を向かっていた。1944年(昭和19年)12月23日、上陸直前、千二百余名の乗った「乾水丸」は敵潜水艦の魚雷3発の攻撃を船腹に受けて轟沈し戦死した。

参考文献[編集]