錦繍山太陽宮殿
座標: 北緯39度3分47.5秒 東経125度47分20.7秒 / 北緯39.063194度 東経125.789083度
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| 錦繍山太陽宮殿 | |
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錦繍山太陽宮殿 | |
| 各種表記 | |
| ハングル: | 금수산태양궁전 |
| 漢字: | 錦繡山太陽宮殿 |
| 発音: | クムスサンテヤングンジョン |
| 日本語読み: | きんしゅうざんたいようきゅうでん |
| MR式: 2000年式: 英語表記: |
Kŭmsusan T'aeyang Kungjǒn Geumsusan Taeyang Gungjeon Kumsusan Palace of the Sun |
錦繍山太陽宮殿(クムスサンたいようきゅうでん、朝鮮語: 금수산태양궁전)は、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)平壌直轄市大城区域嵋岩洞にある霊廟。正式な漢字表記は「錦繡山太陽宮殿」。
旧称・錦繍山記念宮殿(금수산기념궁전)。かつての官邸であり、現在は金日成及び金正日[1]の遺体を永久保存、安置する施設である。
概要[編集]
北朝鮮の国家主席を務め、死後も「永遠なる領袖」として推戴されている金日成が生前、公務や生活をしていた主席宮殿『錦繍山議事堂(금수산의사당)』を、金日成の死後、遺体を保存する霊廟として改築・目的変更した。
金正日は談話で、次のように述べていた。「(金日成)主席を生前の姿で安置するうえで重要な問題は、主席をどこに安置するかということでした。わたしは錦繍山議事堂を記念宮殿として整え、ここに主席を生前の姿で永遠に高く戴くことを決心しました。幹部たちの意向はどうかと聞いてみると、彼らは世界的に公認された慣例にそって、主席をキムイルソン広場か万寿台の丘、あるいは万景台地区に陵を新しく建設してそこに安置してはどうかと考え、弔意の行事が終わり永訣式をおこなった後には、わたしが錦繍山議事堂で仕事をしなくてはならないと言いました。しかし、わたしは彼らの意向を受け入れることはできませんでした。錦繍山議事堂は、人民が至誠をつくして主席のために建設した贈物であり、主席が長い期間にわたってすごされ、朝鮮革命と人類の自主偉業を賢明に指導された歴史的な建物でした。錦繍山議事堂は名実ともに偉大な主席の主席宮でした。主席がおられた錦繍山議事堂を、主席の偉人像と陵としての特性に合わせて記念宮殿としてりっぱに整え、ここに主席を生前の姿で永遠に安置することは、主席の戦士、弟子であるわれわれの当然の道徳であり、信義です。」[2]
遺体の維持管理はロシアから派遣された技術者に依頼しており、年間維持費は80万ドル(日本円で9400万円)以上とされている[3]。
平壌市街北東、大城山に向かう金星通り沿いの地下鉄光明駅付近に位置する。外見は宮殿造りで、周囲は正面と側面を水堀、背後を高い塀に囲まれており、金日成の生前から厳重な警備が行われている。金正日政権の末期まではその場所を積極的に公表せず、市販の地図にも掲載されていなかった。元々の用途が官邸であったこともあり、現在も宮殿の背後(南側)には厳重に警備された官邸地区がある。
歴史[編集]
- 1976年 - 錦繍山議事堂(금수산의사당)として建設。
- 1995年7月8日 - 金日成の死去1周年にあわせ、錦繍山記念宮殿(금수산기념궁전)として一般公開された。
- 2012年2月16日 - 前年に死去した金正日の業績を称える為、名称を錦繍山太陽宮殿(금수산태양궁전)に変更[4]。
- 2012年12月17日 - 錦繍山太陽宮殿としての一般公開を開始。宮殿広場を中心に大規模な改造工事が行われた。
- 2013年4月1日 - 最高人民会議で錦繍山太陽宮殿法が採択される[5]。
館内[編集]
金日成と金正日の遺体は3階中央と2階中央の『永生ホール』にそれぞれ安置されている。参観者は遺体の左右前後の四方向で礼をする以外は立ち止まることを禁止されており、参観後はすぐに退室しなければならない。手荷物は入口の保管所に預ける必要があり、金属類・危険物の持ち込みと遺体の写真撮影は禁じられている。
展示品[編集]
内部には金日成や金正日の業績を称えた展示や各国から贈られた勲章、生前使用していたメルセデス・ベンツSクラスや専用鉄道車両の一部などの遺品が展示されている。
交通[編集]
宮殿参観者を乗せるため専用の路面電車の軌道(牡丹峰区域:戦勝洞 - 宮殿間 約4km)があり、また、宮殿停留場と宮殿の間には計340m以上におよぶ動く歩道が設置されているが、平壌市民は年数回以上ここを訪れるため、いつも長い行列ができている。
宮殿への参観[編集]
現最高指導者・金正恩(党委員長・国務委員会委員長・人民軍最高司令官)ら北朝鮮指導部は何らかの節日(光明星節、太陽節など)に参観することが定例であり、訪問した外国の賓客も参観し、メッセージを残すことが通例となっている。また、一般の外国人観光客も予約さえすれば、拝観料はかかるが参観は可能である。
錦繍山太陽宮殿法第26条の規定で毎年5月と6月を休館期間としているほか、毎週月曜日と金曜日が休館日となっている[5]。なお、「敬意式」[6]と呼ばれる儀式が休館日となっている月曜日と金曜日に行われた場合には、前日又は翌日が代替の休館日となっている[5]。
宮殿の様子[編集]
出典[編集]
- ^ “北朝鮮:金総書記の遺体、永久保存を発表”. 毎日新聞. (2012年1月12日) 2012年1月12日閲覧。
- ^ 錦繍山記念宮殿はキムイルソン主席の永遠の主席宮であり、チュチェの最高聖地である『朝鮮民主主義人民共和国を正しく知るために』金日成・金正日主義研究全国連絡会
- ^ “【金正日】「死体がだんだん縮んでいる」?…改修に食糧3年分、死後も国民さいなむ「遺体保存」”. 産経新聞. (2014年12月18日) 2017年4月2日閲覧。
- ^ 北朝鮮 錦繍山宮殿の名称を変更=偶像化に拍車 聯合ニュース(2012年2月16日)2013年12月20日閲覧
- ^ a b c 錦繍山太陽宮殿法
- ^ 錦繍山太陽宮殿法第16条では、「敬意式」の意義を『偉大なる大元帥様たち(金日成・金正日)に対する高潔なる忠誠と道徳義理の表示』としている。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 錦繍山太陽宮殿の写真集
- 金日成・金正日基金(英語版) - ネナラ
- In-depth tourist visit at Earth Nutshell
- Satellite photo of the Kumsusan Memorial Palace on Google Maps
- クローズアップ北韓 北 偶像化聖地 錦繍山太陽宮殿(韓国語)KBS NEWS、2017年2月25日
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