鉄鋼業

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鉄鋼業(てっこうぎょう)とは、粗鋼等を生産する産業のこと。製造業の一つ。

概要[編集]

歴史[編集]

規模[編集]

  • 世界全体では、16.3億トンの粗鋼が生産されている(2016年)。
  • 世界の国別粗鋼生産量ベスト10(2016年)…1位中国8億トン、2位日本1億トン、3位インド0.95億トン、4位アメリカ0.8億トン、5位ロシア0.7億トン、6位韓国0.7億トン、7位ドイツ0.4億トン、8位トルコ0.3億トン、9位ブラジル0.3億トン、10位ウクライナ0.25億トン。
  • 日本の鉄鋼業における従業者数は17.6万人であり、日本全体では1.05億トンの粗鋼が生産されている(2016年)。
  • 日本の鉄鋼業は、主原料の鉄鉱石・原料炭を100%海外から輸入している。また、鉄鋼製品の国内物流(一時輸送量)としては、による海上輸送が3,800万トン、トラック及び鉄道による陸上輸送が1,900万トンとなっている(2016年)。

人材育成[編集]

  • 日本の鉄鋼業における人材育成は、主に一般社団法人日本鉄鋼連盟1962年兵庫県尼崎市に設立した産業技術短期大学を活用して行われてきた。
  • 日本の鉄鋼業界には、「鉄鋼業自らが大学を設立して業界の技術者を養成するとともに、一般社会の優秀な青年の教育にも貢献していくことで、社会とともに鉄鋼業の繁栄を目指す」という壮大な理念がある。
  • 産業技術短期大学は、鉄鋼業が一丸となって開設した「世界でも類例を見ない特色ある大学」であり、2年間で4年制大学レベルの技術者教育を行うことを目標に、4年制大学水準のカリキュラムが設定された。また、そのモデルとなるような施設設備と人材が用意された。
  • 日本鉄鋼連盟は、産業技術短期大学で新日鐵住金JFEスチール神戸製鋼所日新製鋼日立金属大同特殊鋼日本製鋼所愛知製鋼東洋鋼鈑トピー工業中山製鋼所三菱製鋼新日本電工中部鋼鈑をはじめとする鉄鋼各社の従業員を再教育して、将来を担う優秀な技術者を育成してきた。具体的には、「製造現場における知識創造と人材の多機能育成政策・綿密な能力開発策のひとつとして、企業内選抜を経て中堅技術者への昇進に結びつく産業技術短期大学への派遣を行う政策の実行」であり、このような人材育成形態(教育訓練形態)を「オフ・ザ・ジョブ・トレーニング・OFF-JT」という。
  • 日本において、人材の確保・育成は鉄鋼業発展のための大きな課題であり、今後も産業技術短期大学を活用するなど、積極的に人材獲得・育成に取り組むものと見られる。

参考文献[編集]

ほか

関連項目[編集]