鉄道ゼミナール

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鉄道ゼミナール』(てつどうゼミナール)は、タイトーニンテンドーDS向けに発売した[1]ている、鉄道を題材としたゲームソフトのシリーズである。

2008年3月にJR7社を題材にした『鉄道ゼミナール -JR編-』(てつどうゼミナール ジェイアールへん)が発売され、続いて2009年1月に大手私鉄16社を題材にした『鉄道ゼミナール -大手私鉄編-』(てつどうゼミナール おおてしてつへん)が発売されている。

JR編[編集]

鉄道ゼミナール -JR編-
ジャンル 鉄道バラエティ
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 音楽館
発売元 タイトー
人数 1人
メディア DSカード
発売日 2008年3月27日
対象年齢 CEROA(全年齢対象)
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2008年3月27日に第1作『鉄道ゼミナール -JR編-』が発売された。なお、この製品に収録のデータは、2007年時点のものである。

北海道東日本東海西日本四国九州の旅客6社及び貨物のJR7社許諾・承認済みであることが特徴。タイトルロゴの「鉄道ゼミナール」の文字は前記7社のコーポレートカラーの順に並んでいる。以下の4種類の内容が収録されている。

鉄道検定[編集]

初級・中級・上級・特級・超特級の5種類のランクで、いずれも25問出題。鉄道の知識を試すことができる。収録問題数は計1500問[2]

各ランクとも配点は1問あたり4点で、80点(20問正解)以上で合格となる。なお、特級は上級に、超特級は特級に合格していないと受けることができない。

なお、体験モードとして、初級~上級の範囲から10問が出題される「おためし検定」が別に用意されている。

車両ガイド[編集]

ムカイヤくんがランダムで新幹線・特急車両・急行近郊車両・通勤車両・機関車・イベント車両・貨車・事業用車両の8種類から、それぞれ4つの車両の説明をする。読み進めていくことで、読み物やフレームといったコンテンツが増える。

車両図鑑[編集]

車両ガイドに収録されている鉄道車両のほか、用語、鉄道関連の博物館を調べることができる。

読み物[編集]

向谷実による鉄道コラムや、鉄道に関する豆知識、はやのんによる鉄道4コマ漫画が収録されている。

車両ガイドの閲覧具合で閲覧可能な内容が増えてゆく。

登場キャラクター[編集]

  • きっぷくん - きっぷをデフォルメしたキャラクター。全体のナビゲーション担当。
  • ムカイヤくん - 向谷をモデルにしたキャラクター。車両ガイド・鉄道検定のナビゲーション担当。

大手私鉄編[編集]

鉄道ゼミナール -大手私鉄編-
ジャンル 教養
対応機種 ニンテンドーDS
開発元 音楽館
発売元 タイトー
人数 1人
メディア DSカード
発売日 2009年1月22日
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2009年1月22日、シリーズ第2作となる『鉄道ゼミナール -大手私鉄編-』が発売された。大手私鉄16社の許諾済み[3]商品となっている。

登場キャラクター[編集]

  • テツモくん - ICカードをデフォルメしたキャラクター。ゲームの説明などをしてくれる。
  • ムカイヤくん - 前作に引き続いて登場するが、キャラクターデザインが大幅に変更された。

主な追加要素[編集]

  • 鉄道検定は事業者ごとに出題される「各社検定」が追加される。また、各社検定ではSUPER BELL''Zがキャラクターとして登場する。
  • ミニトレ
    • 各社の代表的な車両の3Dデフォルメモデルで、車両ガイドを閲覧したり、各社・総合・サバイバル検定を合格もしくは満点合格すると入手出来る。入手した車両はゲーム上でレイアウトを作成して遊ぶことができる。なお、基本5種+スペシャルミニトレの計6種で構成されている。

スペシャルミニトレの一覧

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 2010年3月11日付けでタイトーは家庭用ゲーム機向けのゲーム事業をスクウェア・エニックスに継承しているため、以降の発売元は同社となる。
  2. ^ この「鉄道検定」は、JR各社が公式に行っている検定のものとは関係ない(時刻表検定試験鉄道旅行検定試験も無関係)。
  3. ^ 東武西武小田急東急東京メトロ名鉄南海阪急西鉄の9社の商品化許諾、京成京王京急相鉄近鉄京阪阪神の7社の許諾。

外部リンク[編集]