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金澤寿和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

金澤 寿和(かなざわ としかず、1960年 - )は日本の音楽ライター[1]埼玉県大宮市(現さいたま市)出身[2]

人物

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中学に入学してから音楽に目覚める。初めて自分で買ったレコードは、洋楽ではビートルズの「LET IT BE」、邦楽では浅田美代子の「赤い風船」だった[3]。その後ハードロックプログレッシブ・ロックに嵌り、高校から大学にかけてバンド活動に明け暮れる[4]。しかし、プロになる意志は毛頭なく、寧ろ自分が良いと思った音楽を世に広める仕事に就きたいと思っていたという。なお、角松敏生とは大学で同じ音楽サークルに所属した仲であり、角松の影響でAORの魅力を知り、そこから今の自分の方向性が定まっていったという。

都内の大学を卒業後、イベント企画とマネージメントを兼ねる音楽事務所に勤務するが、労働条件が悪く、長時間に及ぶ自動車の運転のため1日に2回も事故を起こすなど身の危険を覚え、他の会社への転身を決意する[3]

活動

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1994年に、音楽雑誌「ADLIB(アドリブ)」の読者欄で募集されたAOR系社会人サークルの発足に参加し、会報の編集を担当する[3]。そこに書いた原稿の数々が関係者に認められ、1998年にライターとしてデビューする。ちなみにADLIBは、約4年半のあいだ毎月1回発行(通算50号以上)され、ピーク時は100ページを超えるほどのボリュームを誇る雑誌であった。約15年間に亘り会社勤めを続けた後、1999年のディスクガイド本「AOR Light Mellow」の発刊を契機に会社を辞し、サラリーマンから音楽ライターに転身する。なお、文章に関しては小学6年の時に市の作文コンクールで入賞経験があった[3]

音楽CDの解説はこれまでに2000枚を数え、音楽専門誌への執筆などを多数手掛けている。ほか、AORやシティ・ポップを中心に、ロックブラック・コンテンポラリージャズフュージョンなど、1970~80年代の都会派サウンドの研究に注力する[1]

2004年7月、ブログ「Light Mellow on the web」をスタートさせる。このブログはほぼ毎日更新されている[5]。また、同年に刊行した「Light Mellow 和モノ」は、後のシティ・ポップブームの礎を作った重要なディスクガイド本として知られる。

2015年、Pヴァインとの協力によって出版が開始された音楽雑誌「Light Mellow Searches」は、これまでに120作を超える。

現在は、ライフワークである洋楽AORのディスクガイド「AOR Light Mellow Premium」シリーズが継続中[6]。数多くの旧譜の再発売プロジェクトに携わる以外にも、邦楽・洋楽の「Light Mellow」シリーズなど、多くのコンピレーションCDの監修や選曲を手掛けている[7]

脚注

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出典

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外部リンク

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