金巻兼一

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金巻 兼一(かねまき けんいち、1964年1月20日 - 、AB型水瓶座)は、日本脚本家劇作家作曲家。「オフィス:ぎんがみ」主宰。脚本家としてはアニメを中心に活動している。別名「チャーリー」。東京都出身。日本大学櫻丘高等学校卒。日本大学文理学部ドイツ文学科卒。

人物概要[編集]

脚本家渡邉由自に師事し、テレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の第90話「妖精ニクスの青い涙」でデビュー。1992年に『元気爆発ガンバルガー』で自身初のシリーズ構成を務める(同作品完結後に発売されたヴォーカルアルバムの新録曲の作曲も手掛けた)。2002年の東京桜組公演『夢ときどき晴れ。』で劇作家デビューを果たす。なお、声優鳥海勝美とは、大学時代の同期である。

1996年、参加していたラジオ番組『ラジオ声優グランプリ』で意気投合した千葉千恵巳らとバンド「ゆら」を結成し音楽活動を再開。ゆらから千葉を除いたメンバーによる「アル・ルカン」(ヴォーカルは成田紗矢香)、ヴォーカル以外はアル・ルカンと同じメンバーによる「耳袋(仮)」、自身のリーダーバンド「ta2℃」(たつどし)などでライブ活動を展開し、自身が執筆した戯曲の公演での音楽も担当している。

2017年から6年間、映画美学校で脚本コースの講師を務めた。

主な作品[編集]

アニメ[編集]

1987年

1989年

1990年

1991年

1992年

1993年

1994年

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1996年

1997年

1998年

1999年

2000年

2001年

2002年

2003年

2004年

2005年

2006年

2007年

2008年

2009年

2010年

2013年

2017年

2018年

2019年

戯曲[編集]

  • 夢ときどき晴れ。(東京桜組 2002年 佐藤勝一と共筆)
  • 思い出色の輪舞(東京桜組 2002年)
  • FREEBIRD〜ジュークボックスの追憶(演劇企画K-GUN 2003年)
  • 愛故にら・るる(おしばい軍団もずくぁんず 2004年)

舞台音楽[編集]

  • 夢ときどき晴れ。(東京桜組 2002年)
  • 思い出色の輪舞(東京桜組 2002年)
  • 曲がり角の悲劇(演劇企画K-GUN 2003年)
  • FREEBIRD〜ジュークボックスの追憶(演劇企画K-GUN 2003年)
  • The Spell on the doll ~もうひとつの扉(劇団Dark Moon 2003年)
  • 愛故にら・るる(おしばい軍団もずくぁんず 2004年)
  • 白のカノン(おしばい軍団もずくぁんず 2005年)

劇伴(サウンドトラック)[編集]

  • ドラマCD「ウチの嫁はどうでしょう?」(2015年)
  • ドラマCD「本好きの下剋上」シリーズ(2017年~)
  • ドラマCD「おかしな転生」(2018年)
  • ドラマCD「穏やか貴族の休暇のすすめ。」シリーズ(2019年~)
  • ドラマCD「淡海乃海 水面が揺れる時」シリーズ(2021年~)

音楽CD[編集]

  • 初月夜(「ゆら」として 2000年)
  • 彩顧 金巻兼一舞台音楽集 2002~2005

書籍[編集]

  • 真時空伝説ガルキーバ 上・下(電撃文庫 1996年)
  • 蒼い波紋のラプソディ(富士見ミステリー文庫 2002年)

ラジオ番組[編集]

  • ラジオ声優グランプリ(構成作家、コーナーアシスタント[4]

備考[編集]

  1. ^ “藍より青し : 作品情報”. アニメハック. https://anime.eiga.com/program/100038/ 2020年4月11日閲覧。 
  2. ^ さよなら絶望先生 : 作品情報”. アニメハック. 2020年10月16日閲覧。
  3. ^ “スタッフ&キャスト”. NHKアニメワールド タイタニア. http://www3.nhk.or.jp/anime/tytania/main.html 2016年5月6日閲覧。 
  4. ^ 構成作家としては金巻、アシスタントとして話す場合はチャーリーと名義を使い分けており、金巻として投稿に文章でコメントすることはあっても、直接話すことはなかった。最終回で初めて金巻として登場し、その声から同一人物であることがリスナーへ知らされた。そうした理由は、金巻として出るよりも、チャーリーとして出た方がパーソナリティも構えずに話しやすいという配慮だったと語っている。

外部リンク[編集]