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野間易通

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のま やすみち
野間 易通
生誕 1966年(50–51歳)
日本の旗 日本 兵庫県芦屋市
住居 日本の旗 日本 東京都杉並区
国籍 日本の旗 日本[1]
出身校 大阪外国語大学インド・パキスタン語学科卒業
職業 フリー編集者
活動家
団体 C.R.A.C.(Counter-Racist Action Collective)
レイシストをしばき隊(解散)
首都圏反原発連合
敵対者 桜井誠日本第一党・元在日特権を許さない市民の会
鈴木信行維新政党・新風

野間 易通(のま やすみち、1966年 - )は日本のフリー編集者[2]活動家兵庫県芦屋市生まれ、神戸市育ち。本籍鹿児島県垂水市[3]対レイシスト行動集団 C.R.A.C.(前身団体:レイシストをしばき隊)の主宰者[4]

来歴

兵庫県立北須磨高等学校を卒業。1990年、大阪外国語大学インド・パキスタン語学科卒業[5]

2011年4月から「ツイッター・デモ」の実行組織TwitNoNukesのスタッフとなっている。金曜官邸前抗議を主催する首都圏反原発連合の立ち上げに参画した[6][7]

2013年1月、「レイシストをしばき隊」を結成、同年9月30日解散。2013年10月、後継団体となる対レイシスト行動集団 C.R.A.C.(Counter-Racist Action Collective)を結成。

2017年1月、「NO HATE TV」を安田浩一と立ち上げ[8]

主張・発言

カウンター活動

野間は、カウンター(対抗活動)の特徴を「少数者の在日を守るためではなく、社会の公正さを守るために闘う」という理念にあるとし[9]逮捕者を出したことは活動の失敗としつつ、「カウンターを通じて反対意見があることが目に見えて伝わる。抗議が下品になってはいけないが、カウンターは、世界的に見れば通常の平和的な意思表示だ」[10]「穏健な口調で論理的に訴えようが、マイノリティへの憎悪感情に基づいたものであればいずれもヘイト・スピーチでありヘイト・クライムである。そして、むしろ実際には多くのヘイトはそのような態度を取るのだ。」としている[11]

安倍内閣の倒閣運動

2017年7月1日に首相の安倍晋三秋葉原で東京都議選の街頭演説をしている最中、「レイシストをしばき隊」が作成した横断幕を掲げて、「辞めろ」とコールする活動をしている[12]産経新聞は、対レイシスト行動集団らが罵声を浴びせかけていたと報じている[12]猪瀬直樹は、野間らが掲げたプラカードの存在から「共産党の組織的な行動」であると指摘したが、有田芳生が「ヘイトスピーチ反対のカウンター」の延長活動であると否定し、猪瀬が発言を訂正した[12]

野間は、Twitterで「安倍死ね」などと罵倒していた[13]

ネット言論・ネット右翼

ヘイトスピーチの嵐は「ネット右翼にとっては「反日」「親韓・親朝鮮勢力」である民主党という明確な敵を得て、自民党が下野している3年の間にモンスターのように成長した。そのエネルギーを十分に吸収する形で成立したのが、第2次安倍内閣だった」とし、「安倍や安倍内閣の閣僚、あるいは地方議員まで含めた自民党の政治家たちの発言がネット右翼のそれと大差ないのは、彼らがネット右翼に媚びているからではない。ネット右翼の思想そのものが、彼らの政治信条にそのままダイレクトにフィードバックしている」と見解、「「首相それ自体がネトウヨ」という状態」は「地道にネットにデマを書き、歴史修正主義にもとづいて地方の役所に申し入れをし、排外主義にもとづいて議員にロビイングをまめに行い、少人数でも決してめげずにデモをつづける。こうしたことをおよそ15年にわたって地道に、マメに続けてきた成果が、第2次安倍内閣にはそのまま結実しているように見える」と述べている[14]

「ネット上の言論空間こそ歪んでいる。大多数のバカに少数が反論している状況」と述べている[15]

日本のサブカルチャーに対する嫌悪

アニメゲームといった、いわゆる「おたく文化」に対する嫌悪感を抱いている。野間によると学生時代に同級生が『機動戦士ガンダム』を見ていた頃からアニメとオタクを「幼稚」と見下す様になったと語っており[16]、大人のアニメファンに対しても「アニメばかり見てるから(日本は)こんな幼稚な国になった」と、日本のアニメ文化を強く批判している[17]。また、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん」のユーザーに対しても「艦これ公式いま初めて見たが最強に気持ち悪い。『一回戦争してみるか、君ら?』とキモヲタの人たちに言いたい気分。」とTwitter上で強い嫌悪感を示している[18]

「糞チョソン人」発言

Twitterで、韓国朝鮮系の人物に「日本人学生にデモは無理。」と批判された野間は「この糞チョソン人、すごいこと言うな…。」と発言[19]。この発言を批判された野間は「仮に『日本人は劣等民族』とか言ってきたら『クソ朝鮮人黙れ』でいいと思いますけどね。あの図は、あくまで原則。属性でしか物事を判断できないやつには同レベルの属性ごとしっぺがえしを食らわすのがよいです。」との持論を展開した[20]

憲法認識

日本国憲法の部分改憲論者。「憲法9条2項は改正または削除すべし[21]」と主張するものの「『9条護れ』は第一義的には1項の遵守を訴えるものだから、いちいち反対はしない[22]」との姿勢を見せている。

テロリズムについて

Twitterで、「単純に「殺すのはよくない」というのは誰でも言えると思うけど、たとえば在日の人が怒って桜井を惨殺したとしても「まあしょうがないか」みたいな気分になるだけだと思うんですよ。口では一応「テロ反対」と言いつつも。」と発言した[23]

Twitterアカウントの一時凍結

2017年2月26日に琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会(代表運営委員は我那覇真子)が開催した記者会見で、野間がケント・ギルバートに質問をしようとした際、以前、野間と安田浩一が無許可で我那覇の自宅と家族を撮影しネット配信した事を理由に、我那覇に拒否された[24]。その後、Twitterで我那覇の事を「嘘つき」「国賊でありこの国の汚物」「取材してあげたのだから感謝しろ」[25]」等とツイートし、3月5日にはTwitterアカウントが凍結されていた[24]。 産経新聞によると、我那覇への暴言がツイッター社に通報され、凍結措置を取られた可能性があるという[24]

これについて、野間は「(我那覇は)年上で、(我那覇より)国に貢献し、税金を納めている辛淑玉に対し、失礼でヘイトスピーチにあたる言い方をしている」ために「わざと傷つけるよう汚物と書いた」などと述べている[15]

野間が「あなたたちは単なる国賊でありこの国の汚物」などとTwitterで罵倒した行為について、ケント・ギルバートは「まさに、これこそがヘイトスピーチでしょう」と批判している[26]

2017年3月22日、アカウントは凍結解除された[27]

地裁より不法行為認定で損害賠償の判決を受ける

ブログ「凪論」の筆者に対して、野間は自身のtwitterで相手の名誉を毀損し、また相手の個人情報を書き込み、野間の支持者などにそれを拡散した。結果として野間の支持者が、ブログ「凪論」の筆者に職場に押しかけるなどの行為が行われ、「凪論」の筆者はブログ閉鎖に追い込まれた。それに対して「凪論」の筆者は静岡地裁に野間を訴え、静岡地裁はその訴えを認め、不法行為によって相手に損害を与えたとして野間に20万円の損害賠償を命じた。後に高裁も地裁の判断を支持し、控訴は棄却されて確定した[28]

リンチ被害者のプライバシー侵害等で大阪地裁に提訴される

野間は自身のtwitterで相手の名誉を毀損し、また相手の個人情報を書き込んだとしてハンドルネーム「主水」から大阪地裁に提訴された[29][30]。この裁判で野間は自分の住所について閲覧制限の申立を行っている。「主水」は日本人だが差別には反対として在日韓国人らとしばき隊が主導するカウンターデモ活動に加わっていた。リーダー格の在日韓国人の悪い噂を聞いてを周囲に事実なのかを確認したところ告げ口をされて呼び出されることになった。 2014年12月17日の午前1時に呼び出された大阪のバーで李信恵の顔面への一撃の後に、他の二人によって凄惨なリンチを受けて顔面崩壊する重症を負った。コリアNGOセンターが「主水」に民進党有田芳生参議院議員が主導する反差別言動対策法(仮)が出来そうな時に「しばき隊リンチ事件」として表に出るのは困るとして仲介して、リンチに手を出した三人の謝罪と反省を条件に示談を要求した。2016年3月1日に大阪地検で略式起訴で60発殴ったリーダー格が罰金40万円、一人が罰金10万円で、口火を切った李信恵は不起訴処分だったが処罰が軽く決定も遅かった。�李は謝罪文を書いたが、反差別グループと支持者らは事件を「しばき隊リンチ事件」として批判する『SEALDsの真実』[31]を出版した「世に倦む日日」主宰に「デマ」として誹謗中傷と暴言をツイートし続けた。そこで被害者の弁護を務める高島章弁護士が2015年1月27日に辛淑玉が書いた過去の自身の朝鮮学校の同胞教師らに弟を瀕死に、自身を歩行不随にされたリンチの恐怖に触れた「Mさんリンチ事件に関わった友人たちへ」という被害者の「主水」へ誹謗中傷と告訴妨害をやめるように可愛がってきた反差別グループに配布していた資料が公開された[32][33]。2016年4月29日に野間は「リンチ事件? そんなのあったの? 野次馬がごちゃごちゃ言うのは「被害者」とされる◯◯(リンチ被害者)に問い合わせてからにしたほうがいいんじゃね」[34]や、しばき隊の日本人メンバーの「□□大学の◯◯さんです」と個人情報を晒し続けて、「在日のカウンターが右翼からカネをもらってるとかいうデマを鵜呑みにして当の本人にしばかれたあげく、それをネタに1年以上もあっちこっちでヘゲ盛ろうとしてなんの成果も出ていない◯◯ ◯◯(□□大学大学院)悲惨やな」と誹謗中傷した。さらに同年5月2日には「おい、@◯◯、みんなおまえがリンチされたって言ってるんだけど、ほんとなの?」とリンチ被害者のtwitterアカウントにツイートした。挙句の果てに「揉め事の原因をつくったのは日本人である◯◯ ◯◯なんだから、おまえは日本人として深く反省し今すぐ腹を切れ」と脅迫した。以後、野間易通のtwitterでの攻撃にしばき隊の支持者たちが被害者実名と誹謗中傷ツイートが溢れることになった。その結果、被害者に名誉毀損とプライバシー侵害で提訴され、同年6月8日に高島弁護士から野間は自身のtwitterで相手の名誉を毀損し、また相手の個人情報を書き込んだとして大阪地裁に提訴された[35][36]。大阪地裁で名誉毀損として11万円の損害賠償を求められた[37]

評価

在日本大韓民国民団(民団)の機関紙「民団新聞」による評価

在日本大韓民国民団(民団)の機関紙「民団新聞」によると、野間を「元祖しばき隊」[38]、「ヘイトスピーチデモに体を張って抗議活動を続けているカウンター」[39]と評価しており、野間の著作を「丁寧な検証と取材で説得力」[40]、「膨大な資料と現地取材によって虚構性を暴き出す」[41]などと評している。

著作

  • 『金曜官邸前抗議 ---デモの声が政治を変える』 河出書房新社、2012年12月15日ISBN 4309246109
  • 『「在日特権」の虚構 : ネット空間が生み出したヘイト・スピーチ』 河出書房新社、2013年11月21日ISBN 4309246389

共著

  • JOJO広重(廣重嘉之)らと共著『非常階段 A STORY OF THE KING OF NOISE』 K&Bパブリッシャーズ、2010年9月3日ISBN 4902800179
  • 笠井潔と共著『3.11後の叛乱 反原連・しばき隊・SEALDs』 集英社新書、2016年7月15日ISBN 4087208400

関連項目

脚注

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  1. ^ [1] 野間易通 2016年9月4日
  2. ^ 野間 2013, p. 奥付.
  3. ^ https://twitter.com/kdxn/status/637120872751349761
  4. ^ 平成27年(ワ)294号慰謝料請求事件 口頭弁論終結日平成27年9月3日判決文の前提事実より
  5. ^ http://shinsho.shueisha.co.jp/column/after311/02/index.html
  6. ^ しんぶん赤旗 2013年1月20日
  7. ^ ノーニュークスデイ成功へ あす国会大包囲 首都圏反原発連合が会見。 しんぶん赤旗 2013年6月1日
  8. ^ NO HATE TV
  9. ^ 二階堂友紀「反差別 ともに歩もう」、朝日新聞。2015年7月7日夕刊4版1面。
  10. ^ 林啓太、沢田千秋「カウンターの時代」、東京新聞。2015年6月9日11版22、23面。
  11. ^ 野間 2013, p. 7.
  12. ^ a b c 秋葉原の安倍晋三首相の演説で、「安倍やめろ」のコールをしたのは誰?“場外戦”に発展も 産経新聞 2017年7月7日
  13. ^ ニューズウィーク日本版 (Newsweek Japan) 2014年6月24日号 p.32-35「反差別」という差別が暴走する 深田政彦
  14. ^ “C.R.A.C.野間易通「ネット右翼の15年〜『自由』が民主主義を壊していく」第1回 もはや首相自体が「ネトウヨ」である──安倍“ヘイト”政権が誕生した日”. リテラ. (2014-11-26). http://lite-ra.com/2014/11/post-658_4.html. 
  15. ^ a b 「ニュース女子」問題で評論家・篠原章氏が対ヘイトの野間易通氏らと大激論 野間氏「ヘイトスピーチで失礼」 篠原氏「沖縄の言論空間は歪んでいる」 産経新聞 2017.3.8
  16. ^ 2014年4月12日のツイート
  17. ^ 2014年4月13日のツイート
  18. ^ 2014年4月7日のツイート
  19. ^ 2014年5月8日のツイート
  20. ^ 2014年5月9日のツイート
  21. ^ 2013年1月14日のツイート
  22. ^ 2015年9月26日のツイート
  23. ^ 2015年1月8日のツイート
  24. ^ a b c 野間易通氏のツイッターが凍結 我那覇真子さんを「汚物」「国賊」と罵倒したのが原因か? 2017.03.05 産経ニュース
  25. ^ 2017年2月26日のツイート
  26. ^ 米軍基地が沖縄に多く置かれていることが差別なのか「沖縄ヘイト」という言葉に隠されたもの(3/6ページ) ケント・ギルバート 正論5月号 産経デジタル 2017年4月22日
  27. ^ [2] 野間易通 2017年3月23日
  28. ^ 平成27年(ワ)294号慰謝料請求事件 口頭弁論終結日平成27年9月3日判決文より
  29. ^ https://twitter.com/BarlKarth/status/740822825896955905
  30. ^ https://twitter.com/BarlKarth/status/740822916892348418
  31. ^ https://webcache.googleusercontent.com/search?q=cache:XoiAwewYg50J:https://www.amazon.co.jp/SEALDs%25E3%2581%25AE%25E7%259C%259F%25E5%25AE%259F-%25E7%2594%25B0%25E4%25B8%25AD-%25E5%25AE%258F%25E5%2592%258C/dp/4846311120+&cd=3&hl=ja&ct=clnk&gl=jp
  32. ^ http://critic20.exblog.jp/25999863/
  33. ^ http://critic20.exblog.jp/25618793/
  34. ^ https://twitter.com/kdxn/status/727166277261774848
  35. ^ https://twitter.com/BarlKarth/status/740822825896955905
  36. ^ https://twitter.com/BarlKarth/status/740822916892348418
  37. ^ http://critic20.exblog.jp/26698093/
  38. ^ 人気呼ぶ反差別小冊子…漫画でわかりやすく充実のクォリティー 民団新聞 2016.11.16
  39. ^ ナショナリズムと排外主義テーマに…ヘイトスピーチ論争 民団新聞 2016.6.22
  40. ^ <読書>「在日特権」の虚構・増補版…丁寧な検証と取材で説得力 民団新聞 2015.4.29
  41. ^ 本質はどこに?この夏、読んでみよう…反ヘイトスピーチ図書 民団新聞 2014.08.15
  42. ^ [東京]SEALDs(シールズ)の抗議行動に参加して 人民新聞オンライン

参考

外部リンク