野蒜駅

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野蒜駅*
2015年5月30日より使用開始した新駅舎
2015年5月30日より使用開始した新駅舎
のびる - Nobiru
東名 (1.2km)
(2.6km) 陸前小野
所在地 宮城県東松島市野蒜字後沢[1]
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 仙石線
仙石東北ライン含む)
キロ程 33.4km(あおば通起点)
仙台から塩釜経由で31.6km
電報略号 ノル
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
23人/日(降車客含まず)
-2014年-
開業年月日 1928年昭和3年)4月10日[1]
備考 業務委託駅
* 1931年 - 1944年までは東北須磨駅

野蒜駅(のびるえき)は、宮城県東松島市野蒜字後沢にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)仙石線である。高城町駅から東北本線へ直通する仙石東北ラインの列車も停車する。

概要[編集]

かつて使用されていた旧駅舎は、鳴瀬川河口に建設された野蒜築港[† 1]松島湾とを結ぶ東名運河[† 2]沿いにあり、奥松島・野蒜海岸方面への玄関口となっていた。

2011年平成23年)3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震東日本大震災)の津波によって大きな被害を受け、以降は当該線区とともに無期限での営業停止となった。震災翌年、震災後不通となっていた区間のうち陸前大塚駅から陸前小野駅までについては線路を内陸に移設して復旧することが決定。これに含まれる野蒜駅についても従来よりも約500メートル内陸部に新設されることが発表され、2015年度内の全線復旧を目標として工事をすることが2012年1月にJR東日本から発表となり[2]、2015年5月30日より新線上で営業を再開した。現駅の海抜は22mとなっている。

なお、旧駅舎と合築されていた「奥松島観光情報センター」(Nマップ)は改修され、観光交流拠点「野蒜地域交流センター」となり、1階部分に「ファミリーマート東松島野蒜駅店」が開店、2階部分は多目的スペースとして利用されている。

歴史[編集]

画像外部リンク
東北芸術工科大学
東北文化研究センター
アーカイブス
宮城電鉄会社直営
東北一のびる不老山海水浴場
(その一)のびる駅降車場
宮城電鉄会社直営
東北一野蒜不老山海水浴場
(其三)海岸出張所全景
(松島名所)不老山
2007年9月29日撮影:1996年完成の旧駅舎およびNマップ(東名運河に架かる不老橋より)
2011年3月27日撮影:同年3月11日発生の東日本大震災被災後の旧駅舎およびNマップ(不老橋より)
2011年3月27日撮影:東北地方太平洋沖地震の発生時刻で停止した旧駅舎およびNマップの時計
2011年3月27日撮影:西側から見た旧・野蒜駅。線路は流されてきた家屋や車両の残骸で塞がれている

野蒜村宮戸村(両村とも現・東松島市)との間には宮戸島陸繋島とする陸繋砂州「洲崎浜」があり、太平洋仙台湾石巻湾)に面していながら波が穏やかだった。この洲崎浜に宮城電気鉄道(現・JR仙石線)初代社長の山本豊次が目を付けて海水浴場の観光開発を計画し、1928年昭和3年)に「野蒜駅」が設置された[3]1931年(昭和6年)には兵庫県神戸市須磨海水浴場にならい、「東北須磨駅」に改称した[3]。海水浴場は宮電直営で「野蒜不老山海水浴場」(現・野蒜海水浴場)と呼ばれ、砂浜にはプールも設置された[4]。また、駅前には宮電直営のホテルや、長寿館という名称のキャバレーも開業した[5]1944年(昭和19年)の国有化時に「野蒜駅」に戻された。

1980年代に、やはり観光地としての駅名改称を目指していた。鳴瀬町(当時)はこの周辺一帯(東名浜、宮戸島、野蒜海岸)を「奥松島」という名称で売り込んでおり(例:三陸道鳴瀬奥松島IC)、その観光拠点となる野蒜駅を奥松島駅に改称しようと住民にアンケート調査したが、改称反対が多かったため断念している。[要出典]

年表[編集]

駅構造[編集]

旧ホーム
- 2009年平成21年)7月撮影

新駅舎[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅で、ホームと駅舎が歩道橋で連絡している他、エレベータも整備されている。 同じく高台移転した東名駅と同じく、ロータリーと市内在住者向けのパーク&ライド予約型駅前駐車場が整備されている[22]

矢本駅管理の業務委託駅JR東日本東北総合サービス委託、早朝夜間駅員不在)。出札窓口(営業時間 平日7時15分 - 18時30分、土休8時15分 - 17時30分 POS端末設置・指定券取扱い)・自動券売機・簡易Suica改札機設置。

のりば[編集]

線路は1線スルー式になっており、仙石東北ラインの特別快速が当駅を通過する際は、上下ともに2番線を通過する。 なお、列車により1番線に上り、2番線に下り列車が到着および発車する場合がある。

番線 路線 方向 行先
1 仙石線
仙石東北ライン含む)
下り 矢本石巻方面
2 仙石線 上り 松島海岸仙台あおば通方面
仙石東北ライン 高城町塩釜・仙台方面

震災前の旧駅舎[編集]

島式ホーム1面2線を有する地上駅であり、ホームへは構内踏切で連絡していた。 また、駅舎が線路の南側にあったため、現在とは逆に上り線側から1番線と割り振られていた。 なお、当駅を通過する列車の為に1線スルー式の分岐となっていたが、現在と同じく上り線が直線側であった。

矢本駅管理の業務委託駅東北総合サービスに委託)で日中のみ駅員配置。POS端末自動券売機・簡易Suica改札機設置であり、駅舎内に奥松島観光情報センター(Nまっぷ)が併設されていた。

2015年5月29日まで松島海岸駅と矢本駅を結んでいた代行バス停留所は、駅舎前および道路上に設置されていた。

利用状況[編集]

乗車人員推移
年度 一日平均人員
2000 727
2001 718
2002 701
2003 663
2004 627
2005 617
2006 579
2007 571
2008 527
2009 493
2010 478
2011
2012 27
2013 23
2014 23


駅周辺[編集]

隣の駅[編集]

東日本旅客鉄道
仙石線(仙石東北ライン含む)
特別快速
通過
快速(赤快速)・快速(緑快速)
高城町駅 - 野蒜駅 - 陸前小野駅
普通
東名駅 - 野蒜駅 - 陸前小野駅

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 運用期間:1882年1884年産業遺産・野蒜築港跡への最寄駅は隣の陸前小野駅
  2. ^ 貞山運河の一部。1884年(明治17年)開通。
  3. ^ 当初は鳴瀬町の施設だったが、矢本町との合併により、東松島市の施設となった。

出典[編集]

  1. ^ a b 野蒜駅(東日本旅客鉄道)
  2. ^ a b JR仙石線全線、15年度にも復旧、一部区間を内陸に移設日本経済新聞 2012年1月26日)
  3. ^ a b 特別名勝松島保存管理計画 (PDF) (宮城県教育委員会 2010年3月)
  4. ^ 宮城電鉄経営の野蒜海水浴場プール。(風の時編集部 2008年8月4日)
  5. ^ 野蒜築港のまわりで(野蒜築港ファンクラブ分室 2011年4月25日)
  6. ^ a b c 平成18年 第2回東松島市議会定例会会議録(第1号)(東松島市 2006年6月8日)
  7. ^ 東松島市奥松島観光情報センター条例(東松島市 平成18年6月23日 条例第28号)
  8. ^ 旧奥松島観光情報センター(Nマップ)等活用事業特記仕様書 (PDF) (東松島市)
  9. ^ a b c 宮城県震災遺構有識者会議報告書 (PDF) (宮城県震災遺構有識者会議 2015年1月)
  10. ^ a b 東日本大震災東松島市被災状況写真集【野蒜亀岡】災害復旧活動・捜索活動(東松島市図書館、東松島市教育委員会)
  11. ^ a b 2012 Tohoku University Festival 大学祭あおば 研究テーマ:仙石線 (PDF) (東北大学鉄道研究会)
  12. ^ 自衛隊と在日米軍、仙石線復旧へ「ソウルトレイン作戦」(朝日新聞 2011年4月22日)
  13. ^ 計画書 石巻広域都市計画土地区画整理事業の決定 (PDF) (東松島市)
  14. ^ 石巻広域都市計画事業野蒜北部丘陵地区被災市街地復興土地区画整理事業施行規程を定める条例(東松島市)
  15. ^ 復興の進捗状況 (PDF) (宮城県 2014年5月11日)
  16. ^ ファミリーマートは東松島市を応援します! 「ファミリーマート東松島野蒜駅店」を開店 (PDF) (ファミリーマート、2014年5月28日)
  17. ^ 旧野蒜駅にコンビニ 住民の要望が実現 東松島市地域交流センター活用(NEWS石巻かほく 2014年5月29日)
  18. ^ 津波で被災した旧野蒜駅舎にコンビニ きょうオープン(河北新報 2014年5月29日)
  19. ^ 石巻線および仙石線の全線運転再開と仙石東北ライン開業に伴う営業キロの変更及び運賃の適用等について (PDF) 東日本旅客鉄道 仙台支社(2015年1月29日)
  20. ^ <仙石線>高台駅舎 野蒜駅お披露目(河北新報 2015年4月22日、2015年4月22日閲覧)
  21. ^ 2015年5月 ダイヤ改正について (PDF) 東日本旅客鉄道 仙台支社(2015年2月26日)
  22. ^ (新)野蒜駅・(新)東名駅パーク&ライド予約型駅前駐車場の貸出東松島市

関連項目[編集]

外部リンク[編集]