野崎昭弘

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野崎 昭弘(のざき あきひろ、1936年8月31日[1]- )は、日本数学者大妻女子大学名誉教授。専門はアルゴリズム理論、多値論理学

横浜市生まれ。東京大学理学部数学科卒業、同大学院数物系研究科修士課程修了。電電公社(現NTT)電気通信研究所、東京大学教養学部講師。1967年から1969年までフランスのグルノーブル大学に滞在。東京大学教養学部助教授。1971年、「Functional completeness in the family of spectra(スペクトルの類における関数生成に関する完全性)」で東京大学理学博士[2]1972年同理学部助教授。1975年山梨大学工学部教授。1979年国際基督教大学教授。1993年大妻女子大学社会情報学部教授。2007年定年退任、名誉教授、サイバー大学IT総合学部教授[3]。 『ゲーデル、エッシャー、バッハ』の訳者の一人として、はやしはじめ柳瀬尚紀とともに1985年度の日本翻訳文化賞を受賞[4]。2015年春の叙勲で瑞宝中綬章受章。

著書[編集]

  • 『電子計算機と数学』ダイヤモンド社 1965
  • 『教養電子計算機』サイエンス社 サイエンス・ライブラリ 情報電算機 1970
  • 『現代教養数学 集合論から電算機プログラミングまで』サイエンス社 サイエンス・ライブラリ 数学 1970
  • 『スイッチング理論 電子計算機基礎講座』共立出版 1972
  • 『基礎数学概論』サイエンス社 サイエンスライブラリ 数学 1974
  • 『とらんぷ』ダイヤモンド社 1974
  • 『πの話』岩波書店 1974 のち現代文庫 
  • 『詭弁論理学』1976 中公新書
  • 『二進法』共立出版 数学ワンポイント双書 1978
  • 『逆説論理学』1980 中公新書
  • 『離散系の数学』近代科学社 コンピュータサイエンス大学講座 1980
  • 『新教養の数学』サイエンス社 サイエンスライブラリ 数学 1981
  • 『数学屋の楽しみ パズル・ゲーム・言葉の遊びetc.』白揚社 1981
  • 『数学屋のうた ことば・論理・コンピュータetc.』白揚社 1982
  • 『赤いぼうし』安野光雅絵 童話屋 美しい数学 1984
  • 『計算機数学』共立出版 共立数学講座 1984
  • 『新コンピュータ概論』サイエンス社、1985
  • 『人間=コンピュータ=人工知能』サイエンス社 サイエンス叢書 1986
  • 『数学的センス』日本評論社 たのしいすうがく 1987 のちちくま学芸文庫 
  • 『人工知能はどこまで進むか』岩波書店 1988
  • 『さかさまさかさ』タイガー立石絵 福音館書店 たくさんのふしぎ傑作集 1989
  • エッシャーからの贈り物』ソニーHDソフトセンター ハイビジョン 小学館 1990
  • 『トランプ ひとり遊び88選』1990 朝日選書
  • 『ロジカルな将棋入門』筑摩書房 ちくまライブラリー 1990
  • 『アナログ?デジタル?ピンポーン!』タイガー立石絵 福音館書店 たくさんのふしぎ傑作集 1994  
  • 『組合せ論・グラフ理論』日本評論社 現代応用数学の基礎 1994
  • 『まるさんかく論理学』増進会出版社 Z会ペブル選書 1995
  • 『不完全性定理 数学的体系のあゆみ』日本評論社 たのしいすうがく 1996 のちちくま学芸文庫 
  • 『一(一語の辞典)』三省堂 1998 
  • 『アルゴリズムとプログラミング技法』サイエンス社 新情報ライブラリ 1999  
  • 『人生が楽しくなる確率』ナツメ社 2005
  • 『離散数学「数え上げ理論」 「おみやげの配り方」から「Nクイーン問題」まで』講談社ブルーバックス 2008
  • 『解ける問題解けない問題』講談社 2009
  • 『人間・社会・コンピュータの情報処理原論』ベレ出版 2009
  • 『数学で未来を予測する ギャンブルから経済まで』2011 PHPサイエンス・ワールド新書
  • 『なっとくする群・環・体』講談社 なっとくシリーズ 2011
  • 『はじまりの数学』ちくまプリマー新書、2012 
  • 『人はなぜ、同じ間違いをくり返すのか』ブックマン社、2014
  • 『「P≠NP」問題 現代数学の超難問』講談社ブルーバックス 2015

共編著[編集]

  • 『言語の数理』安本美典共著 筑摩書房 数理科学シリーズ 1976
  • 『情報数学入門』田中公治共著 サイエンス社 サイエンス テキスト ライブラリ 1979
  • 『生き生きパソコン すぐに役立つ高校数学の授業』編 三省堂 1990
  • 『現代数学の風景』編著 サイエンス社 数理科学ライブラリ 1993
  • 『計算の理論』仙波一郎共著 放送大学 1995
  • 『のびのびBASIC すぐ使える高校数学の授業集』編 何森仁ほか著 三省堂 1995
  • 『微分・積分の意味がわかる―数学の風景が見える』伊藤潤一,何森仁,小沢健一共著 ベレ出版、2000
  • 『統計・確率の意味がわかる―数学の風景が見える』伊藤潤一,何森仁,小沢健一共著 ベレ出版、2001 
    • のち合本『意味がわかれば数学の風景が見えてくる』2011 
  • 『家庭の算数・数学百科』数学教育協議会,銀林浩,小沢健一共編 日本評論社 2005

翻訳[編集]

  • J.E.ホップクロフト,J.D.ウルマン『言語理論とオートマトン』木村泉と訳者代表 サイエンス社 1971 サイエンス・ライブラリ 情報電算機
  • ジェームズ・R.スレイグル『人工知能 発見的プログラミング』南雲仁一共訳 産業図書、1972
  • C.ベルジュ『組合せ論の基礎』サイエンス社 サイエンスライブラリ 数学 1973
  • ラナン・B.バナージ『問題解決の理論 人工知能の基礎』南雲仁一共訳 産業図書 1974
  • A.V.エイホ,J.E.ホップクロフト,J.D.ウルマン『アルゴリズムの設計と解析』野下浩平と訳者代表 サイエンス社 サイエンスライブラリ情報電算機 1977
  • J.ホップクロフト,J.ウルマン『オートマトン言語理論計算論』共訳 サイエンス社 1984-86 
  • ラリー・ゴニック『漫画コンピュータ・サイエンス』高岡稔共訳 白揚社 1984
  • ダグラス・R・ホフスタッター『ゲーデル,エッシャー,バッハ あるいは不思議の環』はやしはじめ,柳瀬尚紀共訳 白揚社 1985
  • M.A.ボーデン『人工知能と人間』監訳 サイエンス社 1986
  • A.サローマ『計算論とオートマトン理論』共訳 サイエンス社 1988
  • A.K.デュードニー『プラニバース 二次元生物との遭遇』監訳 工作舎 1989
  • H.モラヴェック『電脳生物たち 超AIによる文明の乗っ取り』岩波書店 1991
  • ラリー・ゴニック『コンピュータが驚異的によくわかる 漫画』高岡稔共訳 白揚社 1994
  • W・V・クワイン『哲学事典 ~とは何であるかを考える』吉田夏彦共訳 白揚社 1994 のちちくま学芸文庫 
  • Valerie Illingworthほか編『Computing辞典』共訳 サイエンス社 1996
  • レイモンド・スマリヤン『シャーロック・ホームズのチェスミステリー』毎日コミュニケーションズ 1998
  • トニー・クリリー『人生に必要な数学50』監訳 対馬妙訳 近代科学社 知ってる?シリーズ 2009

出典・脚注[編集]

  1. ^ 『著作権台帳』
  2. ^ Functional completeness in the family of spectra 野崎昭弘”. 国立国会図書館. 2012年8月14日閲覧。
  3. ^ 教員紹介 教授 野崎昭弘”. サイバー大学. 2012年8月14日閲覧。}
  4. ^ 日本翻訳文化賞 受賞作品”. NPO法人日本翻訳家協会. 2012年8月14日閲覧。

参考[編集]