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野口拓也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

野口 拓也(のぐち たくや、1988年7月2日 - )は日本陸上競技選手、専門は長距離種目宮城県出身。東北高校日本体育大学卒業。コニカミノルタ所属。

人物

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  • 東北高校入学後に本格的に陸上を始める。[1] 最終的に同世代で唯一5000m13分台のベストタイムを持つ選手にまで成長した。 3年生の時には大阪インターハイ(2006年)で日本人2位となる6位入賞、都道府県対抗駅伝(2007年)では高校生区間の中で最長の5区を走り区間賞獲得と、世代トップ選手にふさわしい実績を上げている。[2] しかし、宮城県内には駅伝の強豪校・仙台育英高校があり、東北高校は野口の在学中全国高校駅伝への出場はなかった。
  • 高校卒業後は日本体育大学に進学。同学年の出口和也らとともにチームの主力として活躍し、箱根駅伝にも4年連続で出場した。中でも3年目の第86回箱根駅伝では往路の主要区間3区を走り区間賞を獲得している。[3] 4年生の時には主将としてチームをまとめた。
  • 大学卒業後はコニカミノルタに入社。入社3年目の2014年元日のニューイヤー駅伝では5区を担当。先頭と16秒差の3位でタスキを受けると序盤から飛ばし3キロ過ぎに先頭に追いついた。そして、ラストスパートで序盤から併走していたトヨタ自動車大石港与を引き離し、トップで東北高校の1学年後輩でもある新田良太郎にタスキを繋いだ。野口は区間賞を獲得し、勢いに乗ったコニカミノルタは6区、7区とトップを独走し2連覇を達成した。
  • 2015年のびわ湖毎日マラソンでは悪天候の中、初マラソンながら2時間12分29秒で5位入賞(日本人2位)を果たし、同年8月開催予定の世界陸上北京のマラソン日本代表選考対象となった。
  • 2017年のゴールドコーストマラソンでは、同年8月開催予定の世界陸上ロンドンのマラソン日本代表の川内優輝を破り、2時間08分59秒でフルマラソン初優勝した。

主な戦績

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大会 種目 順位 記録 備考
2015 香川丸亀国際ハーフマラソン ハーフマラソン 26位 1時間02分50秒
2015 びわ湖毎日マラソン フルマラソン 5位 2時間12分29秒 日本人2位。初マラソン。
2015 仙台国際ハーフマラソン ハーフマラソン 6位 1時間04分22秒
2015 函館ハーフマラソン ハーフマラソン 4位 1時間03分02秒
2015 八王子ロングディスタンス 10000m 6組9位 28分27秒89
2016 びわ湖毎日マラソン フルマラソン 53位 2時間22分33秒
2016 函館ハーフマラソン ハーフマラソン 10位 1時間04分44秒
2016 ホクレン・ディスタンスチャレンジ深川 5000m A組22位 14分16秒59
2017 ゴールドコーストマラソン フルマラソン 1位 2時間08分59秒 初優勝
2018 全日本実業団対抗駅伝競走大会 4区 区間7位 1時間06分00秒 総合7位
2018 香川丸亀国際ハーフマラソン ハーフマラソン 53位 1時間04分23秒
2018 びわ湖毎日マラソン フルマラソン 10位 2時間11分48秒
2018 仙台国際ハーフマラソン ハーフマラソン 6位 1時間03分41秒
2018 ゴールドコーストマラソン フルマラソン 4位 2時間10分15秒
2018 東北・みやぎ復興マラソン フルマラソン 1位 2時間18分37秒
2018 東日本実業団対抗駅伝競走大会 6区 区間4位 31分08秒 総合5位

自己ベスト・記録

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出典

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  1. ^ [1] コニカミノルタ陸上競技部-野口拓也
  2. ^ 大阪インターハイで野口に先着した西脇工業高校八木勇樹は1学年下の選手であり、同世代日本人選手では野口の6位が最高。
  3. ^ [2] 箱根駅伝公式Webサイト

外部リンク

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