野付半島

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野付半島の位置。スペースシャトル標高データ使用。

野付半島(のつけはんとう)は、北海道標津郡標津町および野付郡別海町にある細長い半島である。延長28kmにわたる砂嘴であり、規模としては日本最大である。

自然[編集]

野付風蓮道立自然公園に属し、砂嘴によって囲まれた湾部は野付湾とよばれ干潟アマモ場が分布している。そこには多様な底生生物甲殻類貝類など)が生息しており、またそれらを餌とするキアシシギオオハクチョウコクガンなどの渡り鳥も数多く飛来し、その数は毎年2万羽以上にもなる。そのため、2005年11月1日に国指定野付半島・野付湾鳥獣保護区(集団渡来地)に指定され(面積6,146ha、うち特別保護地区6,053ha)、同年11月8日ラムサール条約登録湿地に登録された。また、トドワラトドマツの立枯れ)やサンゴ草も分布する。

歴史・文化[編集]

江戸時代後期には千島列島での交易や漁業の拠点となって栄えており、漁業の拠点となる集落キラクが存在した。現在も、その時代の墓地などの遺構が存在するが、足場が悪くぬかるんでいる。2004年10月22日には北海道遺産打瀬舟と共に選定される。

環境問題[編集]

当地の様子。平らな地形であることがわかる。

近年は、砂州からの砂の流出が激しく、また地球温暖化による海面上昇の影響により砂州が年々狭まり、道路近辺まで海面が押し寄せてきている。最近は低気圧、地震、高潮等気象条件により立ち入り禁止になることも増えており、将来近いうちに砂州および道路が海水により切断され半島ではなく島となり、野付半島自体が消失することが危惧されている。

半島周辺[編集]

半島の先は、野付水道露語:イズメナ海峡(пр. Измены))を挟んで、北方四島の一つ国後島ケラムイ崎露語:ベスロ岬(м. Весло))と向き合っている。好天時には泊山露語:ガラブニノ火山(вик. Головнина))がくっきりと望める。

アクセス[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]