重音テト
| 重音テト | |
|---|---|
|
重音テトのロゴ | |
| デザイナー | 線 |
| 声 | 小山乃舞世[注 1] |
| 性別 | キメラ[注 2] |
| 詳細情報 | |
| 元の名前 | テトペッテンソン |
| 年齢 | 31歳 |
| 身長 | 159.5cm |
| 体重 | 47kg |
| 髪の色 | 赤褐色 |
| 髪型 | ドリルみたいなツインテール |
| 性格 | ツンデレ |
| 好きな物 | フランスパン |
| キャッチコピー | どんなマイクも握ります |
重音 テト(かさね テト、Kasane Teto)は、2008年4月1日のエイプリルフールに際して、電子掲示板の2ちゃんねるにおいて架空のVOCALOIDとして創作されたキャラクターであり、のちに音声合成の音源として実用化されたバーチャルシンガー[1]。嘘として作られた実在しないソフトウェアだったが、後に歌声合成ソフトウェアに対応して歌わせることが可能になり、「嘘の歌姫」や「嘘から生まれた歌姫」として紹介される[2]。
概要
[編集]重音テトは、のちに音声合成の音源として実用化され、多様な商用ソフトウェアのライブラリとしても展開されているバーチャルシンガーである。2008年にインターネット掲示板の2ちゃんねるでエイプリルフールのジョークとして創作されたキャラクターを発祥とするが、誕生から15年を経た2023年に商用歌声合成ソフトSynthesizer V AIに対応したことを契機に再び利用が拡大した。深層学習を用いた音声合成に対応したことで多数の楽曲が制作され[3]、現代の音楽シーンにおいて改めて認知を広げている。
その出自は、クリプトン社の歌声合成ソフトウェア「VOCALOID」シリーズの、初音ミク、鏡音リン・レンに次ぐ、第三のVOCALOIDを仮想するという架空の企画に始まる。2ちゃんねるの利用者らが好き好きに提案したキャラクター名、髪型や性別などの設定がランダム(いわゆる「安価」方式、後述)に選ばれて集約され、合成音声風に加工した歌声のサンプルボイスと共に、発売予告ページを装って2008年4月1日に公開された。公開直後には有志によってフリーウェアの歌声合成ソフトウェア「UTAU」への対応が行われ、実態のない嘘から実際に歌わせることができるキャラクターとなった[1]。
当初はVOCALOIDのパロディとして生まれたが、ファンのコミュニティにおいて派生キャラクターの一種として受け入れられた[4]。デザインや声を提供した権利者らは2009年7月1日にサークル「ツインドリル」を発足させ、キャラクターの普及・管理活動を行っている。ツインドリルは2009年から2010年にかけて権利関係の整理を行い、パロディ元であったクリプトン社と協力関係を構築した。2010年以降は同社が商用利用の窓口となっている[2]。
権利関係が整理されて以降、重音テトはセガの音楽ゲーム「初音ミク -Project DIVA-」への出演、北海道放送のプロモーションキャラクター就任、プラスチックフィギュアのねんどろいど化、歌舞伎舞台での中村獅童との共演などに起用されている[5]。音声モデルとしては長らくUTAUのみであったが、2021年にTALQuに[6]、2023年にSynthesizer V AIに[7]、2025年にテキスト読み上げ合成ソフトVOICEPEAKに対応している[8]。
沿革
[編集]創作の経緯
[編集]重音テトは元々、2ちゃんねるにある電子掲示板ニュース速報(VIP)板(以下VIP板)に建てられたスレ「架空のボーカロイドつくってニコ厨つろうぜww」の利用者らによって、2008年のエイプリルフールのジョーク(釣り)として創出されたキャラクターである[9][10][11]。このジョークは音声合成ソフトウェアであるVOCALOID製品のブームから着想を得たパロディであり、ジョークの発案者からは「某CALOID」(某カロイド、BOCALOID)と命名されている[12]。キャラクターデザインの原案は「線」、ライブラリは「小山乃舞世」の声をもとに作られている[13]。
当時のニコニコ動画には、VOCALOIDを使用した商品『キャラクター・ボーカル・シリーズ』(以下CVシリーズ)の「初音ミク」やその他のVOCALOID製品を使用した動画が多くアップロードされ人気を博していたが(詳細は初音ミクの記事を参照)、当時CVシリーズとして発表されていた製品は第2弾の「鏡音リン・レン」までで、第3弾となるソフトウェアの詳細はまだ明らかにされていなかった[注 3]。そこで2008年のエイプリルフールを間近に控えた3月30日未明に、VIP板利用者の間で、架空のVOCALOIDを考案してニコニコ動画のユーザーを騙そうという企画が持ち上がった[9][12]。
この時点でエイプリルフールまでは二日間しか時間がなかったが[9]、VIP板の利用者の間で次々と賛同者が集まり[9]、偽キャラクター「重音テト」のプロフィールが作成され、イラストや偽のデモソングを使用した投稿動画、偽の紹介用ウェブサイトが秘密裏に用意された[9]。用意された偽のデモソングは、当時中学生[15]であった小山乃舞世が声を担当しており[5]、また偽の紹介用ウェブサイトのデザインはCVシリーズの発売元であるクリプトン・フューチャー・メディア(Crypton Future Media)の公式ウェブサイトを模したもので[注 4]、URLは「http://crvipton.jpn.org/teto/」であり、「crypton」ではなく「cr“vip”ton」になっている。
2008年4月1日のエイプリルフール当日、用意された動画がニコニコ動画上で公開され、翌日には引っかかったユーザーを嘲笑するページが公開され[9]、数日後には一連の流れをまとめたネタばらし動画[16]がニコニコ動画に投稿された。
歌声合成ライブラリとしての制作
[編集]たまたま時を同じくして、フリーウェアの歌声合成ソフトUTAUの配布が開始されていた。2008年3月に配布が開始された[17]UTAUは、音声を切り貼りして歌唱させる音声合成ソフトウェアであり[10]、音声データを収録すれば、どのような声でも歌わせることができる。
VIP板利用者の中から、この音声ライブラリの一つとして重音テトのキャラクターを使おうという動きが起こり、エイプリルフール後にもキャラクターを再利用する計画が進められた[9]。4月3日よりVIPPERによる重音テトへの歌声付与プロジェクトが始動し[5]、サンプルの音声をあてた小山乃舞世の音声データを元にUTAU用の音声ライブラリが作成された。4月6日には、UTAUと重音テトを組み合わせた最初の動画がニコニコ動画に投稿され、公開された[5][18]。このような経緯から、重音テトは当初ジョークから生み出されたVOCALOIDのパロディキャラクターであったにもかかわらず、本当に歌唱させることが可能な音声データになった。
また、重音テトにUTAUが使用されたことは、UTAUが注目を集めて知名度を高めるきっかけにも繋がったとされる[15]。
2008年 - 誕生と初期の楽曲活動
[編集]6月1日に、oop404作の「テトでGO!(ルルルのみ)」が発表。これが、重音テトによる最初のオリジナル曲となった。歌詞は「ルルル」のみだった。[19]
6月10日、耳ロボPが、「耳のあるロボットの唄」を投稿。これが、重音テトによる最初の歌詞付きオリジナル曲となった。[20]
7月13日には、ラマーズPが、メインボーカルに初音ミク、コーラスに重音テトを使用した、「驫麤〜とりぷるばか〜」を発表。[21]
2009年〜2010年 - 権利整理とツインドリルの活動
[編集]重音テトのデザインや声を提供した権利者らは2009年7月1日にサークル「ツインドリル」を発足させ、キャラクターの管理・普及活動を開始した[5]。。ツインドリルは2009年から2010年にかけて権利関係の整理を行うとともに、クリプトン・フューチャー・メディアと協力関係を構築した[2]。重音テトの誕生から2周年となる2010年4月1日より、クリプトンの運営するコンテンツ投稿サイトピアプロでは重音テトのキャラクターイラストを投稿することが可能となった[5]。
2011年〜2020年 - 商業展開と活動の多様化
[編集]権利関係が整理された2010年代以降、重音テトは音楽ゲーム・パッケージ音楽・放送・舞台など複数の分野で商業作品への参加を重ねた。
音楽ゲームの分野では、セガの「初音ミク -Project DIVA-」シリーズへの参加が実現し、2011年には同シリーズ第二弾『初音ミク -Project DIVA- 2nd』向け追加ダウンロードコンテンツとして重音テトのキャラクターが配信された[22]。2012年には第四弾『初音ミク -Project DIVA- f』にも追加コンテンツとして収録されている[23]。
音楽パッケージの面では、2012年10月にHPQより重音テトの楽曲を集めたコンピレーション・アルバム『0401 - The Best Days of 重音テト』が発売された[5]。
放送メディアの分野では、2013年に北海道放送(HBC)が展開したPRキャンペーンにおいて、重音テトがPRアシスタントとして起用された[24]。テレビの番宣CMやウェブ上での番組宣伝、スマートフォン向けアプリでのコラボレーションなどに用いられた[25]。
2017年にはニコニコ超会議2017(千葉・幕張メッセ)の会場で上演された超歌舞伎「花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)」に出演し、中村獅童と共演した[26]。制作にはクリプトン・フューチャー・メディアおよびツインドリルが協力し、劇中曲には「吉原ラメント」(作詞・作曲:亜沙)が使用された[26]。
この時期、重音テトの歌声合成に用いられたソフトウェアはUTAUのみであった。
2021年以降 - 新たな音声合成ソフトへの対応
[編集]2022年1月2日には、TALQuによる読み上げ音源がリリース[6]。
2023年4月3日、Dreamtonicsが開発し、AHSが販売を手掛ける歌唱合成ソフトSynthesizer V AI用ライブラリのリリースが発表され、同年4月27日に発売された[7]。2025年4月24日には、同じくDreamtonics開発・AHS販売によるテキスト読み上げ用合成ソフトVOICEPEAK用ライブラリが発売された[8]。同年11月27日には、同じくDreamtonics開発・AHS販売による「Synthesizer V 2 AI 重音テト」が発売された[27]。
重音テトのプロフィール
[編集]重音テトの公式サイトの一つとして位置づけられるウィキサイト「重音テト計画まとめ@wiki」[28]や、2008年のエイプリルフールの際に用意された偽の紹介用ウェブサイト[注 4]には、以下のようなプロフィールが掲載されている。VIP板において重音テトの企画立案が行われた発祥スレッドは、いわゆる安価スレ[注 5]として立てられており[12]、これらのプロフィールも安価を使って無作為に選ばれた内容を踏まえて作成されている[1]。「線」が描いたキャラクターイラストは、こうしたスレッドの意見を取りまとめる形でデザインされた[29]。主なプロフィールとして、年齢は「31歳」、性別は「キメラ」、好きな物は「フランスパン」といった、ジョークに由来する独特な設定が与えられている[1]。なお、「重音テト」というキャラクター名が確定する以前、企画立案段階においては「テトペッテンソン」という名称が候補として挙がっていた。しかしこれではVOCALOIDとして認識されないとの判断から名字が再選考され、発案者不明のまま「重音」という名字が採用されて「重音テト」という名称が成立した[30]。
反響
[編集]重音テトはVOCALOIDの派生キャラクター[注 6]としてVOCALOIDファンの間で徐々に人気を集めた[4]。2008年8月27日にテト誕生の経緯を歌詞にした楽曲「嘘の歌姫」[注 7]が公開されると、2009年4月時点までに26万回再生を記録するなど人気を呼んだ[11]。また、2008年6月10日に原曲が重音テトの楽曲としてネット上で発表された[32]「耳のあるロボットの唄」[33]は、重音テトの名こそ用いられていないもののJOYSOUNDでカラオケ配信が行われたほか[34]、2009年11月6日に声優の池澤春菜がリリースしたアルバムCD『quatre quarts』には同曲のカバーが収録されている[35]。2009年11月18日にラマーズPがリリースしたアルバム『EXIT TUNES PRESENTS THE COMPLETE BEST OF ラマーズP feat.初音ミク』では重音テトをコーラスに起用した「驫麤〜とりぷるばか〜」が収録され[5]、ブックレットにはキャラクターイラストも描かれている。なお、キャラクターとしてではないが、初音ミクを題材にした漫画作品『メーカー非公式 初音みっくす』にて、酒好きな登場人物「お姉さん」が作中でよく飲んでいる銘柄の一つとして、ラベルにテトの顔が描かれた「大吟醸 重音てと」なる日本酒が繰り返し登場する [36]。
重音テトは初音ミクと同様に歌唱が可能な、初音ミクファンの創作から生まれたキャラクターの一種として遇されるようになり[9]、「亞北ネル」や「弱音ハク」などのVOCALOID派生キャラクターと共に紹介される[9][10]場合もある。初音ミクを特集した『ユリイカ』2008年12月臨時増刊号の記事で他の派生キャラクターと共に重音テトを取り上げた有村悠は、重音テト単独もしくは他のVOCALOIDと組み合わせた動画が2008年11月時点で数百件も投稿されていることや、pixivやピアプロでもテトを題材にした二次創作が投稿されていることなど、重音テトが「釣り」として生み出された経緯を持つキャラクターであったにもかかわらず広く受け入れられている状況を紹介している[9]。 また同書で同様に派生キャラクターの話題を取り上げたUG-Kは重音テトについて、コーラスに定評があり、UTAUを代表するキャラクターであると紹介している[10]。その後も人気は継続し、2010年7月にマイコミジャーナルに掲載されたコラムでは「ニコニコ動画になくてはならない存在にまで成長を遂げた」とも紹介されている[37]。週刊誌『SPA!』2011年7月19日号(7月12日発売)に掲載された記事では多数のVOCALOIDキャラクターと共に、企業の仕掛けではない「究極のボトムアップ型アイドル」として引き合いに出され、その魅力を「多くの偶然と協力があって生きているというドラマが人を惹きつけるのでは」という趣旨で説明した、キャラクターデザインの「線」のコメントが紹介された[29]。
このように重音テトはVOCALOIDに関連するキャラクターとして知名度があるが、VOCALOIDと異なる技術を用いる音源データとして独立しており、キャラクターの商用利用においても「亞北ネル」や「弱音ハク」などと扱いは異なる。重音テトの誕生から2周年となる2010年4月1日より、クリプトンの運営するコンテンツ投稿サイトピアプロでは重音テトのキャラクターイラストを投稿することが可能となった。キャラクターの商用利用の窓口もクリプトンが担当することとなったが、権利的にはクリプトン製のVOCALOIDとは独立したオリジナルキャラクターという位置づけとなっている[38][39]。
また、2023年にSynthesizer V用の商用音源が発売されて以降は、重音テトを用いた楽曲が動画共有サービスで多数発表され、再び大きな反響を呼んだ。原口沙輔による「人マニア」、吉田夜世による「オーバーライド」、サツキによる「メズマライザー」、柊マグネタイトによるテトリスなどの楽曲はニコニコ VOCALOID SONGS TOP20において複数週で一位を記録するなどし、ヒット曲となっている[3]。
商業展開
[編集]以下には重音テトの使用が明言されている商業作品を挙げる。
音楽
[編集]CD
[編集]- 『EXIT TUNES PRESENTS THE COMPLETE BEST OF ラマーズP feat.初音ミク』
- EXIT TUNESより2009年11月18日に発売されたラマーズP feat. 初音ミクのアルバム。
- 楽曲「驫麤〜とりぷるばか〜」のコーラスに重音テトが使用されている[5]。
- 『EXIT TUNES PRESENTS Vocaloanthems feat.初音ミク』
- EXIT TUNESより2010年9月15日に発売されたコンピレーション・アルバム。
- ボーナス・トラックとして「ゴジマジP feat. 重音テト」名義の楽曲「おちゃめ機能 -Full ver.-」を収録している[40]。
- 『0401 - The Best Days of 重音テト』
- HPQより2012年10月10日に発売された、重音テトを用いた楽曲を集めた初のメジャー流通のコンピレーション・アルバム。全16曲。
- 『EXIT TUNES PRESENTS UTAUSEKAI』
- EXIT TUNESより2012年12月5日に発売された、UTAUを用いた曲を集めたコンピレーション・アルバム。
- 『吉原ラメント~UTAU盤~』
- EXIT TUNESより2014年2月5日に発売された、亜沙 feat.重音テトによる、全曲に重音テトを用いたアルバム。
KarenTによる配信
[編集]以下はクリプトン・フューチャー・メディアのレーベル「KarenT」によりiTunes Store、AmazonMP3、moraなどで販売されている、重音テトを用いた楽曲が収録されているアルバム。
| タイトル | アーティスト | リリース日 |
|---|---|---|
| テトラポッド | ケトラP | 2010年10月10日 |
| Intermedio | 市蔵 キプシン | |
| うさぎの物語 | 小山乃舞世 | |
| 禁断の理は絶望の吐息の中に | いーえるP @ TinySymphony | |
| からっぽがらんどう | inaphon | |
| Murphy's Law | デスおはぎ シメサバツイスターズ | |
| VOICE ONLY | 21世紀P | |
| return | 耳ロボP | |
| Refrain | HAL@修羅場P | |
| メロディー | neL(毎夜P) | |
| スカイスイマー | ミナツキトーカ(パンドリストP) | |
| Sweets! | デスおはぎ | 2011年11月2日 |
| ドラマチックメモリー | 2012年10月10日 | |
| 吉原ラメント | 亜沙 | 2012年10月26日 |
| DEAD or ALIVE | デスおはぎ | 2013年4月1日 |
その他の音楽
[編集]| タイトル | アーティスト | リリース日 |
|---|---|---|
| だめにんげんだ! | 薄塩指数 | 2024年4月 |
| オーバーライド | 吉田夜世 | 2023年11月 |
| 人マニア | 原口沙輔 | 2023年8月 |
| イガク | 2024年2月 | |
| ウルトラトレーラー | マサラダ | 2023年11月 |
| ㋰責任集合体 | 2024年5月 | |
| メズマライザー | サツキ | 2024年4月 |
| オブソミート | 2024年11月 | |
| ファサード・クエスチョン | 2025年4月 | |
| テトリス | 柊マグネタイト | 2024年11月 |
| キャンディクッキーチョコレート | はろける | 2025年2月 |
| 目撃!テト31世 | 2025年11月 | |
| ダイダイダイダイダイキライ | 雨良 | 2025年3月 |
| T氏の話を信じるな | ピノキオピー | 2025年6月 |
| どっちにするの? | Hiroki. | 2025年8月 |
| PPPP | TAK | 2025年9月 |
| おしりオシリス | みつあくま | 2026年1月 |
その他
[編集]- 初音ミク -Project DIVA-シリーズ
- セガの音楽ゲーム。シリーズ第二弾として2010年に発売された『初音ミク -Project DIVA- 2nd』において、2011年10月11日に、初音ミクの互換キャラクターとして、重音テトのキャラクターをゲーム上で使用することができる追加ダウンロードコンテンツが配信された[22]。シリーズ第三弾の『初音ミク -Project DIVA- extend』には収録されなかったが[注 8]、第四弾の『初音ミク -Project DIVA- f』では、2012年11月6日配信の追加ダウンロードコンテンツ「追加モジュールセット(ネル、ハク、テト)」に収録された[23][41]。
- ちびミクさん(作:みなみ、出版:マイクロマガジン社)
- 初音ミクをデフォルメした「ちびミク」を主人公とする4コマ漫画で、重音テトをモデルにしたデフォルメキャラクター「ちびテト」が登場する。
- 「悪ノ娘」シリーズ・「悪ノ大罪」シリーズ(著:悪ノP(mothy)、出版:PHP研究所)
- mothy_悪ノPが手掛ける七つの大罪をモチーフにした「悪ノ大罪シリーズ」の各楽曲を原作として、ボカロ小説の先駆ともされる。小説版において、重音テトをモチーフとする人物は各作品に登場するが、代表例は「シャルテット=ラングレー」である。両シリーズを併せて2010年から2017年に発売され、全12巻。
- 吉原ラメント(原著:亜沙、小山乃舞世、作:美雨季、出版:アルファポリス)
- 亜沙の作曲と、重音テトの音声担当でもある小山乃舞世の作詞により重音テトを用いて発表した楽曲の小説化。重音テトをモデルにしたキャラクターが登場する。
- 超歌舞伎としての舞台化
- 2017年4月29日・30日に幕張メッセ(千葉市)で開催された「ニコニコ超会議2017」内で、演目「花街詞合鏡(くるわことばあわせかがみ)」として上演された[26]。中村獅童・初音ミク・重音テトらが出演し、劇中曲には本作の原曲「吉原ラメント」(作詞・作曲:亜沙)が使用された。制作にはクリプトン・フューチャー・メディアおよび重音テトオフィシャルサークル「ツインドリル」が協力した[26]。
- Sw1tch!HBC×重音テト
- 北海道放送(HBC)が「Sw1tch HBC」をキャッチフレーズにしたPRキャンペーンを展開し、その一環として2013年4月1日より半年間、テトをPRアシスタントとして起用した[24]。Web上での番組宣伝活動や、テレビでの番宣CMの5秒間ムービングロゴ、スマートフォン向けアプリでのコラボレーション[25]などで用いられる。
- 初音ミク JAPAN LIVE TOUR 2025 〜BLOOMING〜
- 2025年4月より全国7都市で開催された初音ミクのライブツアー。重音テトがゲストとして出演し、サツキの楽曲「メズマライザー」を披露した[42]。
- TVアニメ「グノーシア」オープニング主題歌
- 2025年10月より放送のTVアニメ「グノーシア」のオープニング主題歌「化けの皮」(feat. こぼ・かなえる, 重音テト, Giga & TeddyLoid)に重音テトが参加した[43]。アニメ作品の主題歌への参加は重音テトとして初となる[5]。
- 『0401 - The Best Days of 重音テト 2026』
- 2026年2月11日に発売されたコンピレーション・アルバム。2012年の『0401 - The Best Days of 重音テト』から約13年ぶりとなるメジャー流通のコンピレーション・アルバム[44][5]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ↑ VIP板での当初の設定はドラえもんなどの声優である大山のぶ代に決まっていたが、それでは問題があるなどの意見から彼女の名前をもじった「小山 乃舞世(おやま のぶよ)」に変更された。現在、公式では読み方は自由というスタンスを取っているが、読み方を固定する必要がある場では「小山乃 舞世(おやまの まよ、Oyamano Mayo)」を採用している。
- ↑ 実験目的で人工的に雌雄の細胞を混ぜて作られた雄雌キメラマウスは存在する。また自然界でも二卵性双生児の男女が融合するなどした雌雄キメラは存在しうる。モザイク (遺伝学)、雌雄モザイク参照。
- ↑ CVシリーズの第3弾「巡音ルカ」の詳細が発表されたのは2009年1月6日である[14]。
- 1 2 当時公開された偽ウェブサイトのトップページは、過去のアーカイブなどで閲覧することができる“重音テト・オフィシャルサイト”. 2026年4月23日閲覧。。
- ↑ アンカーすなわちレス番号の指定記号を使って、指定された番号に書き込まれた題目を採用する遊び。詳細はニュース速報(VIP)板#通常見られる代表的なスレッドを参照。
- ↑ 初音ミクをはじめとするVOCALOID製品のブームを背景に、ファンの創作から生まれたキャラクターを総称する通称。創作ボーカロイド、VOCALOID亜種とも。詳細はVOCALOIDの派生キャラクターを参照。
- ↑ 重音テトのオリジナル楽曲ではなく、mothy feat. 鏡音リンの楽曲「悪ノ娘」に独自の歌詞を乗せたアレンジ作品で、前半を初音ミクが、後半を重音テトが歌い、重音テトの複雑な来歴がえがかれている[31]。
telmin (2008年8月27日). “【重音テト】嘘の歌姫【初音ミク】” (FLV). ニコニコ動画. ニワンゴ. 2009年5月8日閲覧。 - ↑ 2nd用のダウンロードコンテンツをインポートして使用することは可能。
出典
[編集]- 1 2 3 4 “重音テトとは? What is KASANE TETO?”. TWINDRILL. 2024年6月20日閲覧。
- 1 2 3 “嘘から生まれた歌姫「重音テト」 パロディが「本物」の商業ソフトになるまで...歩んだ15年”. 株式会社ジェイ・キャスト. 2024年6月20日閲覧。
- 1 2 “ニコニコ VOCALOID SONGS TOP20”. 2026年4月23日閲覧。
- 1 2 “日経新聞 社説でJASRACを皮肉る”, 日刊サイゾー (サイゾー), (2008-05-06) 2009年5月8日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 “重音テト 年表”. 重音テト・オフィシャルサイト. ツインドリル. 2026年4月23日閲覧。
- 1 2 重音テト(かさねてと)おふぃしゃる「ツインドリル」 [@twindrill_teto]「【お知らせ】「TALQu用 重音テト音源」公開開始!」2021年12月26日。2022年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。X(旧Twitter)より2023年6月10日閲覧。
- 1 2 誕生から15年。多くの方に愛されたあのキャラクターがAI歌声ベースに!『Synthesizer V AI 重音テト』
- 1 2 “大人気キャラクターがトークソフトで登場!入力文字読み上げソフト『VOICEPEAK 重音テト』4/24発売!” (2025年4月1日). 2026年4月23日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 有村悠「VOCALOID Leads Us to the Future.」『ユリイカ12月臨時増刊号 総特集 初音ミク ネットに舞い降りた天使』 第40巻第15号、青土社、2008年12月、225-226頁。ISBN 978-4-7917-0187-2。
- 1 2 3 4 UG-K「初音ミクの魅力とは 二〇〇八年の展開を振り返って」『ユリイカ12月臨時増刊号 総特集 初音ミク ネットに舞い降りた天使』 第40巻第15号、青土社、2008年12月、231-232頁。ISBN 978-4-7917-0187-2。
- 1 2 四本淑三 (2009年4月28日). “四本淑三の「テレビを捨てよ、動画サイトを観よう」第2回 初音ミクよりスゴイ「UTAU」って何だ?”. ASCII.jp. アスキー・メディアワークス. 2009年5月8日閲覧。
- 1 2 3 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。(ID:Qt4RBwhB0) (2008年3月30日). “架空の某caloid作ってニコ厨つろうぜ” (HTML). ニュース速報(VIP)板. 2ちゃんねる. 2008年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月10日閲覧。
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- 1 2 重音テト、HBCテレビPRアシスタント就任のおしらせ,ピアプロブログ,2013年4月1日
- 1 2 日ハムや重音テトとコラボした「HBC聞き耳App」,ケータイWatch,2013年8月7日
- 1 2 3 4 “ニコニコ超会議2017「超歌舞伎 Supported by NTT 花街詞合鏡」にて、NTTのICT技術を用いた 新たな歌舞伎×ICTの取り組みがさらに進化” (2017年4月17日). 2026年4月23日閲覧。
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- ↑ “NEWS | 初音ミク JAPAN LIVE TOUR 2025 ~BLOOMING~”. クリプトン・フューチャー・メディア (2025年6月4日). 2026年4月23日閲覧。
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- ↑ “0401 - The Best Days of 重音テト 2026”. 徳間ジャパンコミュニケーションズ. 2026年4月23日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 重音テト・オフィシャルサイト - 公式サークル「ツインドリル」による公式サイト
- 重音テト計画まとめ@wiki - 公式ウィキサイト
- Sw1tch!HBC×重音テト