重量物運搬船

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
マルタバレッタ港にて、半潜水式の重量物運搬船、積み荷は積んでいない

重量物運搬船(じゅうりょうぶつうんぱんせん、または重量物船)は、通常の設備のでは取り扱えない重量物や大型の積み荷を輸送するために設計された船である。

荷役方式[編集]

アメリカの駆逐艦「コール」を運搬する重量物運搬船「ブルー・マーリン」
  • LOLO(Lift on / Lift off)方式
ヘビー・デリックを使い重量貨物を荷役する。船型は通常の貨物船型をしているものが多い。
  • RORO(Roll on / Roll off)方式
自らは荷役装置を持たず、車輌等で積荷を乗り入れさせる。戦車揚陸艦のように直接海岸に乗り上げ(ビーチング)できるものもある。
また、超浅喫水の船型で運搬用台車等の自走による水平移動で重量貨物を積み卸しするタイプは一般にモジュール船(モジュール運搬船)と呼ばれる。
  • FOFO、FLOFLO(Float on / Float off)方式
自ら甲板を水面下に沈めて浮かぶ貨物を搭載する(半潜水式)。

関連項目[編集]

近年、プラント設備はユニット化された形での海上輸送が増え、単体で100トンを超えるものも少なくない。中には、圧力容器など、1000トン以上の重量となることもある。これらの重量物の海上輸送には、本船の荷役能力だけでなく、吊上計画(Lifting Plan)、積付計画(Stowage Plan)、固縛計画(Sea-fastening Plan)等、適切な貨物取扱いのノウハウが必要となる。

外部リンク[編集]