重力子

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重力子
組成 素粒子
グループ ゲージ粒子
相互作用 重力相互作用
発見 未発見
記号 G[注釈 1]
質量 0[1]
< 6×10−32 eV/c2 [2]
平均寿命 無限大[3]
電荷 0
スピン 2[1]
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重力子(じゅうりょくし、: gravitonグラビトン[1][4][5])は、素粒子物理学における四つの力のうちの重力相互作用を伝達する役目を担わせるために導入される仮説上の素粒子

理論的にも未完成であり[1]、2022年までのところ未発見である。

それにもかかわらず、宇宙論星の進化の研究において中心的な役割を果たしている[3]

アルベルト・アインシュタイン一般相対性理論より導かれる重力波を媒介する粒子として提唱されたものである[6]スピン2、質量0、電荷0、寿命無限大のボース粒子であると予想され[3]、力を媒介するゲージ粒子である[7]

グラヴィティーノ[編集]

グラヴィティーノ (gravitino)
発見 未発見
電荷 0
スピン 32
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超対称性がある場合、重力子に対応する超対称性パートナーとしての超対称性粒子は、スピン3/2のフェルミ粒子であるグラヴィティーノ: gravitino、重力微子)とされるが、こちらも2021年までのところ未発見である。

脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ Gは、グルーオンとの混同を避けるために使用される (グルーオンの記号はg)。

出典[編集]

  1. ^ a b c d ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. “重力子”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。
  2. ^ Zyla, P. (2020). Review of Particle Physics: Gauge and Higgs bosons. https://pdg.lbl.gov/2020/tables/rpp2020-sum-gauge-higgs-bosons.pdf. 
  3. ^ a b c 素粒子事典. “重力子”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。
  4. ^ デジタル大辞泉. “グラビトン”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。
  5. ^ 小松英一郎「小松英一郎が語る 絞られてきたモデル」『日経サイエンス』第47巻第6号、日経サイエンス社、2017年、 33頁、 ISSN 0917009X
  6. ^ 百科事典マイペディア. “グラビトン”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。
  7. ^ 世界大百科事典. “相互作用”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。

関連項目[編集]