合わせ調味料

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合わせ調味料(あわせちょうみりょう)は、砂糖や醤油などの基本的な調味料を複数混ぜ合わせたものの通称。製造段階で混ぜ合わせ、加熱処理してある商品(マヨネーズウスターソース等)は通常「合わせ調味料」に含まない。一般家庭・大衆食堂にとっては、(風味が落ちるが)調理のたびに調合するより効率的である。しかし用途・使用量が限れるものもあり、増やし過ぎると古くなってしまうので注意が必要である。

また、特定のメニューを高いレベルで簡単便利に作る事に特化した、メニュー提案型合わせ調味料商品群が市場を形成している。代表的なメニューとしては麻婆豆腐の素・インスタント麺の粉が挙げられる。[1]

合わせ調味料の例[編集]

  • 酢醤油(酢+醤油) - つけ酢や和え物などに用いる。また、ゆでたカニやところてんなどにかける。
  • 酢味噌(酢+白味噌、場合によっては砂糖やみりんも) - 野菜、魚介、海藻などに混ぜ、あえる。
  • からし酢味噌(からし+酢+白味噌) - あえものなどにもちいる。
  • 砂糖じょうゆ(砂糖+醤油) - だんご・餅(もち)などに用いる。
  • からしマヨネーズ(からし+マヨネーズ) ※マヨネーズ自体も、合わせ調味料とも言える。
  • オーロラソースマヨネーズケチャップ) ※本来はベシャメルソースを用いる。
  • 割下
  • めんつゆ(醤油+みりん+鰹節)
  • 七味唐辛子唐辛子に、山椒・麻の実・黒ゴマ・ケシの実・青のり・生姜などを加える)
  • クレイジーソルト(塩+コショウ+ニンニク+オニオン) ※日本では、味塩コショウがある。
  • カレー粉(ターメリック+唐辛子+ウコン+生姜+ニンニク+コショウ+ナツメグなど) ※カレー粉をバター・小麦粉で炒めたルーが使われることが多い。

合わせ酢[編集]

  • 二杯酢(酢+醤油)
  • 三杯酢(酢+醤油+みりん)
  • 土佐酢(酢+醤油+鰹節)
  • 甘酢(酢+砂糖+塩) ※砂糖の代わりにみりんを用いたり併用することもある。
  • ポン酢(醤油+砂糖+酢・柑橘類+鰹節)

脚注[編集]

関連項目[編集]