遠藤徹

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遠藤 徹(えんどう とおる、1961年 - )は、日本の作家英文学者、同志社大学教授。兵庫県生まれ。

経歴[編集]

東京大学文学部英米文学科・農学部農業経済学科卒業、早稲田大学大学院文学研究科英文学専攻博士課程満期退学。定時制高校の教師、大学非常勤講師などをへて、[1]同志社大学言語文化研究センター教授[2]として英語/文化論を講じる。研究テーマはプラスチック・カルチャー、食文化、モンスター等多岐に渡る。

20代の定時制高校の教員時代にはライター業も行っており、小説の執筆、投稿も行っていたが受賞には至らなかった[1]。39歳のときに研究の傍ら小説を再開し[1]あついすいか名義で応募した短編小説「姉飼」で第10回日本ホラー小説大賞を受賞[3]、他に「弁頭屋」等。「麝香猫」で第35回川端康成文学賞候補[4]

専門分野の著作に「ポスト・ヒューマン・ボディーズ」「プラスチックの文化史」等がある[1]

著作[編集]

評論[編集]

  • 『事典・アメリカで活きる資格オールガイド』中央経済社 1997
  • 『溶解論―不定形のエロス』(水声社)1997 
  • 『ポスト・ヒューマン・ボディーズ』(青弓社)1998 
  • 『プラスチックの文化史―可塑性物質の神話学』(水声社)2000
  • 『ケミカル・メタモルフォーシス』(河出書房新社)2005 

短編集・中編集[編集]

  • 『姉飼』(角川書店、2003年 / 角川ホラー文庫、2006年)
  • 『弁頭屋』(角川書店、2005年)『壊れた少女を拾ったので』(改題、角川ホラー文庫、2007年)
  • 『くくしがるば』(角川書店、2007年 「おがみむし」(改題、角川ホラー文庫、2009年)
    • くくしがるぱ(中編)
    • おがみむし
  • 『ネル』(想像力の文学、早川書房、2009年)
  • 『むかでろりん』(集英社、2007年)
  • 『戦争大臣』(角川ホラー文庫)
1 嘲笑する虐殺者(2010年1月)
2 天鵞絨の死(2011年3月)
3 吸血博士(2011年5月)

単行本未収録小説[編集]

  • まーやー(『新潮』2006年4月)
  • くれーしゃ(『新潮』2006年12月)
  • 麝香猫(『新潮』2008年12月号)
  • まくらぶね(『小説宝石』2007年2月号)
  • 殴られ様(『小説宝石』2007年5月号)
  • 御伽話(『小説宝石』2009年2月号)
  • なまごみ(『異形コレクション38巻 心霊理論』)
  • 嘴と痣(『異形コレクション39巻 ひとにぎりの異形』)
  • はだかむし(『異形コレクション41巻 京都宵』)
  • 蛇口(『SFマガジン』2009年5月増刊号『Strange Fiction』、早川書房、2009年3月)

翻訳[編集]

  • エドワード・ペイソン・エヴァンズ『殺人罪で死刑になった豚 動物裁判にみる中世史』青弓社 1995
  • スティーヴン・バン編『怪物の黙示録 『フランケンシュタイン』を読む』青弓社 1997
  • マーク・ジャンコヴィック『恐怖の臨界 ホラーの政治学』青弓社 1997
  • デイヴィッド・J.スカル,エリアス・サヴァダ『『フリークス』を撮った男 トッド・ブラウニング伝』河原真也, 藤原雅子共訳 水声社 1999

出典[編集]

  1. ^ a b c d 同志社大学言語文化教育研究センター助教授 遠藤徹さん(1)”. おのぞみドットコム. 2012年1月29日閲覧。
  2. ^ 研究者基本情報”. 同志社大学. 2012年1月29日閲覧。
  3. ^ 日本ホラー小説大賞 受賞作品リスト”. webKADOKAWA. 2012年1月25日閲覧。
  4. ^ 第三十五回 川端康成文学賞”. 新潮社. 2012年1月29日閲覧。