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遠藤守信

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遠藤守信
生誕 (1946-09-28) 1946年9月28日(78歳)
国籍 日本の旗 日本
出身校 信州大学 
主な業績 触媒化学気相成長法によるカーボンナノチューブの存在とその成長モデルの発見(1976年)
多層カーボンナノチューブの大量生産技術の開発(1982年)
主な受賞歴 中日文化賞(2008年)
プロジェクト:人物伝
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遠藤 守信(えんどう もりのぶ、1946年9月28日 - )は、日本物理学者化学者長野県須坂市出身。

触媒化学気相成長法によりカーボンナノチューブの存在とその成長モデルを初めて示し(1976年)、多層カーボンナノチューブの量産技術を開拓した(1982年)。1991年飯島澄男(現・名城大学終身教授)によるカーボンナノチューブの発見(構造の解明と決定)以来、当該製法によるカーボンナノチューブは、リチウムイオン電池電極、樹脂複合材料等に幅広く適用され、現在、日本、米国、欧州で1,000t/ 年以上生産されている。

フランス国立科学研究センター(CNRS)客員研究員、マサチューセッツ工科大学MIT)招聘研究員などを歴任。

現職

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略歴

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研究分野

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  • 電気・電子物性工学とそのエネルギー工学への応用研究
  • ナノカーボン等、新炭素体の科学と応用研究

所属アカデミー

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学術賞

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  • 1995年 - 炭素材料学会賞受賞(炭素材料学会)
  • 2001年 - Charles E. Pettinos賞(American Carbon Society)
  • 2002年 - LEE HSUN Lecture Series 賞(Institute of Metal Research,The Chinese Academy of Science)
  • 2003年 - 信毎賞(財団法人信毎文化事業団)
  • 2003年 - 石川カーボン賞(財団法人石川カーボン科学技術振興財団)
  • 2004年 - Medal of Achievement in Carbon Science and Technology(American Carbon Society)
  • 2005年 - 産学官連携功労者表彰文部科学大臣賞
  • 2006年 - Best of Small Tech Awards 2006
  • 2007年 - 科学技術分野の文部科学大臣表彰 科学技術賞(研究部門)(文部科学省)
  • 2007年 - 光化学討論会特別講演賞(光化学協会)
  • 2008年 - 中日文化賞
  • 2009年 -The International Union of Materials Research Societies (IUMRS) Somiya Award
  • 2010年 -Alice Hamilton Awards for Occupational Safety and Health
  • 2012年 -International Ceramics
  • 2012年 -NANOSMAT(NANOSMAT Conference)
  • 2014年 -加藤記念賞(公益財団法人加藤科学振興会)
  • 2015年 -日本毒性学会特別賞(第45回日本毒性学会)

栄誉

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  • 2004年 - 北京化工大学名誉教授
  • 2006年 - 長野県須坂市名誉市民
  • 2007年 - 長野県知事表彰 産業功労者(商工)
  • 2008年 - 紫綬褒章
  • 2020年 - 瑞宝中綬章[1]

脚注

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外部リンク

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