道標

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石塊に行先を刻んだ簡素な道標(十三街道(右)とおおと越(左)の分岐点)。 「右 大坂、左 ひらの 住吉 」と読み取れる。(奈良県生駒郡平群町福貴畑)

道標(どうひょう、みちしるべ)は、道路の辻、街道の分岐点に立てられた交通標識である。道路に目的地(主として大きな町)までの距離や方向を示すために設置された。自動車交通が発展する以前に造られたものが多く、日本においては江戸時代のころに設置されたものが多い。設置される場所としては街道の分岐点(追分)などの路傍が多い。町中の表通りの交叉路や山中、に設置されることもある。

概説[編集]

形状としては、無垢の石を四角柱状に削りだして造られたものが多いが、原型の石塊に近いものや積み石状のもの、地蔵の台座、常夜灯や灯籠に案内表示を刻んだものもある。古くは木製のものが多かったとされるが、耐久性に劣るため、現在多く残っているものは石造となっている。石材としては花崗岩が多い。

近代以前の道標の多くは公に設置されたものは少なく、大抵はその土地の有力者によって寄進されたものが多く、裏面に寄進者の名や設置年月が刻まれていることが多い。明治以降のものの多くは自治体(都道府県)によって設置された。

参考資料[編集]

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