道化師のソネット

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Jump to navigation Jump to search
道化師のソネット
さだまさしシングル
初出アルバム『さだまさし ヒット・コレクション
B面 HAPPY BIRTHDAY
リリース
規格 7インチシングル盤
ジャンル ニューミュージック
レーベル フリーフライトレコード
作詞・作曲 さだまさし
プロデュース さだまさし
チャート最高順位
さだまさし シングル 年表
親父の
一番長い日

(1979年)
道化師の
ソネット/
HAPPY BIRTHDAY

(1980年)
防人の詩
(1980年)
テンプレートを表示

道化師のソネット」(どうけしのソネット)は、シンガーソングライターさだまさし1980年2月25日にリリースしたシングル曲である。なお「道化師」は曲名では「どうけし」と読むが、詩において実際に歌う際には「ピエロ」の読みとなる。

楽曲解説[編集]

道化師のソネット[編集]

雨やどり」、「関白宣言」、「親父の一番長い日」、「防人の詩」、「北の国から〜遥かなる大地より〜」などとともに、さだの代表作のひとつとされている。

さだ自身が主演・音楽監督を務めた映画『翔べイカロスの翼』の主題歌。また、2008年4月からのゆうちょCMソングとしても用いられている。

映画『翔べイカロスの翼』は、ピエロとして子どもに夢を与えようと努力しながら、水戸市での興行中に転落死してしまった栗原徹の実話を、草鹿宏著作のノンフィクションをもとに制作している。さだは前年の「関白宣言」の大ヒットにより多忙な日々を送っていたが、その中でロケをこなし、音楽も制作した。音楽を制作したときには大阪のホテルで午後8時から台本を置いて、作品を収録したビデオテープを見ながら4~5時間かけて順に曲を付けていき、最後に主人公の青年が死去するシーンになった。そのシーンの後には青年が死んだことを知らない[1]子どもの台詞が入り、台本には「主題歌」と書かれていた。さだは即興でサビの「笑ってよ君のために~」という歌詩とメロディを同時に思いつき、そこから曲を書き上げたという。シングルのテイクは劇中使用の音源とは異なり、2番の歌詞が一部追加されている。なお、映画『翔べイカロスの翼』はインディーズ作品だったためにヒットというわけにはいかず、長年ビデオ化などもされていなかったが、2012年10月DVD化された。

さだは詩を完成させた後で「道化師のソネット」というタイトルを付けたが、命名後に詩の行数を数えたら、偶然ソネットの形式通りの14行になっていた、つまり意志的に14行で完成させたから「ソネット」と名付けたわけではない。さだはこの偶然について「神様っているのかもわかんない」とコメントしている。曲は大ヒットしオリコン・チャートでは海援隊の「贈る言葉」に次ぐ2位まで上昇した。現在でもさだのコンサートの重要なレパートリーの一つになっている。

さだのファンを公言する松本人志はこの曲を「生涯で一番聴いているかもしれない」と語っており、歌詞の内容を「芸人の根本や」とまで絶賛している。[2]

HAPPY BIRTHDAY[編集]

文化放送のラジオ番組『さだまさしのセイ!ヤング』が1991年に放送500回を達成した時の記念イベントで、参加したリスナー全員による合奏が行われた。

収録曲[編集]

「道化師のソネット」と「HAPPY BIRTHDAY」は両A面規格だった。

SIDE 1[編集]

「道化師のソネット」(作詩[3]・作曲:さだまさし、編曲:渡辺俊幸

映画『翔べイカロスの翼』主題歌
ゆうちょ銀行CM(2008年4月~)
ユーキャン通信講座CM(2014年1月)

SIDE A[編集]

「HAPPY BIRTHDAY」(作詩・作曲・編曲:さだまさし)

TBS系テレビ水曜劇場『なぜか初恋・南風』主題歌

カヴァー[編集]

参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ これは、青年が道化師は子どもたちに夢を与える仕事なのだから、自分が死んだことを知らせないでくれと伝えていたため。
  2. ^ ダウンタウンのガキの使いやあらへんで』 2011年6月5日放送「チキチキ思い入れドライブソング~!!」
  3. ^ さだの作品はすべて作詞ではなく「作詩」とクレジットされているので誤記ではない。

関連項目[編集]