逃亡花

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逃亡花
ジャンル 青年漫画サスペンス
漫画
原作・原案など 香川まさひと
作画 和気一作
出版社 日本文芸社
掲載誌 週刊漫画ゴラク
レーベル ニチブンコミックス
発表号 2008年8月 - 2009年9月
巻数 全6巻
話数 全55話
ドラマ
原作 香川まさひと、和気一作(画)
監督 佐藤源太、八十島美也子、岸川正史
脚本 三浦駿斗
制作 BSジャパン共同テレビジョン
放送局 テレビ東京
放送期間 2018年4月15日 - 7月8日
話数 全12話
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画テレビドラマ
ポータル 漫画テレビドラマ

逃亡花』(のがればな)は、原作・香川まさひと、作画・和気一作による漫画。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)にて連載された。

あらすじ[編集]

主人公の小園井咲子は夫と平凡ながらも幸せに暮らしていた。ある雨の日、咲子が仕事から帰宅していた途中に見知らぬ男が道の電信柱に寄りかかっていた。男の服は雨に濡れて背中の刺青が透けて見えた。咲子は男を不審に思うも、そのまま通り過ぎて家に向かった。
家に着くと夫が腹部から出血した状態で倒れていた。咲子が救急車を呼ぼうとした時に折り良く警察官が現れ、事情を説明する咲子。しかし警察官は咲子の夫の様子を見て「既に死亡しているため救急車を呼ぶ事は出来ない」と言われた末、夫が「腹を刺された。咲子に・・・」と通報していた事から警察官は咲子に疑いの目を向ける発言をした。咲子は潔白を証明するため、先ほど家の近くにいた「刺青の男」の話をするが、その男はすでに見当たらず、咲子は家を飛び出して刺青の男を捜した。警官の背後に不審な影がいた・・・
刺青の男」が見つからなかった咲子は再び家に戻った。そこには先ほどの警察官が血まみれで倒れていた。これにより咲子は夫と警察官殺害の疑いで逮捕されてしまう。咲子は刑事に自分の無実を訴えるが、彼らは彼女の話を聞き入れない。こうして咲子は事件の真犯人を見つけるべく、逃亡犯となった。

登場人物[編集]

小園井咲子(こぞのい さきこ)
本作の主人公。身長約160cm。捨て子で両親を知らず児童養護施設で育った。結婚後は大型スーパー内にある呉服店で販売員のパートをしている。
咲子の夫
「小園井造園」を営む植木職人。妻の咲子が児童養護施設出身という身の上を理解した上で結婚した。

用語[編集]

書誌情報[編集]

  • 香川まさひと(原作)和気一作(漫画)『逃亡花』日本文芸社〈ニチブンコミックス〉、全6巻
    1. 2008年10月20日発売、ISBN 978-4-537-10900-9
    2. 2008年12月19日発売、ISBN 978-4-537-10914-6
    3. 2009年3月19日発売、ISBN 978-4-537-10942-9
    4. 2009年6月19日発売、ISBN 978-4-537-10974-0
    5. 2009年8月19日発売、ISBN 978-4-537-10992-4
    6. 2009年10月19日発売、ISBN 978-4-537-12508-5

テレビドラマ[編集]

逃亡花
FUGITIVE FLOWER
ジャンル テレビドラマ
原作 香川まさひと『逃亡花』
脚本 三浦駿斗
監督 佐藤源太
八十島美也子
岸川正史
演出 佐藤源太
八十島美也子
岸川正史
出演者 蒼井そら
永澤俊矢
大浦龍宇一
冨田恵子
音楽 新潟竜大
オープニング 橋爪もも「自由」
エンディング 同上
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
製作
プロデューサー 森田昇(BSジャパン)
久松大地(共同テレビジョン)
制作 BSジャパン
共同テレビジョン
製作 「逃亡花」製作委員会2018
放送
放送チャンネルテレビ東京
映像形式文字多重放送(4Kリマスター版)
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間【BSジャパン】2018年4月15日 - 7月8日
【テレビ大阪】2018年7月15日 - 10月7日
放送時間【BSジャパン】日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜)
【テレビ大阪】日曜 1:26 - 1:56(土曜深夜)
放送枠真夜中ドラマJ
放送分30分
回数12
公式サイト

特記事項:
特記事項 = 【BSジャパン】第4話は当初5月5日に放送予定であったが、前夜の『世界卓球2018 女子団体・決勝』110分中継延長(20:54 - 当日0:38)の為、1週延期に。
【テレビ大阪】8月5日は『世界女子ソフトボール 日本×中国』放送(0:56 - 2:50)の為、休止。第4話は前夜の『世界女子ソフトボール準決勝 日本×アメリカ』20分中継延長(19:00 - 21:14)の為、20分繰り下げ(1:46 - 2:16)。第10話は前夜の『出没!アド街ック天国スペシャル~横浜~』放送(21:00 - 22:24)の為、30分繰り下げ(1:56 - 2:26)。
テンプレートを表示

2018年4月15日(14日深夜)から7月8日(7日深夜)まで、BSジャパン真夜中ドラマJ」枠にて放送された。主演は本作がテレビドラマ初主演となる蒼井そら[1]。プロデューサーの森田昇は蒼井とは「ドラマ24」枠『嬢王』以来の付き合いで、蒼井の要望で同作のスタッフを集結して制作された[2]。森田は本作の映像化の際、主演は蒼井でやろうと以前から決めており、蒼井の存在こそが『嬢王』を成功させ「ドラマ24」枠存続に結実していると確信していた森田は蒼井に感謝の意を伝え、感涙させた[3]

キャッチコピーは「どん底を、駆け抜けろ。」。

キャスト[編集]

小園井咲子
演 - 蒼井そら
小園井綱男 -
演 - 生島勇輝
竹田修二 -
演 - 大浦龍宇一
伊崎刑事 -
演 - 永澤俊矢
安藤刑事 -
演 - 宮田佳典
貝塚刑事 -
演 - 西沢仁太
黒木香苗 -
演 - 冨田恵子
五所川原一子 -
演 - 青木和代
小堺 -
演 - 三上市朗
市川 -
演 - 福澤重文
みどり -
演 - もたい陽子
山元 -
演 - 波岡一喜
十五図あきら -
演 - 山口祥行
万時山 -
演 - 川野直輝
賀川大次郎 -
演 - 賀集利樹
刺青の男 -
演 - 川村進

スタッフ[編集]

放送日程[編集]

話数 放送日 サブタイトル ラテ欄[4] 監督
BSジャパン テレビ大阪
第1話 4月15日 07月15日 無実の女 無実の女の涙… 佐藤源太
第2話 4月22日 07月22日 あがく女 罠に落ちた裸の女
第3話 4月29日 07月29日 春を売る女 娼婦となり街に…
第4話 5月13日 08月12日 凶器の女 騙し合う男と女!
第5話 5月20日 08月19日 本物の女 娼婦が遂に逮捕!? 八十島美也子
第6話 5月27日 08月26日 尾けられる女 女と涙と盗聴器
第7話 6月03日 09月02日 逆襲する女 裏切り女と血文字 佐藤源太
第8話 6月10日 09月09日 騙された女 騙された女と黒幕 八十島美也子
第9話 6月17日 09月16日 全裸の女 血と涙と全裸の女
第10話 6月24日 09月23日 奪われた女 女の全てを略奪! 岸川正史
第11話 7月01日 09月30日 地獄に堕ちた女 黒幕と銃と激怒! 佐藤源太
最終話 7月08日 10月07日 母になる女 究極愛と死と謎
BSジャパン 真夜中ドラマJ
前番組 番組名 次番組
(枠設立前につきなし)
逃亡花
(2018年4月15日 - 7月8日)
【本作品より連続ドラマ枠】
グッド・バイ
(2018年7月15日 - 9月30日)
【本作品まで真夜中ドラマJ枠】
BSジャパン 日曜0:00 - 0:30(土曜深夜)枠
テレビショッピング
逃亡花
(2018年4月15日 - 7月8日)
【本作品より連続ドラマ枠】
グッド・バイ
(2018年7月15日 - 9月30日)
【本作品まで真夜中ドラマJ枠】
テレビ大阪 真夜中ドラマJ
(枠設立前につきなし)
逃亡花
(2018年7月15日 - 10月7日)
【本作品より連続ドラマ枠】
江戸前の旬
(2018年10月14日 - 12月30日)
【本作品より真夜中ドラマ枠】
テレビ大阪 日曜0:56 - 1:26(土曜深夜)枠
グッド・バイ
(2018年7月15日 - 9月30日)
逃亡花
【最終話】
(2018年10月7日)
【本作品まで真夜中ドラマJ枠】
江戸前の旬
(2018年10月14日 - 12月30日)
【本作品より真夜中ドラマ枠】
テレビ大阪 日曜1:26 - 1:56(土曜深夜)枠
サバイバル・キス
(再放送)
※0:56 - 1:46
たこるTV
※1:46 - 1:51
イベントシャワー
※1:51 - 1:56
逃亡花
【第1 - 11話】
(2018年7月15日 - 9月30日)
【本作品のみ連続ドラマ枠】
ムチャミタス!
※1:26 - 1:52
たこるTV
※1:52 - 1:56
BSテレ東 火曜0:00 - 0:30(月曜深夜)枠
拝み屋怪談Ⅱ
(2019年7月9日 - 9月24日)
逃亡花
(2019年10月8日 - 12月24日)
※4Kリマスター版
今夜はコの字で
(2020年1月7日 - )

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ 蒼井そら、初主演ドラマ放送 中国での人気衰えず”. デイリー新潮 (2018年4月13日). 2022年2月12日閲覧。
  2. ^ “蒼井そら、連ドラ初主演で喜びの涙「13年頑張ってよかった」”. 映画.com (エイガ・ドット・コム). (2018年4月9日). https://eiga.com/news/20180409/13/ 2019年8月17日閲覧。 
  3. ^ “蒼井そら、主演ドラマPのベタ褒めに涙「頑張ってやってて良かった」”. クランクイン! (ハリウッドチャンネル). (2018年4月9日). https://www.crank-in.net/news/55258/1 2019年8月17日閲覧。 
  4. ^ 該当各日 『読売新聞』 テレビ欄。

外部リンク[編集]