近畿三十六不動尊霊場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

近畿三十六不動尊霊場(きんきさんじゅうろくふどうそんれいじょう)は、大阪府兵庫県京都府和歌山県滋賀県奈良県にある不動尊(不動明王)を祀る三十六ヶ所の霊場。霊場の選定にあたっては、宗派に囚われず、一般の人々からの立場からの意見を取り入れて、1979年(昭和54年)に古寺顕彰会が中心となり選定した。日本で最初の不動尊霊場である。

三十六の数の由来は、不動明王眷属が三十六童子であることによる。また、人間煩悩三十六支を表し、三十六ヶ寺を巡拝することによって煩悩を消除する意味も含まれている。

霊場一覧[編集]

札番 寺院名[1] 宗派 札所堂宇 不動尊名 所在地
1 荒陵山 四天王寺 和宗総本山 亀井堂 亀井不動 大阪府大阪市天王寺区四天王寺1丁目11-18
2 有栖山清光院 清水寺 和宗 玉出の滝 大聖不動 大阪府大阪市天王寺区伶人町5-8
3 紫金山小松院 法楽寺 真言宗泉涌寺派大本山 本堂 大聖不動 大阪府大阪市東住吉区山坂1丁目18-30
4 心王山殊勝院 京善寺 真言宗御室派 本堂 厄除不動 大阪府大阪市東住吉区桑津3丁目21-9
5 高津山報恩院 真言宗醍醐派 境内 北向不動 大阪府大阪市中央区高津1丁目2-28
6 佳木山宝樹院太融寺 高野山真言宗準別格本山 不動堂 一願不動 大阪府大阪市北区太融寺町3-7
7 勅願道場大本山 国分寺 真言宗国分寺派 護摩堂 みのり不動 大阪府大阪市北区国分寺1-6-18
8 大聖山不動寺 真言宗醍醐派 本堂二階 五大力不動 大阪府豊中市宮山町4丁目7-2
9 別格本山再度山大龍寺 東寺真言宗 護摩堂 再度不動 兵庫県神戸市中央区再度山1番地
10 若王山無動寺 高野山真言宗 不動堂 身代不動 兵庫県神戸市北区山田町福地字新池100
11 獨鈷山鏑射寺 真言宗単立 護摩堂 梵字 兵庫県神戸市北区道場町生野1078-1
12 南山般若院安岡寺 天台宗系単立 本堂左脇仏 弘紹不動 大阪府高槻市浦堂本町41-1
13 嵯峨山 大覚寺門跡 真言宗大覚寺派大本山 五大堂 五大明王 京都府京都市右京区嵯峨大沢町4
14 大内山 仁和寺 真言宗御室派総本山 境内片隅 水掛不動 京都府京都市右京区御室大内33
15 別格本山五智山 蓮華寺 真言宗御室派 不動堂 五智不動 京都府京都市右京区御室大内20
16 魚山三千院門跡 天台宗 金色不動堂 金色不動 京都府京都市左京区大原来迎院町540
17 曼殊院門跡 天台宗 宿直の間 黄不動 京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町42
18 総本山聖護院門跡 本山修験宗 庫裡二階 梵字 京都府京都市左京区聖護院中町15
19 青蓮院門跡 天台宗 本堂裏堂 青不動 京都府京都市東山区粟田口三条坊町69-1
20 五百仏頂山根来寺智積院 真言宗智山派総本山 明王殿 知恵不動 京都府京都市東山区東瓦町964
21 紫雲山中山寺 真言宗中山寺派大本山 護摩堂 五大尊 兵庫県宝塚市中山寺2丁目11-1
22 北向山不動院 天台宗系単立 本殿 一願不動 京都府京都市伏見区竹田浄菩提院町61
23 醍醐山醍醐寺 真言宗醍醐派総本山 不動堂 五大力尊 京都府京都市伏見区醍醐醍醐山
24 神遊山金地院岩屋寺 曹洞宗永平寺派 本堂 大聖不動 京都府京都市山科区西野山桜ノ馬場町96
25 円満院門跡 天台宗単立 三心殿 金色不動 滋賀県大津市園城寺町33
26 比叡山無動寺明王堂 天台宗 明王堂 不動尊 滋賀県大津市坂本本町比叡山無動寺谷
27 安曇山 葛川息障明王院 天台宗 本堂 明王殿 滋賀県大津市葛川坊村町155
28 成田山大阪別院 明王院 真言宗智山派 本堂 本尊不動 大阪府寝屋川市成田西町10-1
29 生駒山 寶山寺 真言律宗大本山 本堂 不動明王 奈良県生駒市門前町1-1
30 塔尾山椿花院如意輪寺 浄土宗 不動堂 難切不動 奈良県吉野郡吉野町吉野山1024
31 大峯山 龍泉寺 真言宗醍醐派 本堂右脇陣 一願不動 奈良県吉野郡天川村洞川494
32 瀧谷不動明王寺 真言宗智山派 本堂 瀧谷不動 大阪府富田林市彼方1762
33 犬鳴山七宝瀧寺 真言宗犬鳴派大本山 本堂 大瀧不動 大阪府泉佐野市大木8
34 一乗山大伝法院 根来寺 新義真言宗総本山 八角円堂 身代り不動 和歌山県岩出市根来2286
35 高野山別格本山明王院 高野山真言宗 本堂 赤不動 和歌山県伊都郡高野町高野山146
36 高野山別格本山南院 高野山真言宗 本堂 浪切不動 和歌山県伊都郡高野町高野山680
  • 23番は本来、上醍醐であるが、霊場会では、下醍醐の不動堂に五大堂の五大力尊が勧請されているので、その参拝で、札所を打ったとみなし納経も行っている。

先達[編集]

先達補任証と袈裟
  •  新補先達 :概ね10人以上を引率し、5回以上巡拝した者。礼禄5万円
  •  大先達  :概ね10人以上を引率し、10回以上巡拝した者。礼禄10万円
  •  特任大先達:人格・見識において卓越したる者。礼禄・年会費免除

推薦書に推薦寺院の署名捺印をもらい霊場会に送付すると役員会で審査のうえ内定し、7月に行われる1泊2日の研修会と親睦会に参加すれば任命される。 年会費は3000円で、2年以上未納で除名となる[2]。 なお、2017年度の新補は2名、大先達への昇補は3名であった。

ギャラリー[編集]


参考文献[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 『近畿三十六不動尊巡礼 (法話と札所案内)』の記述に従う
  2. ^ http://www.kinki36fudo.org/regulations.html

外部リンク[編集]