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跳弾

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

跳弾(ちょうだん)は、目標に命中しなかったなどが舗装装甲板などに当たって跳ね返る現象。反射により弾の威力は減じられる。

概要

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弾丸が当たる角度、当たる物体の密度硬度形状により跳弾の発生の有無、威力や反射角は大きく変化する。あらかじめ跳弾の発生を予測することで被害の発生対策を講じたり、あえて跳弾を意図的に発生させることで被害の拡大もしくは軽減する効果を狙うことができる。

跳弾の発生を利用するもの

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跳弾の防止

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  • 射撃練習場の構造 - 屋内の射撃場では、あらかじめ内部に跳弾防止用のタイルやブロックが施工される[1]。屋外の射撃場では、射手の周囲には跳弾を防ぐために舗装はしないなどの措置が講じられる[2]
  • 銃弾の構造 - 跳弾を防ぐために金属粉を押し固めて作られる銃弾(フランジブル弾)が用いられることがある[3]

その他

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  • アメリカ合衆国カンザス州は、銃を使用した魚取りについて、弾丸が水面で跳ね返る恐れがあるため危険な行為だとして注意喚起を行っている[4]
  • 日本では、2025年(令和7年)より有害鳥獣の駆除である緊急銃猟が制度化されたが、護岸がある河川付近など跳弾が発生する可能性のある場所では、実施が見送られるケースがある[5]

脚注

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  1. ^ 跳弾を防ぐ射撃用専用材”. 高橋産業株式会社. 2020年1月1日閲覧。
  2. ^ 射撃場に係る鉛汚染対策について p52”. 環境省ホームページ. 2020年1月1日閲覧。
  3. ^ フランジブル弾とは?その威力や設計概要を解説!”. 暮らしーの (2019年10月30日). 2021年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年1月1日閲覧。
  4. ^ 魚とりに「銃を使わないで」、当局が警告 米カンザス州”. CNN (2023年5月15日). 2023年5月16日閲覧。
  5. ^ クマ「緊急銃猟」導入から3か月、対策の切り札として定着…11道県で計40件実施”. 読売新聞 (2025年12月2日). 2025年12月2日閲覧。

関連項目

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