越王勾践剣
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| 材質 | 青銅 |
|---|---|
| 文字 | 「越王勾践 自作用劍」 |
| 製作 | 春秋時代後期 |
| 発見 | 1965年12月 湖北省江陵県望山1号墓 |
| 所蔵 | 湖北省博物館 |
越王勾践剣(えつおうこうせんけん)とは、中国春秋時代後期の越の王「勾践」が8本保有していた名剣である。1965年12月湖北省江陵県望山1号墓より、そのうちの1本が出土した。1999年の中国国慶節後、湖北省博物館に収蔵された。[1]
形状[編集]
剣の長さ柄8.4センチメートルを含めて55.7センチメートル、幅4.6センチメートル。重量875グラム。剣の両面に菱形の連続パターンが施され、ターコイズと青水晶とブラックダイヤモンドで象嵌されている。
柄頭は11同心円で構成され、剣のグリップには絹が巻かれている。
刻字[編集]
剣には鳥蟲書という書体で「越王勾践 自作用劍」とあり、越王勾践自身が作成して用いた剣だと刻字されている。
表面処理[編集]
越王勾践剣は、2千年以上経過したにも関わらず腐食する様子も無く、今でも鋭さを保っている。 理由を知る為、1977年復旦大学と中国科学院は近代的な手法蛍光X線で解析を行った。
元素量の割合[編集]
| 検査部分 | 銅 | 錫 | 鉛 | 鉄 | 硫黄 | ヒ素 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 剣 | 80.3 | 18.8 | 0.4 | 0.4 | – | trace |
| 模様黄 | 83.1 | 15.2 | 0.8 | 0.8 | – | trace |
| 模様黒 | 73.9 | 22.8 | 1.4 | 1.8 | trace | trace |
| 最黒部 | 68.2 | 29.1 | 0.9 | 1.2 | 0.5 | trace |
| 刃 | 57.3 | 29.6 | 8.7 | 3.4 | 0.9 | trace |
| 鎬 | 41.5 | 42.6 | 6.1 | 3.7 | 5.9 | trace |
剣本体は、柔軟で折れにくい銅で作られており、刃の鋭さを維持し硬くするため錫が多く含まれる。表面の模様には硫黄が多く含まれ変色を抑えていることが判明した。この結果から、化学組成が空気を遮断する鞘と同じ効果を発揮し状態のよい保存となった可能性が高いと考えられる。
さらに研究をすすめ、剣全体が薄いクロムの層に覆われている事を発見した[2]。秦の始皇帝の兵馬俑でもクロムメッキによって腐食が無い青銅製の剣が発掘されており、越王勾践剣でも同様の処理により腐食が進まなかったと考えられる。
その他[編集]
同墓からは、碑文が無く、60.6センチほど長いが似たような剣が発掘され、現在は中国国家博物館に収蔵されている。イギリス大英博物館に似たような剣が収蔵されてるが、そちらは腐食が進んでいる[3]。
関連項目[編集]
参考文献[編集]
- (中国語) Sina.com越王勾践剑之谜专题