超軽量ジェット機

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超軽量ジェット機(ちょうけいりょうジェットき、英語very light jet、略称:VLJもしくはmicrojet)は小型のジェット機。シングル・パイロット運行が可能で乗客が4-8人である。機体の大きさについて明確に定義されていないが、概ね最大離陸重量は10,000ポンド (4,540 kg)未満の機体とされている。従来のエントリー・クラスのビジネスジェットよりも小型軽量で運行経費も小さく、プライベート機やエアタクシーなどが考えられている。

開発[編集]

シーラス Vision SF50の機内

多数の機種が現在開発中で近年実現した先進的かつ低価格のアビオニクスグラスコックピット技術を備える。VLJは従来のジェット機より低コストで、地方空港でも運用しやすいように1000m以下の短い滑走路にも対応している。

小規模航空交通システムは航空路線の無い地域へも運行され、これらのオンデマンド型のエアタクシーサービスは需要が伸びている。これまでの累計で3,000機以上のVLJがメーカーに発注されている。

アメリカではNASAFAAが開発を支援している。

小型機の代名詞とも言えるセスナ社では6座席のVLJであるセスナ・サイテーション・ムスタングを最初に出荷した[1]。セスナ社は500機以上のムスタングを受注した。多くはオーナーが運用する[2]。セスナ社は2006年11月9日にFAAの飛行認証を[3]、同年11月23日にFAAの製造認証を取得した。

エクリプス・アビエーションは2500機以上のエクリプス 500の受注を抱えていた[4]アダム・エアクラフトは2008年始めまでに280機のアダム A700の発注を受けたと発表した。

その後、サブプライム問題による消費の落ち込みと信用不安により、業界の再編、市場規模の縮小が相次いでいる。エクリプス・アビエーションは2008年10月に操業を中止し、2009年3月には会社精算手続きに入っている。操業中止までのエクリプス 500の引き渡し数は259機であった。その他、アダム・エアクラフトも2009年4月に操業を停止している。VLJを大量に発注していたエアタクシー業者も経営危機に直面あるいは破綻に陥った所が見られる。

概して、思い切った低価格や斬新な形態・性能をアピールした野心的な新興メーカーは経営難に直面している。セスナ社サイテーション・マスタングエンブラエルフェノム100の様に従来のビジネスジェット機と同様な性格でVLJクラスに小型化した、どちらかと言えば保守的な設計の機種の方が成功に近い様である。

ダイヤモンド・アビエーションシーラス・エアクラフトなどでターボファン単発のVLJが販売されている。これらの機体価格はエクリプス500が当初目指していた100万ドル強であり、法人だけで無く個人もターゲットに含めている。

ピストン機に比べ巡航速度が高いタービン機では、概して翼面荷重が高くその結果としてエンジン停止時の代替着陸地選定の自由度や安全性が低くなると認識されていた為、タービン単発の固定翼機は忌避されていたが、実際にはエンジン停止に起因する重大事故が見られず、信頼性の向上により開発が活発化した。安全性を向上させるためのオプションも開発されており、シーラス Vision SF50では緊急着陸用パラシュートを備えている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]