赤井川村

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
あかいがわむら ウィキデータを編集
赤井川村
赤井川村旗
赤井川村章
1968年昭和43年)6月10日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道後志総合振興局
余市郡
市町村コード 01409-5
法人番号 9000020014095 ウィキデータを編集
面積 280.09km2
総人口 1,382[編集]
住民基本台帳人口、2024年2月29日)
人口密度 4.93人/km2
隣接自治体 小樽市
余市郡余市町仁木町
虻田郡倶知安町京極町
石狩振興局札幌市
村の木 シラカバ
村の花 ムラサキヤシオ
マスコット あかりん
赤井川村役場
村長 馬場希
所在地 046-0592
北海道余市郡赤井川村字赤井川74-2
北緯43度05分00秒 東経140度48分49秒 / 北緯43.08347度 東経140.81364度 / 43.08347; 140.81364座標: 北緯43度05分00秒 東経140度48分49秒 / 北緯43.08347度 東経140.81364度 / 43.08347; 140.81364
外部リンク 赤井川村ホームページ

赤井川村位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

ウィキプロジェクト
テンプレートを表示
キロロリゾート

赤井川村(あかいがわむら)は、北海道後志総合振興局管内、余市郡にある村である。面積の大部分が山地の森林で、北西のカルデラ盆地に村の中心と農地が広がる。盆地内特有の内陸性気候で積雪が多く、道内でも有数の豪雪地帯となっている。かつての噴火活動で形成されたカルデラ地形の上にある村である。

日本で最も美しい村連合」の一つ。

村の名前の由来はアイヌ語の「フレ・ベッ」(赤い・川)の意訳。

地理[編集]

小樽市の南西に位置する。北西部にきれいな円を描くカルデラ地形(赤井川カルデラ)があり、南に口を開け、赤井川が流れ出る。このカルデラ盆地が村の中心である。

東半は森林山岳地帯である。東の札幌市とは余市岳、北の余市町とは大登山、南の倶知安町とは本倶登山などの山で隔てられる。西を除く三方向を山で囲まれる地勢である。

東部の北側に余市川、同じく南側川に白井川がそれぞれ東から西に向かって流れ、村の中央部で合流する。余市川は、さらに赤井川をあわせてから西隣の仁木町に流れていく。

  • 山 : 余市岳、本倶登山、大登山
  • 河川 : 余市川、小樽川(otarnay, otaornay)、白井川、赤井川(hurepet)
赤井川村
赤井川村

歴史[編集]

行政[編集]

村長

  • 竹田和晃(1999年(平成11年)から2007年(平成19年))
  • 赤松宏(2007年から2019年(平成31年))
  • 馬場希(2019年(平成31年)~)

村議会

  • 定数8人(任期:2015年)

経済[編集]

農業が主産業で、米、じゃがいも、かぼちゃ、とうもろこし、メロン、スイカ、野菜、花などが作られている。 余市岳の麓に、スキー場を中心にしたキロロリゾートという保養地があり、これを中心にした観光業もある。 キロロリゾートを除くと、村にある小売店は一軒のコンビニ(セイコーマート)しか無く、地域振興券が配られた際にはマスコミが「地域振興券を使えない村」として取り上げた。

立地企業[編集]

  • 山中牧場(字落合)
  • アリスファーム(字日の出)
  • 赤井川運輸(字明治)

※キロロリゾートを除く

農協[編集]

郵便局[編集]

  • 赤井川郵便局(旧集配特定局、字赤井川)
  • 都(みやこ)郵便局(字都)

※集配業務は余市郵便局が担当

宅配便[編集]

公共機関[編集]

警察[編集]

消防[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

地域[編集]

人口[編集]

赤井川村と全国の年齢別人口分布(2005年) 赤井川村の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 赤井川村
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性

赤井川村(に相当する地域)の人口の推移
総務省統計局 国勢調査より


消滅集落[編集]

2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[3]

  • 赤井川村 - 字明治(2014年に最後の定住者が転出。「赤井川運輸」の事業所があるのみで定住者はいない)
    • 他に「轟」「山梨」も郵便番号は割当たっているが人口は0人の状態である。

隣接する自治体・行政区[編集]

石狩振興局

後志総合振興局

教育[編集]

  • 赤井川小学校(字赤井川)
  • 都小学校(字都)
  • 赤井川中学校(字赤井川)

※かつては都中学校も存在していたが閉校になり跡地は現在「都スポーツセンター」として活用(旧校舎は取り壊され存在せず)

交通[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

赤井川村が「むらバス」の名称で、キロロリゾート - 常盤 - 村中心部 - 冷水峠 - 余市駅間を運行する。北海道中央バス余市営業所)の路線が2019年(令和元年)12月1日より日曜・祝日全便運休となったことを受け運休日の運行を開始し[4]、2022年(令和4年)4月1日の路線廃止で毎日運行を開始した[5]

タクシー[編集]

  • 岩内余市圏エリア

タクシー会社

  • 赤井川ハイヤー

道路[編集]

隣接市町村に通じる道は四方向ある。国道393号は北東の小樽市と南の倶知安町に、北海道道36号余市赤井川線は冷水峠越えで北の余市町に、北海道道1022号仁木赤井川線は余市川沿いに西の仁木町に通じる。

道の駅[編集]

通信[編集]

市外局番は0135(余市MA地域)。なお、同じ0135である岩内MA地域にかけるには、市外局番からかける必要がある。

市内局番は村内全域で34。

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

イベント[編集]

  • カルデラの味覚まつり[6]
  • メープル街道393もみじ祭[6]
  • トキワ・ニューイヤーズフェスティバル[6]
  • シーニックナイト[6]
  • 赤井川ジュニアクロスカントリースキー大会[6]

出身人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 1956年(昭和31年)5月22日郵政省告示第573号「明治郵便局を一時閉鎖する件」
  2. ^ 1957年(昭和32年)11月15日郵政省告示第1041号「明治郵便局等を廃止する件」
  3. ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》』(CSV)(レポート)総務省、2017年1月27日https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files/data?fileid=000007841019&rcount=12017年5月20日閲覧 ※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。
  4. ^ 赤井川村公共交通バス運行のお知らせ”. 赤井川村 (2019年11月26日). 2021年1月24日閲覧。
  5. ^ 中央バス「赤井川線」の廃止について” (PDF). 北海道中央バス (2022年3月3日). 2023年4月15日閲覧。
  6. ^ a b c d e イベント – 人と自然が育む美しい村 赤井川村”. 2022年11月13日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]