資本装備率

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

資本装備率(しほんそうびりつ)とは、企業内の労働力に対する設備投資の比率である[1]資本集約度とも言う[1]

概説[編集]

企業の生産性等を表すための指標の一つで、総資本を労働力で除算することにより算出される。この答えの数値が大きければ資本集約的、小さければ労働集約的といえる[2]。ここで、

  • 資本集約的:事業活動において、労働力より固定資本に依存する形態。鉄鋼業石油化学工業化学工業などがこの形態である[3]。(資本集約型産業のページも参照の事)
  • 労働集約的:事業活動において、逆に労働力即ち人の手で行う仕事のほうが多い形態。

をそれぞれ指す。

脚注[編集]

  1. ^ a b 資本装備率”. コトバンク. 2020年4月14日閲覧。
  2. ^ 第1部第3章」『中小企業白書』(2016年版)中小企業庁、2016年、72頁https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/H28/PDF/chusho/03Hakusyo_part1_chap3_web.pdf2020年1月10日閲覧 
  3. ^ 資本集約型産業”. コトバンク. 2020年1月10日閲覧。