貝塚駅 (福岡県)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
貝塚駅
西口(2016年5月)
かいづか
Kaizuka
地図
所在地 福岡市東区箱崎七丁目1-1
北緯33度37分55.83秒 東経130度25分32.08秒 / 北緯33.6321750度 東経130.4255778度 / 33.6321750; 130.4255778座標: 北緯33度37分55.83秒 東経130度25分32.08秒 / 北緯33.6321750度 東経130.4255778度 / 33.6321750; 130.4255778
所属事業者 福岡市交通局(福岡市地下鉄)
西日本鉄道
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線(福岡市地下鉄)
1面2線(西日本鉄道)
乗車人員
-統計年度-
(福岡市地下鉄) -2022年-
6,433人/日(降車客含まず)
乗降人員
-統計年度-
(西日本鉄道) -2022年-
16,071人/日
開業年月日 1950年昭和25年)4月10日
(駅昇格)
乗入路線 2 路線
所属路線 福岡市地下鉄箱崎線
駅番号 H07
キロ程 4.7 km(中洲川端起点)
姪浜から12.8 km
H06 箱崎九大前 (1.0 km)
所属路線 西鉄貝塚線
駅番号 NK  01 
キロ程 0.0 km(貝塚起点)
(1.4 km) 名島 NK02
備考 1935 - 1950年 農科裏信号所
1950 - 1954年 西鉄多々良駅
1954 - 1962年 競輪場前駅
テンプレートを表示
貝塚駅
かいづか
Kaizuka
九大中門 (0.5 km)
所在地 福岡市東区
所属事業者 西日本鉄道
所属路線 福岡市内線(宮地岳線)
キロ程 3.3 km(千鳥橋起点)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1950年4月20日
廃止年月日 1979年2月10日
テンプレートを表示

貝塚駅(かいづかえき)は、福岡県福岡市東区箱崎七丁目にある福岡市交通局(福岡市地下鉄)・西日本鉄道(西鉄)のである。福岡市交通局の駅番号H07、西日本鉄道の駅番号はNK01

福岡市地下鉄の箱崎線と西鉄の貝塚線が乗り入れる。福岡市交通局の管区駅長所在駅で、貝塚管区駅として当駅 - 中洲川端間の箱崎線全駅を管理しているが、JR西日本中国メンテック福岡支店(旧・JR西日本福岡メンテック)が駅業務を受託する業務委託駅である[1]

福岡市地下鉄の駅のシンボルマークは福岡市出身のグラフィックデザイナー西島伊三雄がデザインしたもので、茶色巻貝。これは駅名の「貝」に因んだもので、中央の渦巻きは交通のポイントを表している[2]

歴史[編集]

駅構造[編集]

箱崎線・貝塚線それぞれ島式ホーム1面2線を有する地上駅。改札口を挟んで両線の乗り場が向かい合う形であり、段差なしでの乗り換えが可能となっている。

のりば[編集]

福岡市交通局
のりば 路線 行先 備考
1・2 福岡市地下鉄箱崎線 中洲川端天神西新姪浜方面  
西日本鉄道
のりば 路線 行先 備考
1・2 西鉄貝塚線 千早香椎和白新宮方面  

昼間は地下鉄が箱崎線ホームの1番線、西鉄は貝塚線ホームの2番線から発車することが多い。

駅舎など[編集]

出入口は東側と西側に2か所ずつ、合計4か所あり、一部の出入口にはエレベーターが設置されている。地上駅であるが地上から直接出入りすることはできず、一度2階通路を経由する必要がある[6]

両線の改札口は駅中央にあり、地下鉄と西鉄の改札口が向かい合って設置されている。地下鉄・西鉄の自動券売機はそれぞれ別の場所に設置されており、地下鉄の券売機はタッチパネル式、西鉄の券売機はボタン式である。地下鉄・西鉄とも改札口に自動改札機を設置している。地下鉄の定期券売り場は橋上部分にある。

地下鉄側コンコースにはかつて売店があったが閉店したのち、現在では「セブン-イレブン福岡市地下鉄貝塚駅店」が設置されている[7][8]。西鉄側コンコースにはかつて西鉄グループのうどん店「やりうどん」があったが2008年に閉店。

西鉄貝塚線ホーム北側には、貝塚電車営業所ならびに多々良車両基地がある。貝塚線ホーム1番線横に、3.5キロポストが存在するが、これは千鳥橋基点時の名残である。

利用状況[編集]

  • 福岡市交通局 - 2022年度の1日平均乗車人員6,433人であり[9]、箱崎線内では1番多い。
    • 上記の値には西日本鉄道からの乗継人員を含まない。西日本鉄道からの1日平均乗継人員は3,542人であり、これらを合算した1日平均乗車人員は9,975人となる。
  • 西日本鉄道 - 2022年度の1日平均乗降人員16,071人である[10]。西鉄の駅としては第9位で[11]、西鉄天神大牟田線以外の駅では最も多い。[12]
    • 上記の値には福岡市交通局との乗継人員を含む。

近年の1日平均乗降・乗車人員は下表のとおりである。

年度 西日本鉄道 福岡市交通局
1日平均
乗降人員
1日平均
乗車人員
1日平均乗車人員
乗車人員 乗継人員 合計
1996年(平成08年) 18,452 9,321
1997年(平成09年) 18,162 9,200
1998年(平成10年) 17,562 8,871
1999年(平成11年) 17,189 8,697
2000年(平成12年) 16,636 8,441
2001年(平成13年) 16,142 8,211 4,288 4,876 9,164
2002年(平成14年) 15,542 7,795 3,988 5,078 9,066
2003年(平成15年) 14,738 7,372 3,846 4,561 8,407
2004年(平成16年) 13,097 6,953 3,700 4,215 7,915
2005年(平成17年) 13,633 6,816 3,775 4,135 7,910
2006年(平成18年) 13,658 6,830 3,873 4,046 7,919
2007年(平成19年) 12,292 6,148 3,830 3,807 7,637
2008年(平成20年) 12,567 6,285 3,980 3,959 7,939
2009年(平成21年) 12,321 6,162 4,241 3,861 8,102
2010年(平成22年) 12,455 6,227 5,227 3,271 8,498
2011年(平成23年) 12,522 6,262 5,560 3,100 8,660
2012年(平成24年) 13,012 6,057 5,930 3,139 9,069
2013年(平成25年) 13,806 6,904 6,338 3,141 9,479
2014年(平成26年) 14,312 7,216 6,446 3,121 9,567
2015年(平成27年) 15,088 7,544 6,841 3,228 10,069
2016年(平成28年) 15,722 7,860 7,037 3,513 10,550
2017年(平成29年) 16,195 8,096 7,257 3,598 10,855
2018年(平成30年) 16,508 8,255 7,276 3,686 10,962
2019年(令和元年) 16,924 8,462 7,365 3,782 11,147
2020年(令和2年) 13,568 5,281 3,171 8,452
2021年(令和3年) 14,622 5,610 3,321 8,931
2022年(令和4年) 16,071 6,433 3,542 9,975

駅周辺[編集]

駅周辺は貝塚団地を始めマンションが目立つ。

バス路線[編集]

2022年3月19日現在の路線(太字は終点停留所)
西鉄バス 貝塚駅バス停
※ほかに駅西側の国道3号上に「貝塚」バス停が、駅東側に「月見町」バス停がある。 

その他[編集]

  • 地下鉄1000系電車の一部には、かつて仮称である「貝塚公園」行の方向幕が装備されていた車両もあった。

廃止路線[編集]

1979年2月10日まで、宮地岳線は当駅よりさらに西方の千鳥橋まで運行していた。当駅 - 千鳥橋は、1954年3月5日に複線化、改軌(標準軌)、600Vに降圧され、福岡市内線に編入された(貝塚線)。ただし、正式には宮地岳線のままであった。千鳥橋方面の駅構内は頭端式2面3線のホームで、津屋崎方面とは背中合わせの形態であった。津屋崎方面へは貝塚車庫への出入庫線があった。福岡市内線(貝塚線)廃止後、解体撤去された。

隣の駅[編集]

福岡市交通局
箱崎線
箱崎九大前駅 (H06) - 貝塚駅 (H07)
西日本鉄道
貝塚線
貝塚駅(NK01) - 名島駅(NK02)

廃止路線[編集]

西日本鉄道
福岡市内線貝塚線(廃止)
九大中門 - 貝塚

脚注[編集]

  1. ^ その他事業 福岡地下鉄駅業務, JR西日本中国メンテック, https://j-c-maintec.co.jp/service/other/#category02 2023年1月3日閲覧。 
  2. ^ 各駅情報 貝塚駅 ”. 福岡市地下鉄 . 2023年1月3日閲覧。
  3. ^ 鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、121頁。 
  4. ^ 福岡市地下鉄事業概要 令和2年度”. 福岡市交通局. p. 61. 2021年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月3日閲覧。
  5. ^ 西鉄電車の全駅に駅ナンバリングを導入します!” (PDF). 西日本鉄道 (2017年1月24日). 2017年3月20日閲覧。
  6. ^ 貝塚駅 | 福岡市地下鉄”. 福岡市交通局. 2023年3月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月29日閲覧。
  7. ^ 地下鉄貝塚駅構内にコンビニエンスストアが誕生!!”. 福岡市交通局営業課 (2012年2月28日). 2014年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月27日閲覧。
  8. ^ ご担当者に聞く(福岡市地下鉄貝塚駅店様) - セブン-イレブン・ジャパン、2015年1月27日閲覧
  9. ^ 令和四年度事業概要” (PDF). 福岡市地下鉄 (2022年7月). 2023年1月3日閲覧。
  10. ^ 鉄道事業”. 西日本鉄道株式会社. 2022年10月22日閲覧。
  11. ^ 順位は西日本鉄道#鉄道事業の項目を参照の事
  12. ^ 2020年版 福岡市統計書 2021年9月21日閲覧。
  13. ^ 鹿児島本線 千早〜箱崎駅間 新駅設置について』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道、2020年10月16日。 オリジナルの2020年10月16日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20201016072634/https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2020/10/16/201016kaizuka_sineki.pdf2020年10月16日閲覧 
  14. ^ “JR九州、九大跡地再開発で新駅検討 箱崎-千早間 乗り換えなしで博多駅に”. 毎日新聞. (2020年9月16日). オリジナルの2020年9月17日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200917003403/https://mainichi.jp/articles/20200916/k00/00m/040/244000c 2020年9月18日閲覧。 
  15. ^ “JR九州が貝塚に新駅検討 地下鉄・西鉄の駅と近接 鹿児島線”. 西日本新聞. (2020年9月16日). オリジナルの2020年9月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200918112340/https://www.nishinippon.co.jp/item/n/645259/ 2020年9月18日閲覧。 
  16. ^ 鹿児島本線 千早~箱崎駅間 新駅の開業時期見直しについて』(PDF)(プレスリリース)九州旅客鉄道株式会社、2023年5月12日https://www.jrkyushu.co.jp/common/inc/news/newtopics/__icsFiles/afieldfile/2023/05/12/kaidukasineki_minaoshi.pdf2023年5月15日閲覧 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]