豪血寺一族

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豪血寺一族』(ごうけつじいちぞく)は、アトラスよりアーケードゲームとして発売されたゲームの名称、及びそのシリーズ名。ジャンルは対戦格闘ゲーム

作品解説[編集]

対戦格闘ゲームの黎明期の作品には奇抜な設定のものが多々あるが、その中でも本シリーズは第一作から「登場する全てのファイターが血縁関係にある」という稀に見る設定で始まっており、異質で濃厚な雰囲気を漂わせる作品になっている。この方向性は後の作品では「外部から招かれた格闘家」「一族を滅ぼすとする敵対者」など例外的人物も出てくるが、基本的にほぼ全ての出場者が血縁者であることは変わっていない。

アトラス開発の『グルーヴ オン ファイト 豪血寺一族3』までの作品は、イラストレーター村田蓮爾がキャラクターデザインを担当している[1]。また全作を通じて背景や田中敬一が作曲するBGMに妙なこだわりの見られるゲームで、特にBGMは一部を除いてほとんど歌入りになっている。なお、『新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』のイラストは中野友和が村田蓮爾の絵に似せて描いている。

『グルーヴ オン ファイト 豪血寺一族3』まではアトラスが制作、販売。開発はアトラスの関西事業所で行われていた。『新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』はアトラス許諾の元で、制作ノイズファクトリー、販売SNKプレイモア(『新・豪血寺一族 煩悩解放』はエキサイトよりの販売)という形でリリースされた。

パチンコメーカー西陣で『CR豪血寺一族』が開発された。

特色[編集]

設定こそ極めて独特な本作であるが、操作系は他の一般的な格闘ゲームの例から漏れず、方向レバー(方向キー)後ろでガード、コマンドとボタンで必殺技。ボタンは4ボタン制でパンチとキック、それぞれ弱と強がある。

当初の対戦格闘ゲームには無かった概念を多く取り入れており、「2段ジャンプ(飛び上がった空中でもう一度ジャンプできる)」や「ダッシュ攻撃(通常攻撃と違ったモーションが出る。本作においてはダメージも通常攻撃より大きい)」、更に2段ジャンプの標準装備に伴う「最大8画面分のステージ(基本は縦横2画面分ずつの4画面分、一部ステージでは両端の障害物を壊すことで2画面分ずつ広がる)」は豪血寺一族が初出とされている。現在では他のゲームにも取り入れられている概念だが、登場する全キャラクターが標準装備しているのはいまもって豪血寺シリーズくらいのものである。

その他「変身技」を持つキャラクターがいるのも特色。『モータルコンバット』のボスキャラクター“シャンツン”など、自分以外のキャラクターの姿に変身するキャラクターは他のシリーズにも多く出てくるが、このシリーズでは相手の精気を吸って老婆がモンペ姿の美少女に若返るなど、グラフィックはそのキャラクターのためだけに用意されており、技も全く別なキャラクターになってしまう。後のシリーズでは、初期状態で変身済み、特定の条件で変身が解けるというキャラクターも登場している[1]

『初代』以外では勝利デモにおいて負けたプレイヤーキャラクターは顔に落書きされてしまうオチがある。

BGM[編集]

豪血寺一族シリーズは、BGMについて格闘ゲームとしては異例のこだわりを以って製作されている。『2』『外伝』『新』では、BGMに歌詞をつけてにするという画期的な試みがなされている。歌詞は大半がシュールな内容で、電波ソングと分類することもできる。また、背景ではバックダンサーが曲に合わせて踊ったり、同じステージでもラウンドが進むとストーリー仕立てでBGMやダンスが変化したりと、総合的な演出もなされている[1]

本シリーズは、主人公が高齢の老婆である等、諸キャラクターの特徴性で注目を集めてきた部分が大きく、BGMそのものが注目を集めることは僅少であった。しかし、これらはインターネットの普及とインターネット上のアングラ文化の発達により、意外な形で大きな注目を浴びることとなった[1]

レッツゴー! 陰陽師[編集]

レッツゴー! 陰陽師
矢部野彦麿 & 琴姫 with 坊主ダンサーズの楽曲
収録アルバム CDで聞いてみて。〜ニコニコ動画せれくちょん〜
リリース 2006年5月28日
規格 YouTubeニコニコ動画
ジャンル ゲームソング
時間 5分24秒

レッツゴー! 陰陽師
(1)
エアーマンが倒せない
(2)

『新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』、『新・豪血寺一族 -煩悩解放-』のステージBGMの一つに『レッツゴー! 陰陽師[1]』という曲が配置されている。ユーロビート調の展開に琴など和風のテイストを加えたこの曲は、タイトルに陰陽師と標されているものの、ゲーム中に出現する陰陽師は画面背景中央の筮台(せいだい)に背をむけて座り九字を切るなどの仕草をするのみで、格闘キャラクターとしては登場せず、ゲーム進行の表面的には良くある地味な設定がなされている。

しかし『新豪血寺一族 -煩悩解放-』において、ゲーム中の一定条件を満たすと見ることができるPVが作成されたことで状況が一変する。ステージ背景のキャラクターである陰陽師「矢部野彦麿(やべのひこまろ)」が3Dアニメで登場し、巫女の「琴姫」や3名の僧侶からなる「坊主ダンサーズ」とともにロングバージョンの同曲に合わせて歌って踊るものが発表され、2007年1月から2月にかけて、閲覧者が自由にコメントを書き込むことの出来る動画配信サービスニコニコ動画上で人気を呼んだ[1]

この動画が話題になった当時、ニコニコ動画はYouTube等外部の動画共有サイトから取得した動画にコメントを付ける方式をとっていたが、制作者側はこの動画がアップロードされてインターネット上で話題になった事について「大勢の人に楽しんでもらえたから」との理由で、無断配信を黙認する姿勢を保っていた。ニコニコ動画(β)にサービスが変更されて以降は公式の動画として配信されている[1]

合計再生数は2008年1月に『【初音ミク】みくみくにしてあげる♪【してやんよ】』に抜かれるまで、全動画中1位の再生数を誇っていた(2012年11月現在は全動画中2位)。この経緯は、『カワズ君の検索生活』の2007年3月17日放送回においても取上げられている[2]。尚、2008年11月12日には「【初音ミク】みくみくにしてあげる♪【してやんよ】」に続いてニコニコ動画史上2番目の500万回再生を達成している[3]

その後、ニコニコ動画の管理元企業であるdwangoが正式に契約を結び、同社の着うたサイト上で同曲を配信することになった。製作元のノイズファクトリーもフルコーラスバージョンのサウンドトラックCDを通例通り自社通販で販売する事を発表したところ、自社通販の対応能力を超えかねない膨大な注文を受けたため、一般のCDショップにおいても販売されることとなった。自社通販版と一般販売版においては、収録内容に一部相違がある[4]

『レッツゴー!陰陽師』はニコニコ動画内において最も古い(動画投稿番号が若い)作品となっている[5]

2007年5月19日に開催のパフォーマンスイベントRINGにて『レッツゴー!陰陽師』のダンスが行われた。矢部野彦麿役は狂言師和泉元彌が務め、坊主ダンサーはプロレスラーの筑前りょう太らが務めた。

なお、2007年6月7日発売のニンテンドーDS用ゲーム『おんたま♪おんぷ島へん』(制作:ノイズファクトリー)と、2011年1月より稼働中のアーケードゲーム『ミュージックガンガン!2』にも「陰陽師」が収録されている。

2007年7月7日に実施されたAnimelo Summer Live 2007 Generation-A(主催:ドワンゴ)にて、スペシャルゲストとして「矢部野彦麿(でんちゅう)&琴姫(MOMOEIKA)」が登場。「陰陽師」を披露した。

2009年2月に開催されたAOU2009 アミューズメント・エキスポのアトラスブースにて、シリーズ新作である『豪血寺一族 先祖供養』が出展された際は、新作のPVとともに「レッツゴー!陰陽師」が出展ブース内に常時流され、「レッツゴー!陰陽師」の知名度を活用したアピールが行われた。

また、『豪血寺一族 先祖供養』では、「レッツゴー!陰陽師」と従来の陳念ステージのBGM「坊主でダダダ!」をミックスした「陰陽ジジジ!」が陳念ステージの新曲として収録された。

そして、2012年7月7日20時30分に1000万回再生の大台を記録。そして同月30日には公式からレッツゴー!陰陽師 1000万再生御礼ダンスという1000万回再生された事への喜びと感謝を示した動画を配信した。

2014年7月にはアトラスの親会社であるセガ(後のセガ・インタラクティブ)の音楽ゲーム「maimai GreeN PLUS」に映像付きで収録された。

そして、2017年4月6日にセガの音楽ゲームである「CHUNITHM AIR PLUS」に収録された。

登場人物[編集]

シリーズ構成[編集]

シリーズ各作の概要と登場キャラクターの一覧。

豪血寺一族[編集]

豪血寺一族
ジャンル 対戦格闘アクション
対応機種 アーケード
スーパーファミコン
メガドライブ
開発元 アトラス
SFC:エーアイ
発売元 アトラス
人数 1 - 2人
メディア AC:業務用基板
SFC:ロムカセット
MD:ロムカセット
発売日 AC:1993年11月
SFC:1994年10月14日
MD:1994年11月18日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
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豪血寺一族』は1993年11月にアトラスから発売されたアーケードゲーム。欧米では『Power Instinct 豪血寺一族』として発売。

豪血寺一族の血を引く8人のプレイヤーキャラクターから1人を選び、他の7人を蹴散らし、ラスボスである当代頭主・お梅を倒して新たな頭主の座につくのが目的。

主人公はお梅の双子の妹、お種。お梅とお種は双子なので、ゲーム上のグラフィックが同じ(色が違うだけ)で技も似たものだったが、技の性能は格段に違っていた。

家庭用ではスーパーファミコン版・メガドライブ版(いずれもアトラス)が発売されている。2011年10月4日よりWiiバーチャルコンソールで、2015年11月11日よりWii Uのバーチャルコンソールで、スーパーファミコン版がそれぞれ配信開始。

アーケードの初期バージョンは外部からのボタン操作のみでデバッグモードに入れる問題があり、ROM交換が行われた。後期版はボタン操作に加えて筐体内部のテストスイッチを押すことでデバッグモードに入ることが出来る。

登場キャラクター
  • 大山礼児(おおやま れいじ)
  • 豪血寺お種(ごうけつじ おたね)
    通常投げを成功させると一定時間スーパーお種に変身。
    スーパーファミコン版とメガドライブ版では対戦時に限り隠しキャラクターとして常にスーパーお種のままで使用可能。
  • キース・ウェイン
  • アニー・ハミルトン
  • アンジェラ・ベルテ
  • 破鳥才蔵(はっとり さいぞう)
  • 陳念(ちんねん)
  • ホワイト・バッファロー
  • 豪血寺お梅(ごうけつじ おうめ)
    最終ボス、CPU専用。通常投げを成功させると一定時間スーパーお梅に変身。

豪血寺一族2[編集]

豪血寺一族2
豪血寺一族2 ちょっとだけ最強伝説
ジャンル 対戦格闘アクション
対応機種 アーケード
PlayStation
開発元 アトラス
発売元 アトラス
人数 1 - 2人
メディア AC:業務用基板
PS:CD-ROM
発売日 AC:1994年10月
PS:1995年10月20日
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豪血寺一族2』(- ツー)はアトラスから1994年10月に発売されたアーケードゲーム。欧米では『Power Instinct 2』として発売。

ストーリーの時期は前作から1年後。お種の優勝で前大会は幕を下ろした事になっている。念願叶ってついに頭主の座に就いたはずのお種が「しばらく留守にする。後の事は任せた」とだけ書かれた手紙を残し失踪した。一族の家訓により頭主は一週間以上姿を消した場合、その座を追われる事になっており、また新たに頭主を決める大会が催される事となる。

使用可能キャラクターはお種と入れ替わりにお梅が加わり、さらに新規に5名の新キャラクターが追加されている。そのうちの一人、「弧空院金田朗」は5歳の幼稚園児、そしてまた別の一人は、高齢な老婆であるお梅・お種姉妹のさらに高齢な母、「豪血寺お志摩」101歳。モンスターやミュータントなどでなく、純粋な人間だけが登場する格闘ゲームとしては稀に見る年齢差である。

ゲームシステムとしては、新たに「忍耐メーター」を追加。『サムライスピリッツ』の怒りゲージのように、ダメージを受けるごとにメーターが増加し、最大になるといわゆる超必殺技である「一発奥義」が使える…というものだが、メーターが最大になると無敵になり接触した相手を押し返すオーラ(怒り爆発)が発生し、攻め続けられていても状況を五分に戻せるという先進的な緊急回避機能を持っている。また、前作でお種(お梅)のみが持っていた変身能力を、新キャラクター5人のうち3人が搭載している。

多くのステージ曲に歌を採用したり、背景キャラクターにステージ曲と同期した振り付けを行わせたのは本作からで、基板の容量の大半がこうした音楽周辺の演出に使われたという。登場キャラクターの一人である花小路クララ役およびクララのステージ曲である「魔法みたいな恋したい」の歌唱は三石琴乃が担当している。

純粋な家庭用移植作品は存在せず、アトラスからPlayStation版『豪血寺一族2 ちょっとだけ最強伝説』として副題つきで発売された。これは『2』をベースとしているが、家庭用オリジナルの対人戦専用の追加モード「チームバトルモード」にて、『最強伝説』の要素(隠しキャラクターやタッグバトル)が含まれている(ただしキャラクター性能は『2』準拠)。しかし、変身する度にロードが始まり対戦が一時止まってしまったり(一種のポーズ状態)斜めジャンプ攻撃が垂直ジャンプ攻撃と同じ物がでたり、ステージ背景の一部欠如(陳念ステージのバックダンサー、お種ステージのお種像など)があったりと、原作との相違点が多い。2011年4月13日よりゲームアーカイブスで配信開始。

登場キャラクター
  • 豪血寺お梅(ごうけつじ おうめ)
    使用キャラクターに変更。通常投げを成功させると一定時間スーパーお梅に変身。
  • 大山礼児(おおやま れいじ)
  • キース・ウェイン
  • アニー・ハミルトン
  • 陳念(ちんねん)
  • ホワイト・バッファロー
  • 破鳥才蔵(はっとり さいぞう)
  • アンジェラ・ベルテ
  • 花小路クララ(はなのこうじ クララ)
    特定の必殺技をヒットさせると一定時間スーパークララに変身できる。また、一発奥義は相手を変身させるというもの。
    PS版『ちょっとだけ最強伝説』では「チームバトル」に限り変身不可。
  • サハド・アスラーン・リュート
  • 弧空院干滋(こくういん かんじ)
    通常の変身キャラクターとは異なりスーパー干滋の状態がデフォルト。一発奥義を使用すると本来の姿へ弱体化してしまい、ある必殺技をヒットさせるまでスーパー干滋に変身できない。
  • 弧空院金田朗(こくういん きんたろう)
    通常投げを成功させると一定時間冥犬ポチに変身できる。
    PS版『ちょっとだけ最強伝説』では「チームバトル」に限り小悪魔に変身できる。
  • 豪血寺お志摩(ごうけつじ おしま)
  • 豪血寺お種(ごうけつじ おたね)
    前作のお梅と入れ替わる形で最終ボス、CPU専用。通常投げを成功させると一定時間スーパーお種に変身。
    PS版『ちょっとだけ最強伝説』では「チームバトル」に限り使用可能。
  • PS版『ちょっとだけ最強伝説』の「チームバトル」に限り登場
  • スーパークララ
  • 冥犬ポチ(めいけんポチ)
  • 黒子(くろこ)
    パートナー専用。
  • チャック
    隠しキャラクター。『最強伝説』とは違いパートナーとしても選択可能。

豪血寺外伝 最強伝説[編集]

豪血寺外伝 最強伝説
ジャンル 対戦格闘アクション
対応機種 アーケード
開発元 アトラス
発売元 アトラス
人数 1 - 2人
メディア 業務用基板
発売日 1995年5月
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豪血寺外伝 最強伝説』(-がいでん さいきょうでんせつ)はアトラスから1995年5月に発売されたアーケードゲーム。欧米では『Gogetsuji Legends』として発売[6]

前作におけるお種の失踪は、頭主への返り咲きを狙ったお梅の陰謀であった。しかし、そうまでして開いた大会だったがお梅は優勝を逃がしてしまい、新たな頭主は弧空院干滋に決まった。その干滋が暇潰しにタッグマッチ形式の大会を開くというストーリー[7]。シリーズ中で初めて、豪血寺初代頭主の血を引かない人物「地上最強の男・チャック」が登場する。

初期の『ザ・キング・オブ・ファイターズ』シリーズに近いチームマッチで、タッグマッチといいながらも同キャラクターを選べるため、前作までと変わらないスタイルで戦うこともできる。リーダーとパートナーを選択するが、本作では一般的なタッグ形式の格闘ゲームとは戦う順番が逆となっており、パートナーが先鋒として1ラウンド目で登場し、倒されると次のラウンドでリーダーが登場する。順番を入れ替えたり、ラウンドの途中で交代することはできない。

新システムに、ボタン同時押しによる「迎撃防御(必殺技でキャンセルできるガード)」と「ごっつい攻撃(強攻撃を越える威力の通常技)」を追加。

前作でラスボスであったお種のほか、一部の変身キャラクターの変身前・変身後が別キャラクター扱いになるなどで使用キャラクターは増加している。隠しコマンドを入力すれば、ラスボスのチャックも使用可能となる。

なお、本作のBGMで使用されている音源データは全て『2』と同一であり、それぞれのデータを組み替えてリミックス的に仕上げられている。新しいデータを追加することは出来なかったため、開発には非常に苦労したとのこと。

登場キャラクター
  • 豪血寺お梅(ごうけつじ おうめ)
    前作に引き続きデフォルトで選択可能。通常投げを成功させると一定時間スーパーお梅に変身。
  • 豪血寺お種(ごうけつじ おたね)
    前作とは違いデフォルトで選択可能。通常投げを成功させると一定時間スーパーお種に変身。
  • 大山礼児(おおやま れいじ)
  • キース・ウェイン
  • アニー・ハミルトン
  • 陳念(ちんねん)
  • ホワイト・バッファロー
  • 破鳥才蔵(はっとり さいぞう)
  • アンジェラ・ベルテ
  • 花小路クララ(はなのこうじ クララ)
    今作ではスーパークララと分離したため変身できない。
  • サハド・アスラーン・リュート
    今作のみアラビアンパロットに変身可能。
  • 弧空院干滋(こくういん かんじ)
    前作と同じくスーパー干滋の状態がデフォルト。一発奥義を使用すると本来の姿へ弱体化してしまい、ある必殺技をヒットさせるまでスーパー干滋に変身できない。
  • 弧空院金田朗(こくういん きんたろう)
    今作では冥犬ポチと分離したため、代わりに小悪魔の姿に変身する。
  • 豪血寺お志摩(ごうけつじ おしま)
  • スーパークララ
    前作ではクララの変身後だったが、クララと金田朗が喧嘩中に雷に打たれたことで分離し別キャラクターとなった。
  • 冥犬ポチ(めいけんぽち)
    前作では金田朗の変身後だったが、クララと金田朗が喧嘩中に雷に打たれたことで分離し別キャラクターとなった。
  • 黒子(くろこ)
    パートナー専用キャラクター。最終ボスのパートナーとしても登場する。
  • チャック
    最終ボス。隠しキャラクターとして使用可能。リーダー専用キャラクター。

グルーヴ オン ファイト 豪血寺一族3[編集]

グルーヴ オン ファイト 豪血寺一族3
ジャンル 対戦格闘アクション
対応機種 アーケード
セガサターン
開発元 アトラス
発売元 アトラス
人数 1 - 2人
メディア AC:業務用基板
SS:CD-ROM
発売日 AC:1997年5月
SS:1997年5月16日
その他 SS:4M拡張RAM同梱版も発売
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グルーヴ オン ファイト 豪血寺一族3』(GROOVE ON FIGHT ごうけつじいちぞく スリー)はアトラスから1997年5月に発売されたアーケードゲーム。日本国外では未発売。

舞台は『2』から21年後の未来である西暦2015年という設定で、前作まで争っていたお種・お梅が歳月を経て結託し、タッグマッチ制の頭主大会を開催するというストーリー。新世代を意識した作品となっており、キャラクターデザインが一新され、お種とお梅以外のキャラクターは全て入れ替えとなった。登場キャラクターが豪血寺の血縁関係という設定は健在だが、関係が明示されているのは前作までのキャラクターの子孫であるクリス・ウェインと花小路ポプラだけである他、最終ボスのブリストルは豪血寺一族の敵対者であり血縁関係はない。シリーズ本編の時系列設定では最も未来に位置する作品。

前作に引き続きのタッグマッチ形式を採用しているが、本作では一般的なタッグ形式の格闘ゲームに準じてリーダーが先鋒になった。さらに、新たに「戦闘中に任意で交代できる」「待機中は体力が回復する」など、『X-MEN VS. STREET FIGHTER』に近いシステムを採用しているが、そこにも「倒れた敵や味方を飛び道具として投げつけられる」などといった豪血寺シリーズ独特の味付けがなされている。

新キャラクターの造形や世界観は全体的に退廃的な印象を持っている。曲に関してはジャンルの多様さはそのままだが、歌や振り付けは採用されなかった。

なお、ラスボスのブリストルはデビルサマナーという設定で、必殺技として『真・女神転生』シリーズに登場する悪魔(キャラクターデザインは金子一馬)を多数召喚する。さらに、女神転生シリーズの『女神異聞録ペルソナ』にも、ある重要キャラクターがこのゲームをプレイしている描写がある。

家庭用はアトラスからセガサターン版が同月に発売されている。

登場キャラクター
  • ラリー・ライト
  • クリス・ウェイン
  • 花小路ポプラ(はなのこうじ ポプラ)
  • 乙霧レミ(おとぎり れみ)
  • ソーリス=R8000
  • M.A.D(マックス=アックス=ダックス)
  • 天神橋筋六(てんじんばし すじろく)
  • 雪上火澄(ゆきのうえ ひずみ)
  • 豪血寺お梅&お種(ごうけつじ おうめ アンド おたね)
    中ボス1(リーダー)。今作では背中あわせに腰の部分を縛り、2人で一体のキャラクターとして登場する。
  • ファルコ
    中ボス1(パートナー)。
  • ルドルフ・ゲルトハイマー
    中ボス2。
  • デミアン・シェイド
    業務用ではゲルトハイマーのパートナーだが非戦闘のサブキャラクター扱い。セガサターン版で使用可能な隠しキャラクターとして追加された。
  • ブリストル・ウェラー
    最終ボス。一度倒されるとデビル形態の「ブリストルD」に変身する。セガサターン版では両形態をそれぞれ別々の隠しキャラクターとして使用可能。

新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-[編集]

新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-
ジャンル 対戦格闘アクション
対応機種 アーケード
ネオジオ
開発元 ノイズファクトリー
発売元 AC:プレイモア
NG:プレイモア
人数 1 - 2人
メディア AC:MVS用ロムカセット
NG:ネオジオ用ロムカセット
発売日 AC:2003年3月21日
NG:2003年5月29日
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新豪血寺一族 闘婚 -Matrimelee-』(しん ごうけつじいちぞく とうこん マトリメレー)は2003年3月21日にプレイモア(現:SNK)から発売されたアーケードゲーム。今作はノイズファクトリーが開発しており、発売元もアトラスからではなくなった。欧米では『Power Instinct Matrimelee』として発売。

ストーリーは『豪血寺一族2』の約1年後。豪血寺一族は、某国のイベントに招待される。これの目的は、某国の王位継承者の結婚相手を探すことであった。

数人のキャラクターが新規に追加され、前作までの登場キャラクターは新たにイラストを描き起こされているが、「変身技」が廃止されている。途中で『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』(同じノイズファクトリー制作だが、発売元は違うため厳密に言えば他社のゲームである)のキャラクターが乱入したり、ラスボスはお姫様プリンセス・シシーであったりと、混沌とした展開になっている。

楽曲については『2』『外伝』の歌による総合演出路線が復活。各キャラクターごとに専用ステージは用意されていないが、代わりにほぼ全ステージが歌入りのものとなった。ただし、一部の海外地域での稼動を想定して海外版ではボーカルの無い簡略化したBGMとなっている。これはMVSカートリッジの容量を節約するため、一曲を除いてサンプリング音源で流している為、過去作と異なりボーカルパートとBGMパートを別々に再生する事が出来なかった為である。その唯一サンプリング音源で再生されていないBGMもゲーム中で仕様されている効果音やボイスを繋ぎ合せて作った海外向けのED曲(国内版のEDはボーカルメドレー)である。

家庭用はプレイモア / ノイズファクトリーからネオジオ版が発売されている。

登場キャラクター
  • シリーズ続投キャラクター
  • 大山礼児(おおやま れいじ)
  • アニー・ハミルトン
  • キース・ウェイン
  • 豪血寺お梅(ごうけつじ おうめ)
  • 豪血寺お種(ごうけつじ おたね)
  • 弧空院干滋(こくういん かんじ)
    過去作と違い、スーパー干滋の姿にはならない。
  • 陳念(ちんねん)
  • 破鳥才蔵(はっとり さいぞう)
  • 花小路クララ(はなのこうじ クララ)
  • ポチ
  • ホワイト・バッファロー
  • 新登場のキャラクター
  • オロフ・リンデロード
  • 九戸真太郎(くの しんたろう)
  • 九戸文太郎(くの ぶんたろう)
  • 城門光(じょうもん ひかる)
  • プリンセス・シシー
    最終ボス。ネオジオ版のみ隠しキャラクターとして使用可能。
  • レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズからのキャラクター
  • エリアス・パトリック
  • ジミー(ジェームズ・ルイス)
  • Mr.ジョーンズ
  • リン・ベーカー
    いずれも隠しキャラクター。

新・豪血寺一族 -煩悩解放-[編集]

新・豪血寺一族 -煩悩解放-
ジャンル 対戦格闘アクション
対応機種 PlayStation 2
開発元 ノイズファクトリー
発売元 エキサイト
人数 1 - 2人
メディア DVD-ROM
発売日 2006年5月25日
対象年齢 CEROB(12才以上対象)
コンテンツ
アイコン
セクシャル、暴力
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新・豪血寺一族 -ぼんのうかいほう-』(しん ごうけつじいちぞく ぼんのうかいほう)は2006年5月25日にエキサイトから発売されたPlayStation 2用ソフト。日本国外では未発売。

『闘婚』のアレンジ移植かつストーリー上は続編にあたり、プリンセス・シシー主催の大会で、優勝者には王位継承権以外の望みを一つ叶えてあげる、という設定となっている。

基本的なシステムは前作と基本的に同じだが、版権の都合上、『レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズ』からのキャラクターは全て削除された(ただし、特定のステージ背景に同作そっくりなゲーム画面があるのはそのまま)。システム面では「黒子システム」が廃止された一方、過去作の「変身システム」が復活し、一部のキャラクターが再登場、さらにタレントボビー・オロゴンが最終ボスとして追加された。また、オンラインバトル対応、煩悩カードシステムなど、家庭版専用ならではの機能が追加された。

本来は2月23日に発売される予定だったが、1月にボビーの起こした暴力事件の影響で、5月25日まで発売が延期された。

登場キャラクター
  • シリーズ続投キャラクター
  • 大山礼児(おおやま れいじ)
  • アニー・ハミルトン
  • キース・ウェイン
  • 豪血寺お梅(ごうけつじ おうめ)
    過去作と同じくスーパーお梅に変身可能。
  • 豪血寺お種(ごうけつじ おたね)
    過去作と同じくスーパーお種に変身可能。
  • 弧空院干滋(こくういん かんじ)
    過去作と同じく再びスーパー干滋の状態がデフォルトになった。
  • 陳念(ちんねん)
  • 破鳥才蔵(はっとり さいぞう)
  • 花小路クララ(はなのこうじ クララ)
    過去作と同じくスーパークララに変身可能。
  • プリンセス・シシー
    今作ではストーリー上はサブキャラクターで、対戦でのみ隠しキャラクターとして使用可能。
  • ホワイト・バッファロー
  • オロフ・リンデロード
  • 九戸真太郎(くの しんたろう)
  • 九戸文太郎(くの ぶんたろう)
  • 城門光(じょうもん ひかる)
  • 再登場のキャラクター
  • 弧空院金田朗(こくういん きんたろう)
    変身システム復活に伴い、冥犬ポチと再び統合される形で再登場した。
  • アンジェラ・ベルテ
  • 新登場のキャラクター
  • ボビー・オロゴン
    最終ボス。対戦でのみ隠しキャラクターとして使用可能。

豪血寺一族 先祖供養[編集]

豪血寺一族 先祖供養
ジャンル 対戦格闘アクション
対応機種 アーケード
開発元 ノイズファクトリー
発売元 ピーアイシー
人数 1 - 2人
メディア TAITO TYPE-X
NESiCAxLive
発売日 TAITO TYPE-X: 2009年7月24日
NESiCAxLive: 2012年2月22日
その他 NESiCAxLive: バランス再調整版
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豪血寺一族 先祖供養』(- せんぞくよう)は2009年7月24日にピーアイシーから発売されたアーケードゲーム。TAITO TYPE-X基板を使用。日本国外では未発売。

キャッチコピーは「あの一族が帰ってきてしまった…

アーケードのシリーズ新作としては『闘婚』以来およそ6年ぶりとなるが、アトラスが業務用ビデオゲーム事業の販売より撤退したため、販売はピーアイシーに引き継がれている。

2012年2月22日にバランスを再調整してNESiCAxLiveで配信された。

登場キャラクター
  • シリーズ続投キャラクター
  • 大山礼児(おおやま れいじ)
  • キース・ウェイン
  • アニー・ハミルトン
  • アンジェラ・ベルテ
  • 豪血寺お梅(ごうけつじ おうめ)
    過去作と同じくスーパーお梅に変身可能。
  • 豪血寺お種(ごうけつじ おたね)
    過去作と同じくスーパーお種に変身可能。
  • 弧空院干滋(こくういん かんじ)
    過去作と違い最初は元の姿で、一時的にスーパー干滋に変身する形式となった。
  • 弧空院金田朗(こくういん きんたろう)
    過去作と同じく冥犬ポチに変身可能。
  • 陳念(ちんねん)
  • 破鳥才蔵(はっとり さいぞう)
  • 花小路クララ(はなのこうじ クララ)
    過去作と同じくスーパークララに変身可能。
  • ホワイト・バッファロー
  • 新キャラクター
  • 大山凛(おおやま りん)
  • エリザベス・ベルテ
    スーパーエリザベスに変身可能。
  • サンドラ・ベルテ
    スーパーサンドラに変身可能。
  • 破鳥匠(はっとり たくみ)
  • プリンス
    通常は呪いで不細工な姿だが、ダメージを受けると一時的に真の姿に戻る。
  • 豪血寺新十郎(ごうけつじ しんじゅうろう)
    最終ボス。CPU専用。
  • 隠しキャラクター
    NESiCAxLive版では最初から使えるようになった。
  • 城門光(じょうもん ひかる)
  • 九戸真太郎(くの しんたろう)
  • 九戸文太郎(くの ぶんたろう)
  • オロフ・リンデロード
  • プリンセス・シシー
    「出現コマンドを探せ! キャンペーン」が行われ、当選者にはポスターが授与された。

CR豪血寺一族[編集]

CR豪血寺一族』は2010年9月26日にパチンコメーカー西陣から発売されたタイアップ機。

キャラクター設定やイラストなどは『新』と『先祖供養』をベースとしているが、旧作のデザインに戻っているキャラクターも存在している。

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 株式会社QBQ編 『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p42
  2. ^ 「陰陽師」はなぜ削除されなかったのか - "豪血寺"サントラCDが発表
  3. ^ 【コラム】陰陽師、500万再生達成! ニコニコニュース
  4. ^ 新・豪血寺一族 -煩悩解放- 【重要なお知らせ】
  5. ^ 番号は「sm9」(smはSMILEVIDEOに投稿された動画につくナンバリング)。現存する中で唯一投稿番号が一桁の動画でもある。
  6. ^ 本来は「Goketsuji」だが、本作のみ日本版含め何故か「血」の部分が濁った表記となっている。
  7. ^ 後述する『グルーヴ オン ファイト』のストーリーでは”一時、お種が頭主になった”との記述はあるが、干滋が頭主になった記述は全く書かれていない。それとは逆に『闘婚』の干滋の設定では元頭主と記述がある。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]