豚玉毛丼

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豚玉毛丼
「毛呂山食堂」で提供される豚玉毛丼
種類 丼物
発祥地 日本の旗 日本
地域 毛呂山町旗 埼玉県入間郡毛呂山町
考案者 毛呂山町役場と同町飲食店
誕生時期 2010年11月
主な材料 白米豚肉鶏卵ユズ
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豚玉毛丼(ぶったまげどん)は、埼玉県入間郡毛呂山町の名産品を材料としたご当地グルメ。毛呂山町の町おこしのため、2010年に考案された。

概要[編集]

毛呂山町名産品である鶏卵ユズを使用したご当地。厚めに切ったロース豚肉と玉子、タマネギ醤油ベースの甘辛いタレで煮込み、ご飯を盛った丼に盛り付ける。いわゆる他人丼の一種だが、半熟卵と刻みユズを載せるのを特徴とする。材料は「桂木ゆず」など全て毛呂山町産のものを使用しており、地産地消の一品である[1][2][3][4]

毛呂山町内の飲食店で提供されるほか、関越自動車道高坂サービスエリア下り線などでも提供されている。高坂サービスエリアでは、これをアレンジした「毛呂豚の柚子塩丼」が販売され、2014年開催の「NEXCO東日本 どんぶり王座決定戦!」ではその丼が埼玉ブロック代表となった[5]

半熟卵を使用していることから、持ち帰り出前には対応していない[3]

発祥・名称[編集]

町おこしのため、毛呂山町役場職員と地元の飲食店3店が考案[4]2010年11月に誕生した[1]

考案者の毛呂山町産業振興課職員によると、名前の由来は、毛呂山町内で育てられた「豚肉」と鶏の卵(「玉子」)、そして「毛呂山町」の頭文字をつなぎ合わせたものとなっている[1][6]。ほか、「ぶったまげるほどおいしい」という意味合いも込められていると紹介されることもある[2]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 日本最古のゆずが味のアクセント「豚玉毛丼」」(PDF)『ライフプラン情報誌 ALPS』Vol.119(2014年10月号)、一般財団法人地域社会ライフプラン協会、45頁、2022年7月9日閲覧 
  2. ^ a b 埼玉のおすすめご当地グルメ15選!「彩の国」のグルメはこんなにも豊富”. はらへり. FULL HOUSE. 2022年7月9日閲覧。
  3. ^ a b 豚玉毛丼”. 旅ぐるたび. ぐるなび. 2022年1月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月9日閲覧。
  4. ^ a b news every. 2020/03/17(火)15:50 の放送内容”. TVでた蔵. ワイヤーアクション. p. 2. 2022年7月9日閲覧。(2024年3月5日時点公開終了)
  5. ^ 「NEXCO東日本 どんぶり王座決定戦!決勝大会」の実施結果について』(プレスリリース)NEXCO東日本、2014年3月11日https://www.e-nexco.co.jp/pressroom/head_office/2014/0311/00006606.html2022年7月9日閲覧 
  6. ^ 日本最古の柚子のまち!?【埼玉県毛呂山町】で植物観察[後編]”. BuNa - Bun-ichi Nature Web Magazine. 文一総合出版 (2018年6月5日). 2022年7月9日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]