豊富温泉

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Hot springs 001.svg豊富温泉
温泉情報
所在地 北海道天塩郡豊富町字温泉
座標 北緯45度4分25秒
東経141度50分23秒
座標: 北緯45度4分25秒 東経141度50分23秒
交通 鉄道-JR北海道宗谷本線豊富駅
詳細は#アクセス参照
泉質 ナトリウム塩化物泉
泉温(摂氏 41~42
宿泊施設数 6
外部リンク 豊富町観光協会
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豊富温泉

豊富温泉(とよとみおんせん)は北海道天塩郡豊富町にある温泉。

アクセス[編集]

泉質[編集]

  • ナトリウム塩化物泉(ナトリウム塩化物泉(弱アルカリ性高張性低温泉)と、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性高張性高温泉)の2種類の泉質)
    • 源泉温度41~42℃。わずかに黄濁し、井戸からは石油や天然ガスとともに湧出してくるため、僅かに油分を含み弱い石油臭がある。
  • 「油風呂」とも呼ばれることもある特徴的な湯は、衣服に着色するほどお湯が濃いため、一部の宿泊施設ではあえてろ過や加水を行っている。町営の日帰り入浴施設「ふれあいセンター」では、源泉をそのまま使用した湯治用の浴場の他、ろ過加水を行った一般用浴場も併設している。
  • 温泉水と石油とともに天然ガスも噴出しており、かつてはガス発電にも利用された。現在でも温泉地区で使用されているが、配管や設備の老朽化で廃止が検討されている。

皮膚病への効能[編集]

古くから火傷に効くとされてきたが、近年では乾癬アトピー性皮膚炎などに効能があることが話題となり、全国から湯治客や観光客が訪れるようになった。1999年には町営の保養宿泊所「湯快宿(ゆかいじゅく)」が設置され、長期滞在型の湯治も可能となっている。また、豊富温泉の濃縮水の販売もされている。

2017年には、豊富町教育委員会は、アトピー性皮膚炎などの皮膚病で通学が困難な小・中高校生を対象に、宿泊費や交通費などを助成する湯治モニターを募集した[1]

なお、温泉の効能は万人にその効果を保証するものではない。皮膚病に対する効能があるとされているが、医学的には解明されていない部分も多い。

温泉街[編集]

豊富市街からの温泉街入口。バス停留所前から。
町営の日帰り入浴施設「ふれあいセンター」

豊富町の中心部から東方約6kmに位置する。温泉街には5軒ほどの宿泊施設があり、またスキー場や町営の日帰り入浴施設が備えられた。1978年稚内温泉が開業するまでは日本最北の温泉地であり、現在でも年間25万人が訪れる最北の温泉街として親しまれている。

歴史[編集]

  • 1926年(大正15年) - 石油を試掘している最中、天然ガスとともに温泉が湧き出た。日本最北の温泉となった。
  • 1930年(昭和5年) - 川島旅館創業。
  • 1932年(昭和7年) - 天塩電灯株式会社がガス発電による発電所を設置。温泉地区、豊富市街に点灯。
  • 1933年(昭和8年) - 豊富温泉株式会社が創立される。
  • 1957年(昭和32年) - 北海道電力が日本初の事業用ガスタービン発電所を開設、1972年まで稼動。
  • 1958年(昭和33年) - 町営元湯館新築、事業開始。
  • 1965年(昭和40年) - 豊富温泉スキー場が開設。
  • 1978年(昭和53年) - 稚内市で温泉(稚内温泉)が湧き出たため、日本最北端温泉ではなくなる。
  • 1979年(昭和54年)11月 - 元湯館火災により焼失。
  • 1982年(昭和57年)11月 - 町営ニューホテルサロベツがオープン。
  • 1988年(昭和63年)12月 - 元湯館跡地にふれあいセンター新設、営業開始。
  • 1992年(平成4年)1月13日 - 国民保養温泉地に指定。
  • 1999年(平成11年)1月 - 豊富町温泉保養宿泊所「湯快宿」オープン。
  • 2004年(平成16年)4月 - 町営ニューホテルサロベツを民間へ譲渡。その後2009年廃業。
  • 2009年(平成20年)9月 - ふれあいセンター内に湯治をサポートする総合案内所「コンシェルジュ・デスク」を新設。
  • 2015年(平成27年)11月 - 名湯百選に選ばれる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]