谷町四丁目駅
谷町四丁目駅 | |
---|---|
9号出入口(2018年10月) | |
たにまち4ちょうめ Tanimachi 4-chome | |
所在地 | 大阪市中央区谷町四丁目 |
所属事業者 | 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) |
駅構造 | 地下駅 |
ホーム | 4面4線(各線2面2線) |
乗車人員 -統計年度- |
44,392人/日(降車客含まず) -2023年- |
乗降人員 -統計年度- |
91,038人/日 -2023年- |
開業年月日 | 1967年(昭和42年)3月24日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ●谷町線 |
駅番号 | T23 |
キロ程 | 14.2 km(大日起点) |
◄T22 天満橋 (0.9 km) (1.0 km) 谷町六丁目 T24► | |
所属路線 | ●中央線 |
駅番号 | C18 |
キロ程 | 11.1 km(コスモスクエア起点) |
◄C17 堺筋本町 (1.0 km) (1.3 km) 森ノ宮 C19► | |
備考 | キロ程は営業キロ |
谷町四丁目駅(たにまちよんちょうめえき)は、大阪府大阪市中央区谷町四丁目にある、大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro) の駅。谷町線と中央線の2路線が乗り入れる。駅番号は谷町線がT23、中央線がC18。
歴史
[編集]- 1967年(昭和42年)
- 1968年(昭和43年)12月17日:谷町線が当駅から天王寺まで延伸、同線の途中駅となる。
- 1969年(昭和44年)12月6日:中央線が当駅から本町まで延伸し大阪港まで直結、同線の途中駅となる。
- 2018年(平成30年)4月1日:大阪市交通局の民営化により、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)の駅となる。
- 2024年(令和6年)3月23日:中央線ホームの可動式ホーム柵[1]の使用を開始。
駅構造
[編集]谷町線・中央線ともに相対式ホーム2面2線の地下駅。谷町線ホームの方が中央線ホームより下層にあり、中央線ホーム本町寄りに、谷町線ホーム天王寺寄りに通じる連絡階段が設けられている。改札口は中央線ホーム双方の本町寄りに1ヵ所ずつあるほか、森ノ宮寄り付近と東梅田寄り付近にも1ヵ所ずつあり、合計4ヵ所。
当駅は、阿波座管区駅に所属しており、阿波座副管区駅長により当駅および森ノ宮駅を管轄している。
のりば
[編集]番線 | 路線 | 行先 |
---|---|---|
谷町線ホーム | ||
1 | 谷町線 | 天王寺・八尾南方面[2] |
2 | 東梅田・都島・大日方面[2] | |
中央線ホーム | ||
1 | 中央線 | 森ノ宮・長田・生駒・学研奈良登美ヶ丘方面[2] |
2 | 本町・大阪港・コスモスクエア方面[2] |
-
リニューアル後の2号出入口(2018年10月)
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谷町線ホーム(2012年5月)
-
中央線ホーム(2024年7月)
配線図
[編集] ↑ 谷町線 東梅田・都島・大日方面 |
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← 中央線 阿波座・大阪港・ コスモスクエア 方面 |
→ 中央線 森ノ宮・長田・生駒・ 学研奈良登美ヶ丘 方面 |
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↓ 谷町線 天王寺・文の里・八尾南方面 |
||
凡例 出典:[3]、[4][5] |
特徴
[編集]- 当駅付近に谷町線 - 中央線の短絡線が存在する。谷町線の車両の森之宮検車場への回送時などに使用されている。
- 駅名・所在地ともに谷町四丁目となっているが、谷町線の駅施設は大半が谷町三丁目に位置する(中央線の駅施設は大手前四丁目に所在)。かつて谷町筋を通っていた大阪市電谷町線が本町通との交点に谷町三丁目電停、農人橋通(現・中央大通西行き)との交点に谷町四丁目電停を設置していたこともあって、谷町筋の地下を通る谷町線と中央大通の地下を通る中央線の乗換駅である当駅の駅名には谷町四丁目が採用されている。
- 中央線ホームに設置されているホームドアは、今後実施されるリニューアルの構内デザインに合わせ[6]、Osaka Metroでは初めてかつ現状唯一の黒い筐体となっている。
利用状況
[編集]2023年11月7日の1日乗降人員は91,038人(乗車人員:44,392人、降車人員:46,646人)である。Osaka Metroの全107駅中第11位である。谷町線の駅では天王寺駅、東梅田駅に次ぐ第3位である。2017年の調査で第4位の天満橋駅を上回った。中央線の駅では本町駅、堺筋本町駅に次ぐ第3位である。
各年度の特定日利用状況は下表の通り。なお1969・1995年度の記録については、それぞれ1970・1996年に行われた調査である。
年度 | 調査日 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 出典 | |
---|---|---|---|---|---|---|
府 | メトロ | |||||
1967年(昭和42年) | 11月14日 | 9,236 | 9,982 | 19,218 | [大阪府 1] | |
1968年(昭和43年) | 11月12日 | 12,900 | 12,102 | 25,002 | [大阪府 2] | |
1969年(昭和44年) | 1月27日 | 21,134 | 22,709 | 43,843 | [大阪府 3] | |
1970年(昭和45年) | 11月 | 6日23,677 | 25,724 | 49,401 | [大阪府 4] | |
1972年(昭和47年) | 11月14日 | 24,549 | 26,987 | 51,536 | [大阪府 5] | |
1975年(昭和50年) | 11月 | 7日28,023 | 29,951 | 57,974 | [大阪府 6] | |
1977年(昭和52年) | 11月18日 | 28,853 | 30,564 | 59,417 | [大阪府 7] | |
1981年(昭和56年) | 11月10日 | 31,244 | 32,434 | 63,678 | [大阪府 8] | |
1985年(昭和60年) | 11月12日 | 31,678 | 33,355 | 65,033 | [大阪府 9] | |
1987年(昭和62年) | 11月10日 | 35,380 | 37,146 | 72,526 | [大阪府 10] | |
1990年(平成 | 2年)11月 | 6日37,884 | 38,828 | 76,712 | [大阪府 11] | |
1995年(平成 | 7年)2月15日 | 37,858 | 37,562 | 75,420 | [大阪府 12] | |
1998年(平成10年) | 11月10日 | 38,883 | 41,727 | 80,610 | [大阪府 13] | |
2007年(平成19年) | 11月13日 | 41,719 | 43,265 | 84,984 | [大阪府 14] | |
2008年(平成20年) | 11月11日 | 42,100 | 43,892 | 85,992 | [大阪府 15] | |
2009年(平成21年) | 11月10日 | 43,597 | 43,967 | 87,564 | [大阪府 16] | |
2010年(平成22年) | 11月 | 9日42,372 | 43,958 | 86,330 | [大阪府 17] | |
2011年(平成23年) | 11月 | 8日40,987 | 42,669 | 83,656 | [大阪府 18] | |
2012年(平成24年) | 11月13日 | 39,884 | 40,779 | 80,663 | [大阪府 19] | |
2013年(平成25年) | 11月19日 | 40,602 | 41,679 | 82,281 | [大阪府 20] | [メトロ 1] |
2014年(平成26年) | 11月11日 | 40,912 | 42,328 | 83,240 | [大阪府 21] | [メトロ 2] |
2015年(平成27年) | 11月17日 | 44,497 | 44,976 | 89,473 | [大阪府 22] | [メトロ 3] |
2016年(平成28年) | 11月 | 8日44,740 | 45,391 | 90,131 | [大阪府 23] | [メトロ 4] |
2017年(平成29年) | 11月14日 | 45,809 | 47,549 | 93,358 | [大阪府 24] | [メトロ 5] |
2018年(平成30年) | 11月13日 | 45,484 | 46,633 | 92,117 | [大阪府 25] | [メトロ 6] |
2019年(令和元年) | 11月12日 | 45,533 | 46,901 | 92,434 | [大阪府 26] | [メトロ 7] |
2020年(令和 | 2年)11月10日 | 38,932 | 39,425 | 78,357 | [大阪府 27] | [メトロ 8] |
2021年(令和 | 3年)11月16日 | 37,769 | 39,109 | 76,878 | [大阪府 28] | [メトロ 9] |
2022年(令和 | 4年)11月15日 | 38,897 | 40,494 | 79,391 | [大阪府 29] | [メトロ 10] |
2023年(令和 | 5年)11月 | 7日44,392 | 46,646 | 91,038 | [メトロ 11] |
路線別の内訳(1998年度まで)
[編集]最新の路線別データである1998年調査によると、谷町線のみの乗降人員は東梅田駅・天満橋駅・天王寺駅・谷町九丁目駅に次ぐ5位。ただし乗り入れる2路線の合計はこの時点で谷町九丁目駅を上回っていた。
また中央線のみの乗降人員は堺筋本町駅・弁天町駅・本町駅・森ノ宮駅・阿波座駅に次ぐ6位で、線内の大阪市中心部の区間としては少ない数字となっている。ただし、インバウンド等の影響を大きく受けている駅の1つであるため、現在は当時とは状況が異なっている可能性がある。
年度 | 調査日 | 路線 | 乗車人員 | 降車人員 | 乗降人員 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|---|
1967年(昭和42年) | 11月14日 | 2号線 | 7,492 | 7,753 | 15,245 | [大阪府 1] |
4号線 | 1,744 | 2,229 | 3,973 | |||
1968年(昭和43年) | 11月12日 | 2号線 | 10,559 | 9,169 | 19,728 | [大阪府 2] |
4号線 | 2,341 | 2,933 | 5,274 | |||
1970年(昭和45年) | 11月 | 6日谷町線 | 17,710 | 19,041 | 36,751 | [大阪府 4] |
中央線 | 5,967 | 6,683 | 12,650 | |||
1972年(昭和47年) | 11月14日 | 谷町線 | 18,932 | 20,710 | 39,642 | [大阪府 5] |
中央線 | 5,617 | 6,277 | 11,894 | |||
1975年(昭和50年) | 11月 | 7日谷町線 | 19,565 | 21,071 | 40,636 | [大阪府 6] |
中央線 | 8,458 | 8,880 | 17,338 | |||
1977年(昭和52年) | 11月18日 | 谷町線 | 20,331 | 21,587 | 41,918 | [大阪府 7] |
中央線 | 8,522 | 8,977 | 17,499 | |||
1981年(昭和56年) | 11月10日 | 谷町線 | 22,761 | 23,518 | 46,279 | [大阪府 8] |
中央線 | 8,483 | 8,916 | 17,399 | |||
1985年(昭和60年) | 11月12日 | 谷町線 | 23,339 | 24,286 | 47,625 | [大阪府 9] |
中央線 | 8,339 | 9,069 | 17,408 | |||
1987年(昭和62年) | 11月10日 | 谷町線 | 26,440 | 27,527 | 53,967 | [大阪府 10] |
中央線 | 8,940 | 9,619 | 18,559 | |||
1990年(平成 | 2年)11月 | 6日谷町線 | 28,136 | 28,937 | 57,073 | [大阪府 11] |
中央線 | 9,748 | 9,891 | 19,639 | |||
1995年(平成 | 7年)2月15日 | 谷町線 | 27,481 | 27,356 | 54,837 | [大阪府 12] |
中央線 | 10,377 | 10,206 | 20,583 | |||
1998年(平成10年) | 11月10日 | 谷町線 | 27,680 | 29,725 | 57,405 | [大阪府 13] |
中央線 | 11,203 | 12,002 | 23,205 |
駅周辺
[編集]難波宮跡・法円坂遺跡の最寄駅で、大手前の官公庁街および大坂城追手口にも近接する。谷町筋側に高架橋や地下道を設けた天満橋(土佐堀通)・谷町6(長堀通)・谷町9(千日前通)の各交差点と異なり、谷町4交差点(中央大通)では谷町筋側は平面道路のみで、中央大通側に高架橋を設けて渋滞緩和が図られている。
施設
[編集]企業・法人等
[編集]教育機関
[編集]公的機関等
[編集]- 大阪府庁新別館・別館
- 大阪府警察本部
- 大阪家庭裁判所
- 国立病院機構大阪医療センター
- 大阪労働局第二庁舎
- 大阪合同庁舎第2号館・第2号館別館・第4号館
- 自衛隊大阪地方協力本部(第2号館)
- 大阪管区気象台(第4号館)
- 大阪府国民健康保険団体連合会
- 大阪東公共職業安定所
- 大阪府パスポートセンター
商業施設
[編集]- ドン・キホーテ 法円坂店
バス路線
[編集]駅東側の上町筋には大阪シティバスの馬場町停留所と国立病院大阪医療センター停留所があり(62号系統:大阪駅前行と住吉車庫前行が停車)、いずれもバスの車内放送で「地下鉄谷町四丁目」と案内される。
2008年3月29日まで赤バス(中央ループ)の谷町四丁目停留所が8号出入口付近に設置されていたが、路線廃止とともに停留所も廃止された。また、2014年3月31日まで4号出入口付近に105号系統天満橋行が停車する谷町三丁目停留所が存在していたが、こちらも路線廃止とともに廃止された。
隣の駅
[編集]- 大阪市高速電気軌道 (Osaka Metro)
- 谷町線
- 中央線
- 括弧内は駅番号を示す。
脚注
[編集]記事本文
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “中央線 谷町四丁目駅の可動式ホーム柵の運用開始について”. Osaka Metro. 2024年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月14日閲覧。
- ^ a b c d “Osaka Metro|谷町四丁目”. www.osakametro.co.jp. 2023年6月10日閲覧。
- ^ 「特集 短絡線ミステリー6」、『鉄道ファン』、通巻第502号 2003年2月号、10頁、交友社、2003
- ^ 井上孝司 『配線略図で広がる鉄の世界 - 路線を読み解く&作る本』 ISBN 978-4-7980-2200-0、秀和システム、178頁、2009
- ^ 大阪市交通局公式ホームページ - 各駅案内・谷町四丁目駅
- ^ “ワクワクする魅力的な駅へ ~ Osaka Metro 地下空間の大規模改革 ~”. Osaka Metro. 2024年3月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年8月14日閲覧。
利用状況
[編集]- 大阪市高速電気軌道
- ^ 路線別乗降人員 (2013年11月19日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2014年11月11日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2015年11月17日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2016年11月8日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2017年11月14日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2018年11月13日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2019年11月12日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2020年11月10日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2021年11月16日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2022年11月15日(火)交通調査) (PDF)
- ^ 路線別乗降人員 (2023年11月7日(火)交通調査) (PDF)
- 大阪府統計年鑑
- ^ a b 大阪府統計年鑑(昭和43年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(昭和44年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(昭和45年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(昭和46年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(昭和48年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(昭和51年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(昭和53年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(昭和57年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(昭和61年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(昭和63年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成3年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成8年) (PDF)
- ^ a b 大阪府統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成20年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成21年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成22年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成23年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成24年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成25年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成26年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成27年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成28年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成29年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(平成30年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 谷町四丁目駅(谷町線) - Osaka Metro
- 谷町四丁目駅(中央線) - Osaka Metro