谷口英明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
たにぐち ひであき
谷口 英明
プロフィール
出身地 日本の旗 日本 大阪市東住吉区(現在の平野区
生年月日 (1955-06-17) 1955年6月17日(64歳)
血液型 A型
最終学歴 京都外国語大学
勤務局 サンテレビジョン
活動期間 1979年 -
ジャンル 報道・情報・スポーツ
公式サイト 公式プロフィール
出演番組・活動
出演中 虎辞書なる!!
情報スタジアム 4時!キャッチ
出演経歴 サンテレビボックス席
ニュースEyeランド
ニュース・シグナル
午後キュン

谷口 英明(たにぐち ひであき、1955年6月17日 - )は、サンテレビジョン(サンテレビ)のシニアアナウンサー

概歴[編集]

大阪市東住吉区(現在の平野区喜連の出身。阪神タイガース捕手時代からスポーツアナウンサーとして取材・共演の機会が多い矢野燿大(阪神一軍監督、元・朝日放送野球解説者)について、サンテレビの番組で「同じ平野区の隣町出身」と語ったことがある。

後に入社するサンテレビとの縁は開局の年(1969年)に阪神甲子園球場にタイガース戦を見に行った際、サンテレビが無料で配布していたUHFコンバーターをもらい、それを家のテレビに繋げて「初めて巨人戦以外のタイガースの試合を見た」ことから。それからタイガースにどっぷり嵌る様になったという[1]

京都外国語大学卒業後の1979年(昭和54年)に、サンテレビへ入社した。当初は報道番組へ出演したが、『サンテレビボックス席』の実況担当として契約していた元NHK岡田実による紹介で、NHKの新人アナウンサー研修に参加。当時NHKに在籍していたスポーツアナウンサー(島村俊治など)から指導を受けたのを機に、スポーツアナウンサーとしての活動も始めた。

スポーツアナウンサーとしては、プロ野球中継の『サンテレビボックス席』をはじめ、サッカーラグビーゴルフなどの中継で実況やリポートを担当。プロ野球のオフシーズンに放送される『熱血!タイガース党』では、初代の司会を務めた。2003年からは、スポーツ中継に加えて、プロ野球シーズン限定で金曜日に不定期で放送される『虎辞書なる!!』にナビゲーターとして出演している。ちなみに、「虎辞書なる」というタイトルは、谷口による造語。同番組のオープニングでは、「あなたは歴史の証人です!」というフレーズを言いながら、右手の人差し指をテレビカメラに向ける姿が必ず見られる。

スポーツ関連以外の番組では、2005年4月から2年間、平日夕方のローカルニュース番組『ニュースEyeランド』の月曜日でメインキャスターを担当。2007年4月2日から2012年3月30日は、後番組の『ニュース・シグナル』でもメインキャスターを続けていた。

ちなみに、『ニュース・シグナル』には、2011年3月まで月~金曜日に出演。このため、2010年のプロ野球シーズンまではスポーツ中継への出演機会が(同番組を放送しない)週末や祝日に限られていた。

2011年4月からは、同じスポーツアナウンサーである後輩の小浜英博が木・金曜日のメインキャスターに就任したため、平日の『サンテレビボックス席』中継へ登場する機会が増加。『ニュース・シグナル』終了後の2012年4月からは、再びスポーツ中継を中心に活動している。阪神甲子園球場で阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズ戦があった同年10月9日には、試合終了後に開かれた金本知憲(当時・阪神タイガース外野手)の引退セレモニーで場内の司会を務めた。

2015年の誕生日で60歳に達したため、同年6月30日付でサンテレビを定年退職。ただし、定年後もシニアアナウンサー(嘱託社員)として、番組への出演を続けている。2016年4月からは、スポーツアナウンサーとしての活動と並行しながら、自社制作の情報番組(『午後キュン』シリーズ → 『情報スタジアム 4時!キャッチ』金曜分)で三船美佳と共にMC(司会)を担当中。その一方で、2019年9月19日の阪神対東京ヤクルトスワローズ戦(甲子園)中継を最後に、『サンテレビボックス席』での実況担当を勇退した。

ちなみに、自身と同じくスポーツ中継を中心に活動するフリーアナウンサーに、名前の1文字だけが違う谷口明がいる。

プロ野球実況での特徴[編集]

『サンテレビボックス席』では、同局への入社10年目に当たる1988年(昭和63年)5月31日に、阪神タイガース対ヤクルトスワローズのナイトゲーム中継で実況デビュー(解説:並木輝男)。サンテレビの局アナとしても初めて実況を務めた。

1998年(平成10年)5月26日のタイガース対中日ドラゴンズのナイトゲーム中継(倉敷マスカットスタジアム)では、川尻哲郎(当時・タイガース投手)によるノーヒットノーラン達成の瞬間を実況した。

2005年(平成17年)の阪神タイガースセントラル・リーグ優勝決定試合(9月28日阪神甲子園球場での読売ジャイアンツ戦)で実況を担当。優勝決定の瞬間に叫んだ「岡田阪神・大願成就!!」とのセリフは、後年『虎辞書なる!!』でこの試合を放送した際のサブタイトルにもなった。2012年劇場公開の実写映画あなたへ」(東宝製作、高倉健主演)では、サンテレビ・阪神タイガースからの協力の下に、試合終了の瞬間の映像を谷口の実況音声とともに劇中で使っている。また、『ボックス席』でのタイガース公式戦中継が通算で3000試合に達した2013年4月には、記念特別番組『3000回メモリアル!~タイガースと共に~』や『NEWS PORT』(『ニュース・シグナル』の後継番組)内の特集(いずれも同月29日放送)でナビゲーターを務めた。

『ボックス席』の実況では、落ち着いた口調と球場の雰囲気を重視することが特徴。谷口自身も、「(選手が活躍した際)一番喜んでいるのは視聴者であって、自分が真っ先に喜んで(視聴者の)邪魔をしてはいけない」といった趣旨のコメントを残している。現に実況では、打球の行方に自身の声を乗せることがほとんどない。このため、サンテレビのアナウンサーでありながら、毎日放送(MBSテレビ)の『ちちんぷいぷい』でインタビューを受けたことがある。「プロの阪神ファン」を公言する当時の総合司会・角淳一からの要望によるもので、スポーツ実況の経験がない角は、谷口を「野球の実況では日本一のアナウンサー」と絶賛している。

その一方で、落ち着いた口調に似合わず、選手紹介にギャグを織り混ぜることもある。福岡ダイエーホークス(ダイエー)戦の途中経過を伝える際、ブレイディー・ラジオ投手を「ダイエーの先発はテレビ・・・失礼ラジオ」と口走ったことがある。また、木村拓也広島東洋カープに在籍した時期には、阪神と広島の試合中に「バッターは反町・・・失礼キムタク」とわざとらしく紹介。マイク・キンケードが阪神に在籍していた時期には、試合中の全力疾走を「これがいわゆるキンちゃん走りです」と表現していた。

また、『ボックス席』での阪神戦完全中継に誇りを持つあまり、実況を担当する試合で他局(主にNHK-BS)のプロ野球中継を意識した発言を盛り込むこともある。他の地上波テレビ局が全国ネットでプロ野球のナイトゲームを(最大延長)21時過ぎまで放送していた時期には、その中継が終了したことを見計らって『サンテレビボックス席』を見始めた視聴者に向けて、「他局からお越しのみなさんこんばんは、こちらは完全中継のサンテレビ!」と挨拶していた。

『サンテレビボックス席』で最後に実況を担当した2019年9月19日の阪神対ヤクルト戦(甲子園)中継では、この年に阪神へ入団した近本光司外野手が、1回裏の第1打席でセントラル・リーグ公式戦におけるシーズン最多安打の新人記録(通算154安打)を達成した瞬間に遭遇。『虎辞書なる!』で過去の阪神戦中継映像を流し始める際の決め台詞(「あなたは歴史の証人です」)を交えながら、視聴者に向けて、「テレビ(『ボックス席』)を御覧の皆さんは、『歴史の証人』となりました」と表現した。さらに、この記録を長嶋茂雄(巨人1年目の1958年に153安打)が永らく保持してきたことを踏まえて、「サンテレビボックス席(での実況を)、今日をもって引退とさせていただきます。長嶋茂雄さんの(引退セレモニーでの)言葉を借りるならば、『サンテレビ ボックス席は永久に不滅です』」という表現で最後の実況を締めくくった[2]

現在の出演番組[編集]

いずれも、放送上の肩書は「サンテレビアナウンサー」。

過去の担当番組[編集]

※以前ノーシードだった自身の担当校報徳学園仙台育英相手に逆転した際に逆転の報徳はまだ生きていました!!!と実況した。高校サッカーとの掛け持ちをしており、3回戦以後はサッカー専念のため原則的には登場せず、しかし77回大会は担当校の報徳学園が準決勝に進んだため報徳サイドのリポーターを務めた。
※サンテレビでは現在、高校ラグビーのうち、小浜の実況で兵庫大会決勝だけを放送。高校サッカーについては、全国大会を含めて、後輩アナウンサーの湯浅明彦が実況やリポートを担当している。

脚注[編集]

  1. ^ 「タイガースファンという生き方」、1999年、メディアファクトリー刊、P136
  2. ^ 阪神・近本がミスター超え 谷口アナ「サンテレビ視聴者は歴史の証人」(サンテレビNEWS2019年9月20日付記事)

外部リンク[編集]