講談社ラノベチャレンジカップ

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講談社ラノベチャレンジカップ(こうだんしゃラノベチャレンジカップ)とは講談社ラノベ文庫が主催する公募新人文学賞の一つである。

概要[編集]

常に新しい才能を発見することが、講談社ラノベ文庫の最大の使命となっており、先に創設された講談社ラノベ文庫新人賞と併せて新人作家の発掘に力を加えるべく創設された。第1回の募集には384作が集まり、その中から4作が賞を受賞した。第1回より年1回(毎年10月31日締切)の募集となる。

講談社ラノベ文庫新人賞同様、一次選考通過者全員に作品の評価シートを送る。また編集部の様子を見るため、作品創りに対するアドバイスなどを行うために二次選考通過者全員をラノベ文庫編集部へ招き入れている。その際に1作品につき原則1名、上限付きで往復交通費等が全額支給されるのが講談社ラノベ文庫新人賞との大きな違いである[1]

第1回および第2回の募集時には応募作品の枚数制限が100枚 - 150枚(40文字×34行)とされていたが、第3回の募集より下限枚数が80枚で上限は無制限となった。これは第1回・第2回の選考委員を務めた杉井光の提案によるものである[2]。変更後の応募規定に基づき行われた第3回選考においては「ページ数が多いから受賞したわけではない」ものの「通常の3倍を越えるページ数の作品」が大賞を受賞するという結果となっている[3]

講談社ラノベ文庫が募集する新人賞は、講談社ラノベチャレンジカップの他に講談社ラノベ文庫新人賞もあり、新人作家の発掘に積極的であることがうかがえる[4]

賞の種類[編集]

  • 大賞 - 賞金100万円、受賞作品にて作家デビュー
  • 優秀賞 - 賞金50万円、受賞作品にて作家デビュー
  • 佳作 - 賞金10万円、受賞作品にて作家デビュー

受賞作品については講談社ラノベ文庫公式サイトならびに、募集締め切り翌年に発売される文庫挟み込みチラシにて発表される。

選考委員[編集]

第1回(2011年) - 第2回(2012年)
杉井光(ライトノベル作家)、講談社ラノベ文庫編集部
第3回(2013年) - 第5回(2015年)
竹井10日(ライトノベル作家)、講談社ラノベ文庫編集部
第6回(2016年) -
鏡貴也(ライトノベル作家)、講談社ラノベ文庫編集部

入賞作品一覧[編集]

斜字は未刊行作品。()内は改題。

回数 応募作
総数
タイトル
(刊行時表題)
著者
(刊行時筆名
第1回
(2011年)
[5]
384 大賞 魔法少女地獄 安藤白悧
優秀賞 ごーいんぐ? ほーみんぐ! 霧鳴篤明
佳作 赤猫のベニさん
ベニ・コンプレックス
曽我部浩人
魔法使いの実習生
銀糸の魔法式
朝倉イネ
浅倉イネ
第2回
(2012年)
[6]
150 大賞 女子には誰にも言えない秘密があるんです! ~双子だから倍だけどねっ~
女子には誰にも言えない秘密があるんです!
山本充実
佳作 ストレンジ/エッジ
ストレンジ・エッジ
椿博太
Die maschinen Fräulein 中村紘崇
リディの恋愛必勝マニュアル
シス×トラ
橘九位
第3回
(2013年)
[7]
254 大賞 ドラグーンズ・メイル 壬門州三
佳作 僕と凛の、危険な日常。
今日、となりには君がいない。
清水苺
二線級ラブストーリー 持崎湯葉
第4回
(2014年)
[8]
310 佳作 ぜんぶ死神が無能なせい 広重若冲
雛菊こころの深層心理
雛菊こころのブレイクタイム
ひなた華月
隣にいつも
夜空ノ一振リ
雪崎ハルカ
イー・ヘブン 奥村惇一朗
第5回
(2015年)
[9]
353 優秀賞 ツール・ド・ガールズ!! さいききょうや
佳作 墓守のバラッド
白き姫騎士と黒の戦略家
髙橋右手
スベテ観察記 域端更志
超真面目くんと超不思議ちゃん 恋は戦いだ
友達いらない同盟
子魔都つむぎ
園生凪
第6回
(2016年)
[10]
403 大賞 猫のいる店、猫のいた場所
あのねこのまちあのねこのまち
紫野一歩
優秀賞 業焔の大魔導士 〜まだファイアーボールしか使えない魔法使いだけど異世界最強〜 鬱沢色素
佳作 だからオカズは選べない 天秤☆矢口
第7回
(2017年)
[11]
502 優秀賞 Fools and smoke 衛元藤吾
caNcel -2 to 3- 界達かたる
佳作 傀儡のマトリョーシカ Her Nesting Dolls 河東遊民

脚注[編集]

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  1. ^ “講談社ラノベチャレンジカップのお知らせ”. 講談社コミックプラス. http://kc.kodansha.co.jp/SEP/90008/01/application_for_lnove/apply_lnove.html 2013年5月5日閲覧。 
  2. ^ “第2回講談社ラノベチャレンジカップ 選考会風景&講評”. 講談社コミックプラス. http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/2/review/ 2016年1月3日閲覧。 
  3. ^ “第3回講談社ラノベチャレンジカップ 選考会風景&講評”. 講談社コミックプラス. http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/3/review/ 2016年1月3日閲覧。 
  4. ^ 『このライトノベルがすごい!2013』(宝島社)p.167. ISBN 978-4-8002-0357-1
  5. ^ “「第1回講談社ラノベチャレンジカップ」”. 講談社コミックプラス. http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/1/ 2016年1月3日閲覧。 
  6. ^ “「第2回講談社ラノベチャレンジカップ」”. 講談社コミックプラス. http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/2/ 2016年1月3日閲覧。 
  7. ^ “「第3回講談社ラノベチャレンジカップ」”. 講談社コミックプラス. http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/3/ 2016年1月3日閲覧。 
  8. ^ “「第4回講談社ラノベチャレンジカップ」”. コミックプラス. http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/4/ 2016年1月3日閲覧。 
  9. ^ “「第5回講談社ラノベチャレンジカップ」”. コミックプラス. http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/5/ 2016年4月3日閲覧。 
  10. ^ 「第6回講談社ラノベチャレンジカップ」”. コミックプラス. 2017年3月28日閲覧。
  11. ^ “「第7回講談社ラノベチャレンジカップ」”. 講談社コミックプラス. http://lanove.kodansha.co.jp/award/challengecup/7/ 2018年4月1日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]