諏訪大社陸上競技大会

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諏訪大社陸上競技大会
開始年 1927
主催 諏訪大社、長野陸上競技協会
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諏訪大社陸上競技大会(すわたいしゃ りくじょうきょうぎたいかい)は長野県諏訪郡下諏訪町の下諏訪町営陸上競技場で毎年10月中旬に開催されている陸上競技の大会である。

概要[編集]

その名称のとおり「諏訪大社」が主催者(共同主催:諏訪陸上競技協会)として開催している。

1927年昭和2年)に第1回大会を開催以来現在まで続く陸上競技大会。2007年には80回記念大会が開催された。

歴史[編集]

  • 1927年(昭和2年)、前年(1926年)に創設された諏訪大社体育協会によって第1回大会開催(開催場所は下諏訪小学校)。
  • 第2次世界大戦のため1944年(昭和19年)から1947年(昭和22年)まで中止。また、1950年から1956年まで、1958年から1962年までの中断を挟むが、1963年から今日まで開催されている。
  • 第76回大会(2003年)から地元の諏訪陸上競技協会が共同主催するようになった。
  • 会場の下諏訪町営陸上競技場はシンダートラックの為に降雨などのコンディション不良で開催が中止になることがある。
一般男子優勝チーム(諏訪大社大総代旗)
回数 開催年 優勝チーム
第72回 1999 茅野高等学校
第73回 2000 諏訪清陵高等学校
第74回 2001 岡谷工業高等学校
第75回 2002 岡谷工業高等学校
第76回 2003 岡谷南高等学校
第77回 2004 長野大学
第78回 2005 岡谷工業高等学校
第79回 2006 松本市陸協
第80回 2007 下諏訪向陽高等学校
第81回 2008 下諏訪向陽高等学校
第82回 2009 創造学園大学附属高等学校
第83回 2010 東海大学付属第三高等学校
第84回 2011 創造学園高等学校
第85回 2012 高森AC
第86回 2013 高森AC
第87回 2014 坂城高等学校
第88回 2015 降雨中止
第89回 2016 降雨中止
第90回 2017 東海大学付属諏訪高等学校
第91回 2018 東海大学付属諏訪高等学校
第92回 2019 岡谷南高等学校
第93回 2020 中止
第94回 2021 中止

会場[編集]

大会は長野県諏訪郡下諏訪町にある「下諏訪町営陸上競技場(日本陸連第4種公認)」で開催される。この競技場は、トラックが1周250mと現代では珍しい規格の競技場である。他に走幅跳、走高跳のピットを備えている。1964年の東京オリンピック開催に際し、日本人マラソン選手の強化目的で当時最先端の練習手法である「高所トレーニング」を行うために諏訪の地が選ばれ、霧ケ峰高原と下諏訪に公認規格のトラックを設けたことが由来となっている。