許由

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

許由(きょゆう)は、中国古代の三皇五帝時代の人と伝わる、伝説の隠者である。[1]

伝説によれば、許由は陽城槐里の人でその人格の廉潔さは世に名高く、当時の帝がその噂を聞き彼に帝位を譲ろうと申し出るが、それを聞いた許由は潁水のほとりにおもむき「汚らわしいことを聞いた」と、その流れで自分の耳をすすぎ、箕山に隠れてしまったという。[1]

堯から帝位を譲る申し出を受けた一人であり、高士として知られる巣父(そうほ)は、まさに牛にその川の水を飲ませようとしていたが、許由が耳をすすぐのを見て「牛に汚れた水を飲ませるわけにはいかぬ」と立ち去ったという。[2]

その光景は昔から書画の題材としてよく好まれた。東京国立博物館所蔵の伝狩野永徳作『許由巣父図』などが有名である。

脚注[編集]

[ヘルプ]

注釈[編集]

出典[編集]