コンテンツにスキップ

言語学大辞典

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

言語学大辞典(げんごがくだいじてん、英語: The Sanseido Encyclopedia of Linguistics[1])は、三省堂が刊行する言語学辞典。「世界にも類のない,質量ともに空前の規模の言語および言語学の百科全書」を謳う[2][3]

概要

[編集]

全7巻。1巻から4巻までは世界言語編として世界の諸言語約3500を五十音順に収録し、5巻が1巻から4巻の補遺と索引、6巻が言語学の用語、別巻が文字の解説になっている。各巻とも5万円前後で販売される。

巻次 巻サブタイトル 出版年 ISBN ウェブサイト
一巻 世界言語篇(上)あ-こ 1988 4-385-15213-6 【三省堂】言語学大辞典 第1巻 世界言語編(上)あ-こ
二巻 世界言語篇(中)さ-に 1989 4-385-15216-0 【三省堂】言語学大辞典 第2巻 世界言語編(中)さ-に
三巻 世界言語篇(下-1)ぬ-ほ 1992 4-385-15217-9 【三省堂】言語学大辞典 第3巻 世界言語編(下-1)ぬ-ほ
四巻 世界言語篇(下-2)ま-ん(付録:項目一覧) 1992 4-385-15212-8 【三省堂】言語学大辞典 第4巻 世界言語編(下-2)ま-ん
五巻 補遺・言語名索引篇 1993 4-385-15214-4 【三省堂】言語学大辞典 第5巻 補遺・言語名索引編
六巻 術語篇 1996 4-385-15218-7 【三省堂】言語学大辞典 第6巻 術語編
別巻 世界文字辞典 2001 4-385-15177-6 【三省堂】言語学大辞典 別巻 世界文字辞典[4]

編著者

[編集]

編修委員

[編集]

関係書籍

[編集]

セレクションとして次の2巻が、当該タイトルに沿った言語部分を抜粋した分冊として刊行されている。

アイヌ語の解説部分が英訳され、別に刊行されている[7]

同じく三省堂から刊行された次の書籍は、その執筆者らにより『言語学大辞典』の「術語編」と相補うものであると考えていると言明されている[8]

脚注

[編集]
  1. ^ 表紙に掲げるもの。全文データベースのサイトには、’’Sanseido's Linguistic Encyclopedia’’(SLE)の表現もみられる。
  2. ^ 言語学大辞典 < Sanseido Word-Wise Web(三省堂辞書サイト) - ウェイバックマシン(2018年7月7日アーカイブ分)
  3. ^ 【三省堂】言語学大辞典 第1巻 世界言語編(上)あ-こ | 言語学の歴史と現在を総括し、言語研究の新しい基礎を築く、言語および言語学の百科全書。 | 三省堂 WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond-
  4. ^ 一部の見出し項目(文字の解説)の一部のページがPDFで閲覧できる。
  5. ^ 【三省堂】言語学大辞典セレクション 日本列島の言語 | 『言語学大辞典』所収の「アイヌ語」「日本語」「琉球列島の言語」の3項目をまとめた分冊版。 | 三省堂 WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond-
  6. ^ 【三省堂】言語学大辞典セレクション ヨーロッパの言語 | 『言語学大辞典』より、ロマンス諸語、ゲルマン語派、スラブ語派を中心に19項目を収載した分冊版。 | 三省堂 WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond-
  7. ^ 三省堂-The Ainu Language - ウェイバックマシン(2017年11月20日アーカイブ分)
  8. ^ 【三省堂】明解言語学辞典 | 言語学の広い分野を統合整理し、近年急速に研究が進んだ新しい概念も取り込んだ、初学者から研究者まで使える待望の辞典! | 三省堂 WORD-WISE WEB -Dictionaries & Beyond-

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]