西照寺 (杉並区)

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西照寺
所在地 東京都杉並区高円寺南2-29-3
位置 北緯35度42分0秒 東経139度39分3秒 / 北緯35.70000度 東経139.65083度 / 35.70000; 139.65083座標: 北緯35度42分0秒 東経139度39分3秒 / 北緯35.70000度 東経139.65083度 / 35.70000; 139.65083
山号 普明山
宗派 曹洞宗
本尊 聖観音菩薩
創建年 天正2年(1574年
開山 明堂文龍
文化財 道了堂(杉並区登録文化財)
法人番号 4011305000309 ウィキデータを編集
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西照寺(さいしょうじ)は、東京都杉並区にある曹洞宗寺院

概要[編集]

1574年天正2年)、明堂文龍によって開山した。日比谷沖の海中より発見された阿弥陀如来像を安置していた御堂を寺院化したものである[1]

その後、徳川家康による江戸城築城で武家地となったため、1612年慶長17年)に芝金杉(現・港区)に移転し、1665年寛文5年)に芝白金台町(現・港区白金)に移転した[1]

1677年延宝5年)に勘定奉行など幕府の要職を歴任した岡田善政が葬られて以降、旗本岡田家の菩提寺となった[2]

明治維新時の放火で全焼したが、間もなく再建している。再建した建物に島崎藤村が寄宿していたことがある。都市開発の影響で、1911年(明治44年)に現在地に移転した[1]

墓所[編集]

交通アクセス[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c 114 西照寺【寺院】(高円寺南2丁目29番3号)杉並区教育委員会事務局生涯学習推進課文化財係
  2. ^ 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年、139-141p

参考文献[編集]

  • 大谷光男、嗣永芳照 著『杉並区史跡散歩 (東京史跡ガイド15)』学生社、1992年

関連項目[編集]